風船も検査もできないヘリウム不足がきた

風船も検査もできないヘリウム不足がきた件まとめました。
244
前へ 1 2 ・・ 6 次へ
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

@hirarihira 我が国全体でのヘリウム再液化使用率の、信頼できる数値は見当たりません。追ってご紹介しますが、施設ごとの“回収率”については、大学低温センターなどが出している数値があります。またMRIなどで個体ごとに“再凝縮機能”を持っているものも増えています。

2012-08-18 12:58:39
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

国全体での“再液化使用率”を把握するには、個別データの積算では難しく、期首・期末の、液体ヘリウム総入荷量と総保有量、期中総使用量と総未使用量から出すのでしょうか…。ヘリウムに関する“統計データ”の収集は今後の行政の課題と思います。

2012-08-18 13:01:27
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

まぁ同様なことが『回収・ガス貯蔵・液化・液貯蔵・払い出し→回収』というサイクルを繰り返す“大学低温センター”の評価基準でも言えます。筑波大の報告 http://t.co/QwqFpGwy があります。回収率の算出式を紹介し、それによる評価で95%前後の達成を報告しています。

2012-08-18 14:03:39
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

我が国のヘリウム管理の“文化”を紹介する前に、今(2012-08)のヘリウム流通事情を示す記事を紹介します。まずは2012年07月13日の化学工業日報記事『ヘリウムガス タイト感が強まる』 http://t.co/hLAssigb です。短い記事ですが端的に実情を表しています。

2012-08-19 00:38:54
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

つづいて業界紙ガスレビューNo.749号(2012年8月1日号)『米国需給タイトでヘリウム調達危機的状況』 http://t.co/TEsctORh です。が…あまり今年の事情を表しているようには見えません。省ヘリウムの呼び掛けは今年特有かもしれませんが…。

2012-08-19 00:39:56
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

今年の春先(3/9)に、溶接関係の業界紙:産報出版のWeb頁でも『2011年ヘリウム生販実績/生販ともに2年ぶり減』 http://t.co/Qw09OLur を掲載しています。これは日本産業・医療ガス協会の生産・販売統計を元にしたもので“減”を嘆くかのような記事です。

2012-08-19 00:42:14
リンク t.co ニュース記事 | トップニュース | 2011年ヘリウム生販実績/生販ともに2年ぶり減 産報出版は、溶接に関するあらゆるメディアを展開する専門出版社です。
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

その元となったのは日本産業・医療ガス協会のヘリウム生産・販売実績統計 http://t.co/rAJtvTbJ 2007年~2011年です。末端価格で総額いくらなのかが表示されていないのが残念ですが、用途別の量が表記されています。

2012-08-19 00:44:44
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

液体ヘリウム流通の滞りが様々な“心配”を生む話として、Procrastinator's columnというブログに2012年2月29日『MRIに迫る危機?』 http://t.co/ErsfwNjR と題した記事があったので紹介します。この方は本質を捉えているように思います。

2012-08-19 00:48:23
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

今ある超伝導応用機器はレアース:ヘリウムに依存しています。米国がクシャミすると我が国は肺炎で床に臥す…が如くにならなければ良いのですが…。そこに何かしらの対策が無ければ、JR東海が商用リニア新幹線を走らせるとき、ヘリウムは足りるか?あるいは完全閉サイクルが可能か?…心配です。

2012-08-19 01:12:32
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

一定量のヘリウムを国内で“離散的に備蓄”する方策を考える必要がありそうです。液体ヘリウムの大型貯槽を多数置くのではなく、既にある超伝導応用機器それぞれの“消費設備”ごとに、回収・再液化の閉サイクルを考える…それを奨励するのが良さそうです。

2012-08-19 01:17:20
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

一方で目の前の問題…不定期需要への供給の不安定…はどのように課題化し、どんな“策”を立てれば良いのか判りません。ただ、その“問題”が表面化していないことが気になります。LNGの8千万トン/年と比べるとゴミのようですが、供給不安定がもたらす負の経済効果は試算できないものでしょうか。

2012-08-19 01:19:18
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

ヘリウム(He)輸入に関する障害が何処にあるのか、その詳細や対策について“誰”が考えているのか私には判りません。しかし国が或いは科学技術開発政策の関係者が、ぼんやりと“気”にしていることは分かります。関係省庁が“He不要”を狙いとした技術開発をいろいろ助成しているからです。

2012-08-21 19:47:54
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

低温工学関係では“高温超伝導技術”と“4K冷凍機技術”の、開発の狙いがそれに当たります。その二つの技術開発のキーワードには必ずと言って良いほど『液体ヘリウム不要』が掲げられています。そうまで嫌われる“He依存性”であるにも拘らず…目の前のヘリウム不足には“無策”…です。

2012-08-21 19:49:17
野口隆志(cryogenics) @nogchiTAKASHI

政策上、液体ヘリウム不要化技術の開発は重要!!としながら、何故、目の前のHe調達の課題がおろそかになってしまうのか…。考えてみると、『いずれの技術開発もすぐに実現する』と思っている…と思わされている?…ふしがあります。

2012-08-21 19:54:27
小林利章 @koba_py

日本のヘリウム需給事情が深刻を通り越して危機的な状況ですよ。特に研究用液体ヘリウムは出荷制限で,どこを探しても売ってません。ヘリウムは希少資源で戦略物資,大事に使いましょうね。

2012-11-09 18:20:22

いよいよ供給不足へ

きみ_Lica @kimi_lica

ヘリウムの安定供給に岩谷がんばれとしか言わざるを得ない。 2013からカタールから輸入開始だそうだ。 http://t.co/e5e5jKxo

2012-11-13 21:18:52
中村敏和⊿ @ims_nakamura

ヘリウムは実は産業用途が多いのです.液晶とか光ファイバー製造とかで <岩谷産業(PDF) http://t.co/FebvRS2W

2012-11-13 21:05:22
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

@ims_nakamura @meguru_ ヘリウム供給停止とは、こちら http://t.co/NqSaRxmU にありますようなご事情ですか? ロシアからの供給が安定して得られるには、まだ時間がかかるのですね。http://t.co/kRomRVQA

2012-11-13 21:21:05
中村敏和⊿ @ims_nakamura

アメリカに全面的に頼っているところで,事故や供給制限(戦略物資)があるためですね. RT @ayano_kova @meguru_ ヘリウム供給停止とは、こちら http://t.co/ooZUYG28  ご事情…  ロシアから http://t.co/gNohmFRW

2012-11-13 21:25:09
前へ 1 2 ・・ 6 次へ