イノベーションのジレンマについての与太話
- mikantsuki
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@kis 旧産業が高コスト化している間に、直接の連続性がないところから低コストで同等の機能を提供するものが出てきてしまい、対抗できなくなるのが「イノベーションのジレンマ」だと理解してます
2012-11-21 12:14:14@mikantsuki 結局、イノベーションでの後続は必要条件ではなくて、成長することでニッチ・高コスト化してしまうジレンマなのではないかと。
2012-11-21 12:17:16@kis 「ジレンマ」のところはまさにそうです、成長が極限に近づいて高コスト構造で新顧客・新ニーズに対応できなくなる。それでも、脅かされなければいいんですけど、低コストなものが出てきちゃう。それは技術革新が原因になることが多いので「イノベーション」のジレンマと呼ばれる、のだと。
2012-11-21 12:19:36@mikantsuki イノベーションのほうに目をとらわれず、成長すること自体がもっているジレンマに気づいたほうが有益なんじゃないかと。
2012-11-21 12:24:03@kis 成長するというより、成長が行き詰って局所最適化してしまったときに、そこから抜けられないジレンマ、ですね。イノベーションというのはまあ、今安穏と生きてる場所を捨てて違う場所の探索へ向かえるかどうか、ってことだと思います。移れないことをジレンマ、と呼んでるのだと。
2012-11-21 12:26:18@kis まあそれでも、競争相手がいなければ別に安泰なんですよ<高コスト・ニッチ化 最終的に低コストで成長した新勢力に市場を奪われることで滅びちゃう
2012-11-21 12:20:57@mikantsuki 低コストなものは必ずでるので、そういう意味で「競争相手がいなければ」という条件がなりたつことはないんじゃないかと。
2012-11-21 12:23:03@kis まあ、競争相手、というのもより広い意味で、「今ある需要を他の要因で失う可能性」と言った方がいいのかも知れませんね。環境変動で、そこに餌そのものがなくなることはもちろんあります。
2012-11-21 12:28:01@mikantsuki 成長が行き詰まらなくても、できる成長がある場合でも、ダメなことがあると思います。成長自体が局所最適化ということなので。
2012-11-21 12:28:17@kis ええ、実際多くの衰退産業で、その周囲の探索自体はおこなわれていたことは知られています。局所最適解を突き詰めていってる状態ですね。でも、よそにもっといい解があってもそちらには移れない。
2012-11-21 12:30:16@kis 例えば企業には対象とする領域・目的というものがあって、その領域の顧客に価値のあるものをなるべく低コストで提供して最大利益を上げるのが一般の企業の目的ですよね。で、得意分野とか業務改善の方向を定めてリソースを投下する。そういう企業戦略ですかね<今向かっているところ
2012-11-21 12:36:00@mikantsuki 成長するというのは、リソースをどこかに偏らせて最適化していかないといけないので、局所最適になるんじゃないでしょうか
2012-11-21 12:34:01@kis ですね。限られたリソースはどこかに集中させざるを得ないので、結局伸ばせるところと伸ばせないところは出てしまいます。でまあ、やがて行き着くところまで行ってしまう、と
2012-11-21 12:37:13@kis ものすごいニッチ市場で、ある程度の安定している企業もあるにはあるんですよ。マブチモーターとか。静電モーターに特化して
2012-11-21 12:43:10@kis 対象市場が安定してるから、そこでの局所最適を追求し続けられると思うんですよね。BtoBだとそういう傾向が強い。一方BtoCだと、そういうわけにはいかない、という。
2012-11-21 12:46:57@mikantsuki 「イノベーションがくるとやられてしまうから」ではなくて、「成長そのものに危うさがあるからどこかで成長は止めて、別の分野を成長させないといけない」って考えたほうが、環境に適応させやすいかなと。
2012-11-21 12:42:44