F-Xの戦闘効率

 F-X候補に名前が挙がる機種の簡単な考察を、Nyar_Hortenさんの呟きから抜き出し  こちらにも誘導 http://togetter.com/li/41185  ついでに関連項目 http://tfr.seesaa.net/article/134233407.html
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錆猫 @Nyar_Horten

F15Jは900km進出した状態で約2時間の戦闘哨戒が可能。巡航900km/hとして往復2時間+戦闘哨戒2時間で計4時間。着陸後の補給整備で約2時間かかるとして全作戰時間は約6時間。24時間常時戦場に2機CAPを張付けるには最低6機、3エレメント必要

2010-08-09 22:35:57
錆猫 @Nyar_Horten

一方F18Eは先と同条件で約1時間-の戦闘哨戒が可能。同じく24時間常時戦場に2機CAPを張付けるには最低10機、5エレメントが必要。つまりF18EはF15Jに対して0.6倍の効率となる(またAAMもF15Jが8発に対しF18Eが6発なので効率は更に低下します)

2010-08-09 22:36:14
錆猫 @Nyar_Horten

ついでにF-2についてはよく分からないのでF16Cで代用すると、概ねF15Jと同程度(若干劣位)になり、24時間常時戦場に2機CAPを張付けるには最低6機、3エレメント必要。AAM搭載数が最大4発で火力がF18Eに劣るが、単発なので補給整備時間が短縮される可能性がある

2010-08-09 22:36:30
錆猫 @Nyar_Horten

さて、F-2の単価は単純に130億円。そして恐らく戦闘哨戒の効率で見るとF18Eより4割ほど効率が良い(単発の利点等は考え無い状態でさえ)。となるとF18EはF-2の6割=80億以下で導入でき且F-2同様改造自由でなければ新規に導入しても割に合わない事になります

2010-08-09 22:36:42
錆猫 @Nyar_Horten

また仮に80億で導入且改造自由であったとしても、空自は導入可能な機数に上限が設定されている以上、F18Eの部隊は仮想敵のF16並み乃至F15並みの効率を持つ部隊に対し常に数量的に劣勢に立たされる事になります

2010-08-09 22:36:52
錆猫 @Nyar_Horten

で、噂のJAS39の場合は恐らくF18E以上に劣位になる事が何となく想像できるのではないかと思われます(アビオニクス的に同等であっても同じ事です)

2010-08-09 22:37:03
錆猫 @Nyar_Horten

と、以上計算機片手に概算したものをつらつらと(妄信厳禁也)。何れの場合も整備の方は地獄を見る事になるでしょうが、それは見なかった事にします。さておき、おやすみなさい

2010-08-09 22:37:28
錆猫 @Nyar_Horten

昨晩の話は、例えば一個飛行隊18機の場合、F15は常時6機3エレメント3つの空域、F18は常時3.6機1エレメント(端数切捨)1つの空域のフォローが可能です、ところで優越が期待されるアビオは穴の開いた2つの空域までフォローする性能を持ってますか?といった感じの話

2010-08-10 21:59:06
錆猫 @Nyar_Horten

そして言外に、空自が航空優勢を得る為には防空に専念するしかない現状と、そも航空優勢を得る事の意味は何ぞやと考えた場合、空自機は対地対艦攻撃能力を有する事が求められつつも、それを生かす機会はかなり少ないという予測からそれらはあえて二の次としています

2010-08-10 21:59:48
錆猫 @Nyar_Horten

戦闘哨戒しかネタにしなかったのはその為です。分り辛かった場合には、申し訳ありません

2010-08-10 22:00:17
杉山潔 @yomisorastratos

えーと、分析が一面過ぎてどうにも・・・。それに、私の取材から得た経験ではターンアラウンドに2時間もかからないと思います。エンジンを1ソーティ毎に下ろすわけではないので、単発と双発でそう大きな違いもないと思います。 RT @yot2010: @yomisorastratos

2010-08-11 15:28:58
杉山潔 @yomisorastratos

ミサイルの数が重要なら3機ないし2エレメント上げれば良いことだと思います。1個飛行隊の配備機数を考えれば、それでも対応可能なはずです。そもそも空中給油が可能な現在、計算の前提が崩れているような・・・。 RT @yot2010: @yomisorastratos F-Xの戦闘効率

2010-08-11 15:41:53
杉山潔 @yomisorastratos

ちょっと勘違い。確かにノリシロを考えて3エレメントが必要なのですね。それでも、1個飛行隊でCAPをローテーションするわけでもないので、この計算はあまり現実的ではないように思います。 RT @yot2010: @yomisorastratos F-Xの戦闘効率

2010-08-11 15:54:41
杉山潔 @yomisorastratos

空自の空中給油についてより現実的な話をすると、KC-767の空中給油能力で、全在空機に十分な給油を行えるかちょっと疑問もあります。タンカーの数が増えればそれもカバーされるのでしょうが。 RT @yot2010: CAPは要は敵が来てから出撃するのでは無く、戦闘機を予め空中で待機、

2010-08-11 19:43:28
錆猫 @Nyar_Horten

@yomisorastratos  例の大雑把な考察の前提条件自体は架空のものですから、それ自体はあまり深く考えないで頂けたら助かります

2010-08-11 22:22:29
錆猫 @Nyar_Horten

@yomisorastratos あれで言いたかったのは航続性能如何に因る戦力運用の効率変化の部分、端的には航続性能如何では機材導入と支援体制に余計な出費が強いられ、結果費用対効果で逆転する可能性があります、という点ですので(脚が短ければ例えば空中給油も頻度が増えるでしょうし)

2010-08-11 22:24:30
錆猫 @Nyar_Horten

そして個人的に。そもそも進出900kmという前提が何処から降って涌いてきたのか自分、と先々日の自分を問詰めたい今日この頃。新田原から那覇なら約800km、新田原から石垣までなら約1100kmじゃないか…

2010-08-11 22:25:38
錆猫 @Nyar_Horten

先々々日の余談、という名の戯言。F4後継なのだから航続性能は据え置きでF4より性能が良い機材なら順当ではないか、という意見(があるかどうかは定かではありませんが)はF4の時代背景を鑑みると恐らくダウトなのではないかと思われます

2010-08-12 18:42:26
錆猫 @Nyar_Horten

先々々日の話は逆に考えると航続性能の不足は数で補える、という解釋が出来ます。そしてF4がFI主力として機能していた年代は護衛を伴う攻撃力を備えた敵航空兵力は北方にしか存在しません。また当時のT2高練は火器並びにFCSを装備しており、補用FIとしての運用が期待できます

2010-08-12 18:42:47
錆猫 @Nyar_Horten

以上の事から、昔(2005年辺りまで)は北方有事の際には南方はT2高練に任せ、南方のF4を北方に移動し数を増やして航続性能の不足を補完するという、多少強引な対応策が可能でした

2010-08-12 18:43:02
錆猫 @Nyar_Horten

しかし現在は南北共に護衛を伴う攻撃力の投入が可能で、逆に空自は補用FIになる高練を全廃、高練後継に成り得たF-2複座型は価格が高いとの指摘から導入削減。つまりF4後継はF4が得られた数による補完を受ける事が出来ず、結果航続性能も重視せざるを得ない状況にあると言えるでしょう

2010-08-12 18:43:29
錆猫 @Nyar_Horten

ただし、①配備先を最前線にする、②策源地を増設する、③空中給油機をはじめとした支援体制の増強、といった対策が容認される政治的状況であれば航続性能は据え置きでも何ら問題は発生しないでしょう

2010-08-12 18:43:52
錆猫 @Nyar_Horten

…以下は本当の意味での余談。実はF-2の「値段が高い」というのは「高等練習機として運用する場合」という前提条件が抜けているのではないかと思ってみなくもなく。しかし、正面兵力は削減、予備兵力は消滅と散々な状況ではありますね、我が国の防空

2010-08-12 18:44:23
がっぽい @yot2010

政府、次期主力戦闘機(F35)開発遅れで、現有機(F15/F2)の改修と調達で対応する方針 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0808&f=business_0808_002.shtml

2010-08-13 00:36:40