@HironobuSUZUKI さんによる火力発電レクチャー

Hironobu SUZUKI @HironobuSUZUKI

再生可能エネルギーは不安定なのでベース電力を何で供給するかという議論の上で初めて成り立つ。現実問題として火力や原子力が存在しなければならない。現状でまず火力を原発代替分作らなければ、いくら再生可能エネルギーを増やしても原発は停止しない。それが再生可能エネルギーのトリックである。

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火力発電施設対応には増設・更新・新設３つの方法がある。増設は発電機を加える。 更新は既存の発電機を取り替える。新設は発電所のインフラから作り上げる。短期の原発代替分は増設・更新でまかなえる。長期の安定した電力供給には新設も必要。方法と時間軸の違いを混乱しないように。

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今、火力発電所が足りていると思っている人は大間違いで、原子力発電所のバックアップ用発電のために取ってあった発電所を無理やり動かしている。ファシリティとして今の原子力発電所と同じレベルの発電施設を用意しないと、同じものをずーと動かしているだけになり、しばらくすると成り立たなくなる。

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もしかすると、すべての機材は２４時間３６５日休みなく動かせれると思っているのかも知れないが大間違い。早く、余裕のあるファシリティのレベルまで発電施設を充実させ、普通の発電所のローテーションに戻さないと、いけない。５年も１０年も今の発電ファシリティでは持たない。

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時間との戦いなので即効で古くて出力の小さい発電機は最新で効率よく大出力のものへ更新し、その移行する期間のために発電機の増設し。そして発電システムの全体の調整を行い、余裕を持って整備やローテーションを組むために、新しい発電所が必要。原発止めるのに再生可能エネルギーなんて余裕はない。

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最新の石炭火力発電所である横浜ベイエリアにある磯子火力発電所はこれだけコンパクトだ。総出力120万kWで、これは原発一基分の出力と同じである。自分の目で確かめて欲しい。 https://t.co/gnMhl1oz

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隣に写って蒸気を出しているのは、南横浜火力発電所でこれはLNG火力発電所。112万kw出力だが、古く、効率も悪い。これを最新のものに更新すれば200万kw以上の発電施設になるだろう。原発二基分だ。 https://t.co/jt52tGGb

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そもそも南横浜火力発電所は７０年から動かしている古い火力発電所なので、どっちみち近いうちに更新ですし、新しくなれば発電効率が４２％→５５％にあがり経済効率もよくなるわけで、これで無理に更新しない方が会社経営としておかしいですけど。 .@hishikawachan

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東電エリア内に原発は１７基・1700万kw相当の発電能力がある。８割分をリカバリーするとして1360万kw相当。このファシリティならば60万kw級発電機23基分で、6-7割は発電機の効率化・大型化と発電機の増設で対応できるだろう。

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まったく新しく発電所を建設するのにはインフラから作りあげなければいけないので時間がかかる。それでも500-600万kw相当、発電所数にして2-3箇所増えるだけで対応できる計算になる。これは8-12年ぐらいのスパンで考えるべきであろう。

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火力発電所は新しいものほど効率がいい。少ない燃料で多くの発電してくれる働き者だ。古い発電所を維持するより、新しい発電所を作った方が、経済効率がいいのだ。つまり新しいのに変えちゃった方がトータルで安いのだ。