備忘録 [2012/11/30-] : クトゥルフ神話TRPG論2
クトゥルフ神話TRPG考2(1):第2部開始(早)。「サプライズ」の話ですが、その前に、白痴の神が「GMの欲望について語れ」と申しますので(白目)、まずクトゥルフ神話TRPGではGMは何ができるのか? について解説します ぃぁぃぁ
2012-11-30 12:32:54クトゥルフ神話TRPG考2(2):一般的にTRPGでは、例えば「こういう場面がやりたい!」からGMをやるというケースがあります
2012-11-30 12:44:07クトゥルフ神話TRPG考2(3):PCがヒーローでクライマックスでラスボスをやっつける系ですと、展開が固定的になる終盤にそのシーンを持って来て、おおおっと見せ付けてから(どや そのままセッションやり逃げ終了なんかになだれたりしますが
2012-11-30 13:54:20クトゥルフ神話TRPG考2(4):クトゥルフ神話TRPGで同じやり方をするのは困難です。なぜなら、前の考察で書きましたが、クトゥルフ神話TRPGは基本的に「どんなエンドになっても良いよん」という思想ですので、終盤の展開が読めない(読まない)ようになってるからです
2012-11-30 15:28:07クトゥルフ神話TRPG考2(5):では、クトゥルフ神話TRPGは、GMのやりたい事もやり辛い、判定マシーンになるしかない、困難なシステムなのでしょうか?
2012-11-30 17:53:33クトゥルフ神話TRPG考2(7):話を巻き戻して、GMがやりたいシーンがあった場合、展開の定まった終盤にやり逃げするテクニックの話で疑問があるので、掘り下げてみたいと思います。「何故終盤でないといけないか?」
2012-12-01 15:30:59クトゥルフ神話TRPG考2(8):それを明らかにするには、PCがヒーローなシステム・シナリオの究極の目的は何か、をつかむ必要があります(さらに巻戻る)
2012-12-01 15:35:15クトゥルフ神話TRPG考2(9):PCがヒーローなシステムの究極の目的とは「どんな願いでも1つ(以上)叶える力を手に入れる事」です。ドラゴンボール♪
2012-12-01 15:39:35クトゥルフ神話TRPG考2(10):黎明期のTRPGシステムは経験値によるレベルアップでこれを実現していましたが、単発セッションで即席にこれを実現するようになった昨今のシステムでは「クライマックス戦闘」という儀式を経る事で、この「何でも叶える権」を獲得できるようにした
2012-12-01 15:47:30クトゥルフ神話TRPG考2(11):このメカニズムは、苦労して、好きな事をする権利を得るということで、カタルシスがあり、とても気持ち良いのですが(長らく支持を受けている)
2012-12-01 15:51:51クトゥルフ神話TRPG考2(13):本考察の頭で「GMは「***というシーンがやりたい」と思ってセッションを始めた」ということを書きましたが(またまた巻き戻るw)
2012-12-01 16:16:29クトゥルフ神話TRPG考2(14):この「GMがやりたいこと」(***というシーンをやる)と、「PLがやりたいこと」(何でもやりたい権を行使)が、衝突してしまったらどうするか?(割とどうにもならない) という問題です
2012-12-01 16:18:06クトゥルフ神話TRPG考2(15):たとえば「GMがやりたいこと」を、そこを折れるとすると、それはGMがセッションをする根底の動機付けを破壊することになるわけで、セッションをする意義自体が喪失して折れがたいですし
2012-12-01 16:20:04クトゥルフ神話TRPG考2(16):「PLのやりたいこと」を折れるとしたら、それはそこまで苦労してきた達成感を大きく減じることになるし、またルールによっては、本当にPCに無限の権利を与えるモノもあるので(N◎VAの神業とか)、それを却下するというのはシステムの理念破壊にもなります
2012-12-01 16:23:02クトゥルフ神話TRPG考2(17):一応、PCにルール的に無限の権利を与えるシステムの場合は「GMは却下することができる」というのがゴールデンルール等で明文化されてるので、メタ・ルール的に却下するという手もあるのですが
2012-12-01 16:25:02クトゥルフ神話TRPG考2(18):ルール上PCは何でもできることになってる癖に、GMの趣味でPLの行動宣言が却下されるという、矛盾状態が発生します
2012-12-01 16:26:51クトゥルフ神話TRPG考2(19):これを『TRPGにおける超人限界問題』と命名することにしましょう(白目。PCがヒーローなシステムには、そういう限界があります ぃぁぃぁ
2012-12-01 16:28:33クトゥルフ神話TRPG考2(20):この『TRPGにおける超人限界問題』を避けるため「セッションのエンドでやり逃げする」「ハンドアウト・今回予告などでPLを選別する」というような策を弄して、衝突の発生確率を減らすのですが
2012-12-01 16:30:47クトゥルフ神話TRPG考2(21):ところで、そんな衝突、そうそう発生しないんじゃね? という意見もあるでしょうが、それが意外とそうでもなかったりします
2012-12-01 16:32:34クトゥルフ神話TRPG考2(22):例えば、眼鏡好きな諸氏は「TRPGセッションで、自分の大好きな眼鏡さんをヒロインとして出したい」という希望があったとしますよね
2012-12-01 16:34:46クトゥルフ神話TRPG考2(23):ところがそうすると、PCがヒーローなシステムだと、最終的にPCは「何でもかなえる権」を手に入れますから、その権利を行使して「眼鏡さんと相思相愛になってキャッキャうふふ状態になりたい!」と主張する可能性が少なからず予想される!
2012-12-01 16:37:34クトゥルフ神話TRPG考2(25):この現象を『TRPGにおける眼鏡さんヒロイン・ジレンマ』と命名することにします。ひゃっほう!(白目
2012-12-01 16:39:39