会田誠「天才でごめんなさい」は日本や時代のグロテスクさの圧力鍋展覧会のよう

会田誠展:天才でごめんなさい、アーティスト・詩人ni_kaさんの感想 http://www.mori.art.museum/contents/aidamakoto_main/index.html ~2013,3,13 まとめ人は観ていませんが感想が面白かったのでピックアップ
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ni_ka @ni_ka

六本木ヒルズの66プラザ。内原智史デザイン事務所、ライティングデザインのオブジェ。玉子みたいで愛い。 http://t.co/LU8SWX3v

2012-11-30 22:54:27
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ni_ka @ni_ka

森美術館 会田誠さん、天才でごめんなさい展に二回行って、二回ともブルーになりました。なぜマネーを払ってブルーにならないといけないのか日本や時代のグロテスクさをあぶりだす圧力が強くて、あたるというか。 http://t.co/O4YLJs7F

2012-11-30 23:13:46
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ni_ka @ni_ka

会田誠さんの「天才でごめんなさい」といタイトルも行く前は面白いなーという感じだけれど、鑑賞し終わった後はアリの穴的な会田さんの周囲にいる/いたアーティストたちのカオス部屋(混沌部屋)のようなものもあって、最初は笑うのだけれどこれは己の差別新と表現者には自分もそうじゃないかなという

2012-11-30 23:21:01
ni_ka @ni_ka

わぁー……っていう哀しみが襲ってくるん。それで、会田誠さんは女性(特に少女)の性の搾取もユーモラスに炙る作品も多いのだけれど、その搾取の行く末の屍を直接描いている作品もあって、はんぱなく切ない。天から才を与えられない人々は屍になり、その屍の上で生きている。

2012-11-30 23:27:39
ni_ka @ni_ka

会田誠さんのこの展覧会を日本や時代のグロテスクさの圧力鍋展覧会と呼ぶことにする。グロテスクと言っても、案外性やロリータに執念は感じないさっぱりとした画風なのだけれど、文脈から読み取れる意味はとてもグロくて哀しい。表現者まわりも笑えて哀しい。

2012-11-30 23:31:53
ni_ka @ni_ka

「宮崎勤」事件の影響を受けた社会が子供に描かせた啓発ポスターの会田さんのパロディがあったのだけれど、これはほんとにとても嫌だった。理由は、宮崎事件や彼の狂気を産んだ社会は描くべきだけれど、ご遺族は今も生きていて、偶然この作品を観たらどんなお気持ちになるのだろうと思ったからです。

2012-11-30 23:34:37
ni_ka @ni_ka

あとハイデッガーの存在と時間や批評や英語喋れないとアーティスト失格的なものへのアイロニーはとても面白かった>会田誠さん それと森美術館は森タワー53階にあって、資本主義の成功の象徴のようなお部屋がある(東京中が見下ろせる部屋)、にかはキャピタリズムの権化部屋と呼んでいる、あそこ

2012-11-30 23:39:22
ni_ka @ni_ka

あの展示空間を黒い幕で覆ってしまっていて、森美術館へ向かうあの周辺や六本木ヒルズ中にあるものを全否定するかのような挑戦的なやり方が面白かったです。卑猥な雑誌の袋とじのイメージですかね。ただ繰り返すけれど、会田誠さんはとても優れた現代アーティストなのは間違いないのだけれど、

2012-11-30 23:43:11
ni_ka @ni_ka

なんでお金を払ってこんなにブルーになって哀しくならなければならないのかという……。文学なら中原昌也さんや阿部和重さん好きは、いけると思う……

2012-11-30 23:44:43