「コンピューテーションと建築」@siskw
- jesuisunchat
- 2128
- 0
- 0
- 1
予約なしで入れた。:「コンピューテーションと建築」ゲスト:松川昌平、ナビゲーター:藤村龍至11月30日(金)19:00 - 21:00@CNAC LAB(東京都港区南青山5-4-30)、定員: 80 名(予約制)、参加費:無料(申込制)http://t.co/tyDTBOkA
2012-11-30 18:33:15松川さんのプレゼン。建築の計算(不)可能性。まずはクリストファーアレクサンダーによる高速道路の設計の話から。「The use of diagrams in highway route location」 http://t.co/lyl5b2Ve
2012-11-30 19:21:40アルゴリズムは必ずしもコンピューターを使うわけではない。アレクサンダーは色鉛筆でさっきの高速道路の設計を行っている。ユークリッドの互助法。料理のレシピ。
2012-11-30 19:23:38完成予想図vs手順。メニューvsレシピ。かたちvsかた。BIM vs Algorithmic Design。左を見ても右は想像できない。右側からは左を作り出せる。
2012-11-30 19:27:15菊竹さんの思想にある「か・かた・かたち」に対して、「かち」も大切ではないか。(参照:設計の設計) http://t.co/RVD9Iwy1
2012-11-30 19:29:39木造のバンガローのコンペ案(1位藤本壮介氏)。木材の組み方アルゴリズムによって決める。ひとつのアルゴリズムから、他のプロジェクトに対して転用していく。
2012-11-30 19:33:01木材にある知性(ルール)。同一平面で交差できない、交差の角度、接続できる木材の数、接点から端部までの長さなどなと。このルールを伝えれば、必ずしもコンピューターは必要ではない。学生にルールを伝えることで海の家を組み立てる授業も行った。
2012-11-30 19:36:02美容院のリサーチをするとカット部分や受付、トイレなど空間構成はたいてい同じ。合理的で機能的にできている。しかし空間体験としては乏しい。ネットワーク図に展開すると非常にシンプル。そこで要素とネットワークを増やすことで、多様性と複雑性をあげる。そのふたつの状態の間を狙う。
2012-11-30 19:45:26設計するには目的のための与条件と空間の知能(ルール)をコードに書き込みシミュレーションする。答えはひとつではない。コストなどの要素も次々に足していく。
2012-11-30 19:53:03モダニズム:less is more。方法も形もシンプル。ポストモダニズム:less is bore。方法も形も複雑。アルゴリズムはdo more with less(フラー)。方法はシンプルだが形は複雑。そこを目指して行きたい。edge of chaous(class 4)
2012-11-30 20:00:11「建築家なしの建築」の建築家になりたいという、田中浩也氏の指摘。アルゴリズム的手法を使ってそこにたどり着けるのではないか、と考えています。以上です。
2012-11-30 20:04:33こっから藤村さんと松川さんの対談。以前は「これからはコンピューターの時代だ」という雰囲気だったが、今日はモダニズムとポストモダニズムの間を行く雰囲気に変わっているのだけど、どういう考え方の変化があったのか?という藤村さんからの質問。
2012-11-30 20:26:48松川:コンピューターを使って設計することが善か悪か、という議論はあんまり意味がないことにおもえてきた。生命や自然現象に惹かれている(アーキテクト2.0参照)。
2012-11-30 20:29:38藤村:実務をやりながら、流れが線形に進むように考えていたが、松川さんからそれは無数にある可能性のひとつしかやっていない、恣意的な選択なのではないか。と言われてきた。
2012-11-30 20:32:13東大の都市工学部、東工大の社会工学部の話から、RIAという設計事務所の話へ。60年代に住友信託銀行と組んで住宅設計の分析した。社会設計、住宅設計、都市計画の領域横断的な実験が行われていた。実務としての設計と概念としてのプログラミングが対になっている。
2012-11-30 20:37:05松川:建築家、オートクチュール、一品生産に対して、ハウスメーカー、プレタポルテ、少品種大量生産を据えると、多様な建築「群」を生成するために何ができるか。服ではマスカスタマイゼーション、プロダクトでは多品種少量生産ができつつある。
2012-11-30 20:40:32藤村:RIAの試みは、ハウスメーカーの文脈ではお客さんに対するカスタマイズ戦略として生き延びていたが、最近は松川が指摘されているような多品種少量生産になりつつある。松川さんの行われていることは、そういったことに対する批評として機能しているように思える。
2012-11-30 20:48:41松川:基本的にはシステムを作りたいと思っている。クックパッドでは、みんなが自分の料理のレシピをwebにあげている。そういった、システムそのものに興味がある。
2012-11-30 20:51:17