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「レイジ・アゲインスト・トーフ」#5「エグジスト・イン・ジ・アイ・オブ・ビホルダー」 & #6「ナラク・ウィズイン」・再放送Ver(実況なし)

ツイッター連載小説"ニンジャスレイヤー 第1部 「ネオサイタマ炎上/Neo-Saitama in Flames」"より @njslyr_rによる再放送「レイジ・アゲインスト・トーフ」#5「エグジスト・イン・ジ・アイ・オブ・ビホルダー」と#6「ナラク・ウィズイン」のまとめ(実況なし) #2&#1 http://togetter.com/li/416446 #3 http://togetter.com/li/416450 #4 http://togetter.com/li/416458 続きを読む
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NJSLYR SAIHOSO @njslyr_r
■マディソンおばあちゃん■昨日の更新は長丁場だったねえ!今日はニンジャスレイヤー再放送も長丁場だ。ノーカットだよ!スーパー!ウーバー!13時からだ!長丁場だからね、クラブイベントじゃなくて、レディオを聞くみたいに、気楽にやって頂戴よ!■知恵■ #njslyr #njslyr7r
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■RADIO塊NS■ Billy Talent - Red Flag Official Video http://t.co/TCjEqq5w ■接続■■貴方?筒■
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第1巻「ネオサイタマ炎上」より 「レイジ・アゲンスト・トーフ」 エピソード5「エグジスト・イン・ジ・アイ・オブ・ビホルダー」
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「5弐ドラゴン・ナリ」「2壱ギョク」「3四ライオン」「詰みました」 黒漆塗りの重役室で二人の男が革張りソファに座し、3Dアドバンスド・ショウギに興ずる。18×18のヒノキ板マトリックス上に、ショウギ駒が緑の3Dホログラフで浮かび上がり、声に反応して進んだり裏返ったりするのだ。 1
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「お待たせどす」刺激的なボンテージ・キモノに身を包んだ最新式のオイランドロイド2体が、かいがいしくオチョコとトクリ、それからオーガニック・スシを運んできた。「ヒョウロク=サン、お強いどすなあ」 2
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「それほどでもないですよ」と、勝利したヒョウロク副課長。「いやいや強いですよ」と言いながら、心の中で「ユウジョウ!」とつぶやくサナダ副課長。二人は将来を嘱望されたサカイエサン・トーフ社の重役であり、どちらもサカイエサン一族の人間である。サカイエサン社は江戸時代から一族経営だ。 3
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歳はどちらも20代後半。二人のカチグミは各々の革張りソファに座り、オイランドロイドを横にはべらせてサケをお酌させた。「いいオイランドロイドですね」とヒョウロク。「持って帰りますか?」とサナダ。IRC中毒でニューロンをやられ、堅苦しい言葉遣いしかできなくなっているのだ。 4
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「え? いいんですか?」「いいんですよ」「悪いですよ」「いいんですよ」「じゃあ持って帰ります」「ユウジョウ!」「ユウジョウ!」二人はサケに軽く酔いながらも、高度な政治的駆け引きをくり返す。 5
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カチグミの世界は過酷だ。十年後、二人のうち課長のランクに昇れるのはどちらか片方だけ。だからといって露骨な派閥争いをすれば、さらに上の人間に目を付けられて制裁を加えられる。ユウジョウを忘れた者は、たちまちムラハチにされてしまう。ムラハチとは、陰湿な社会的リンチのことだ。 6
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「スシも美味しいです。特にトロ」とヒョウロクが褒めると、奥にあるイタマエ・ブースから分厚い眼鏡をかけた老人が顔を出し、ノレンの下で照臭そうに一礼する。 ヒョウロクは上機嫌だ。「最近新しい趣味を始めましてね、サナダ=サン。墨絵なんですけど。今度個展をするんですが見に来ますか?」 7
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「墨絵とは高尚ですね」心の中でハイプと毒づきながらも、サナダ副課長はエビス顔を崩さない「どこでやるんですか?」 「カスミガセキです。一枚数十万円くらいからで売ります」 「すごいじゃないですか。政界の著名人も来ますね。私も是非行きます。ところで、どんなモチーフなんですか?」 8
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「ブッダとか……あとはまあ、主にトンボですね」と、ヒョウロクはオイランドロイドの白いシリコン胸を揉みながら言った。「もっとしてください」と、アンドロイドは高度にプログラミングされた電子音声を返す。「トンボいいですね!」と、サナダも自分の横にある肌蹴た胸に手を伸ばす。その時だ。 9
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ブガー!ブガー! 非常ランプが回転し、部屋の中が赤く染まる。この音はレベル2警戒態勢だ。 「外ですね、脱走でしょうか」サナダは重い腰を上げてショウジ戸を開く。防弾ガラスごしに数百フィート下のハブエリアを見下ろすと、漢字サーチライトが照らされ、押し寄せる数百人の人影が見えた。 10
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「おや暴動ですよ」と、驚く様子もないサナダ=サン。マケグミ風情がどうあがいても、ここまで攻め込めるはずはないからだ。自分たちは絶対安全圏にいる。 「もうそんな季節ですか」とヒョウロク=サン「そうだ、次はシューティングゲームで反射神経と無慈悲さを競いましょう」 「いいですね」 11
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ネオサイタマ南部、オハナ・バロウ十七番地。サカイエサン・トーフ社の巨大トーフ工場。 「健康そして安い」「大豆入りトーフ」「支配的な」などの美辞麗句が並べ立てられた大垂れ幕が灰色の壁に並び、その上には無数の煙突の群れがストゥーバのごとく傾き乱立して、黒い煙を吐き出している。 13
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そして今、マストドンの脚に群がる蟻のように、急性ズバリ中毒の暴徒が押し寄せてきたのだ。始めは二百人弱、しかし新たなトレーラーが次から次へと暗いハブエリアに横付けされ、理性なき猛獣と化した労働者たちを解き放つ。その人数は千を超え、ついに二千人に達しようとしていた。 14
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だだっ広いハブエリアを、ズバリ中毒者たちが目をぎらぎらと輝かせ泡を吹きながら、まるでサバンナを暴走するサイの群れのように突き進んでいた。ズバリ・アドレナリンで痛みと恐怖を感じなくなっている彼らは、ゴム弾が命中して倒れても、すぐにズンビーのように起き上がってまた動き出すのだ。 15
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暴徒の大波の最前列には、右手を旧世代戦闘義手「テッコ」で覆ったシガキ・サイゼンの姿があった。頭をやられないよう、テッコで顔の前を覆いながら、彼は霧深いハブエリアを一直線に駆け抜ける。シガキは強力な自制心によってバリキドリンクの過剰服用を控え、かろうじて知性を保っていたのだ。 16
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「これで5ポイント!まるでズンビーですね」と、重役室のリモートUNIXで射撃システムの一つを操作しながらヒョウロクが言った「頭に命中させても動いてますよ、ナムサン!」 「彼らがどれだけ近寄ってきても、工場エリアに続く隔壁は絶対に開きませんから、安心して楽しめます」とサナダ。 17
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それは、元従業員であるシガキも薄々感じていたことだ。自動射撃システムの猛攻をかいくぐって工場前にたどり着いても、そこには分厚い隔壁が聳え立つ。トレーラーを数台同時に突っ込ませでもしない限り、あの隔壁をこじあけることは不可能だろう、と。 その時、黒い稲妻が彼の横を走り抜けた。 18
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シガキの目には一瞬、車椅子に座ったニンジャ装束の男が脇を抜け、隔壁に向かってゆくのが見えた。だがシガキの精神はそれを否定する……ニンジャなど実在するものか、ニンジャは空想上の怪物だ…あれはビホルダー=サンに違いない…彼の車椅子にはターボエンジンか何かが積まれているのだ…と。 19
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