Medical Studio USTREAM「地域医療におけるヘルスコミュニケーション」

一般社団法人Medical Studio @medicalstudio

【本日20時より生放送】Medical Studio USTREAM 20:00〜 「地域におけるヘルス・コミュニケーション」ゲストは、慶応大 秋山美紀先生です。ホストは、家庭医 藤沼康樹医師。本日はTwitter中継いたします！ http://t.co/wrLQF1q0

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【Medical Studio USTREAM】「地域医療におけるヘルスコミュニケーション」について、ヘルスコミュニケーション研究者の秋山美紀先生をゲストに迎えております。あと10分で始まります。Twitter中継おこないます。 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山美紀先生「人や地域をどうやったら元気にできるか、IT技術やコミュニケーションを用いた方法に興味がある。いろいろな研究や活動をやっているが、5年来、山形県鶴岡市でコミュニティヘルスの研究に取り組んでいる」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山美紀先生「山形県鶴岡市では「からだ館 がん情報ステーション」に関わっている。がん関連の書籍が1300冊以上。闘病記や全国の患者会の情報などが収集されている。常駐する相談員が案内にあたる」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「まずは人を介した情報提供が大事だろうと。医療者から、次に友人や家族から。双方向型の交流の場として、勉強会、公民館などへの出前講座、料理教室（糖尿病患者、胃切除後の方、貧血患者への料理教室）などを行っている」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「がん患者の場合、がん治療を終えた後にこれから生活に復帰しなければ、と思う人たちを支えたいという思いから「にこにこ倶楽部」というがんサバイバーの方たちへのピアサポートの会をやっている」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】藤沼医師「医療者からの講義よりもお互いの語り合いのほうがhealing effectがあるような気がしますが」秋山先生「その通りです。講義よりも、その後のお互いの対話や交流のほうが実際に有効だと感じています」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「がんに関する情報提供や勉強会の機会もいろいろと提供しているが、やっぱり上から目線になっています。やはり、ピアサポートの視点がすごく大事で、自分たちの中にある回復力みたいなものを延ばすことを心がけています」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】藤沼医師「DiPEXのような闘病記やナラティブによるサポートも有効ですよね？」秋山先生「DiPEXはオックスフォードで始まった取組みで闘病記のデータベースです。医療者の監修が入っていて、より有効な形で伝えるように」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】藤沼医師「米国の医療倫理に詳しいDrが、私の診療所の待合室を見て「これはpeer-healingだ」と言ったのを思い出しました」秋山先生「米国でもがん病棟だとそのような効果があるようで、退院後も関係が続くようです」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「OPTIMスタディは、2007年から5年間かけて地域のがん患者に介入した研究です。地域のがん患者が、緩和ケアを早期から受けられる、希望する療養場所にかわるなどをアウトカムに」 #ms_ust

Gukuru @TeamGukuru

秋山さん、沖縄ヘルスコミュニティ•グクルの森でも見ていますよ！ ( #ms_ust live at http://t.co/pWsIZVvR)

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「OPTIMスタディは、山形県鶴岡市・三川町、千葉県柏市・我孫子市・流山市、静岡県浜松市、長崎市の４つで行われました。それぞれ、早くから緩和ケア病棟がある地域だったり、長崎はドクターネットがあるという特徴が」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】藤沼先生「長崎のドクターネットはやはり素晴らしい。医師同士の連携はやはり顔を知っているかどうかが非常に大事」秋山先生「山形県鶴岡市は地域緩和ケアのリソースが元々少ない所でした。私自身はいろいろ縁があって関わることに」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「地域への介入として、地域の多職種（看護師など）に緩和ケアの研修会を継続的にやった。またがん患者・家族への情報提供、また地域緩和ケアのコーディネーション連携の促進、そして緩和ケア医師のアウトリーチ診療も」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「緩和ケアは医師も「末期にやるもの」という固定観念があり、もっと早期からグラデーションで行うものという意識がまだまだ医師に少ないということを実感した。また医療用麻薬に関する誤解も多い。」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「また在宅医療は家族の負担が大きいという固定観念が、この地域の住民には強かった。もっとそういうところも啓蒙の必要があると感じた。在宅医療のイメージを変えて行くのが大事と感じた」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「在宅医療の資源やインフラというのは一朝一夕にはできないものなので、地域の開業医さんなども巻き込みながら、地道に取り組んで行くのが大事だと感じている」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「地域住民の中でも、実際に患者経験をしたことのある人が関わるのがすごく有効だった。最初は俳優を使ったビデオを作ったが不自然だと言われ受けなかった。次の年は寸劇を方言で公民館でやるようになった」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「寸劇による教育効果を6ヶ月後にも追跡調査をしたりしている。やはり寸劇のほうが普通の講義より明らかに記憶に残っている」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】藤沼医師「地域に対する介入研究〜アクションリサーチなどは、地域住民をその研究自体にも巻き込むことが重要だと聞いている」秋山先生「そうですね。地域介入はやはりその評価がとても重要です」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「OPTIMスタディでは、介入前後の質問紙調査やインタビュー調査、また遺族への調査などを主体としている。研究が終わった後にもその仕組みが継続することも重要。鶴岡の庄内病院には必要な仕組みや寸劇が残っている」 #ms_ust

漢方太郎 @KAMPOBUTA

寸劇の話は佐久総合病院のことを思い出しました。 ( #ms_ust live at http://t.co/rM2UpA0N)

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【Medical Studio USTREAM】藤沼先生「秋山先生の研究は研究のための研究ではなくて、むしろアクションに重点を置いた研究だと感じました。アクションリサーチそのものですね」 #ms_ust

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【Medical Studio USTREAM】秋山先生「近年おおきくは３つのパラダイムシフトが起きていると思います。「受益者から行為の主体へ」「垣根を越えた職種間の連携」「ヘルスケア産業の裾野の広がり」の３つです。疾病構造、在宅医療技術、情報環境の変化が背景に」 #ms_ust