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明日は『フィクションの哲学』非公式合評会の日であります!13:00@東京大学本郷キャンパス、法文二号館、美学芸術学研究室(部屋番号は2213)。
2010-01-23 14:33:23分析哲学の本を読む際は、実現可能性の高低を括弧にくくって、論理的整合性のみを評価してあげなければならない。論理で作り上げられた、工芸品を眺めるような眼差しで。
2010-01-23 22:03:45『フィクションの哲学』勉強会から帰宅。過激な主張だという僕の感想が広く共有されていることを確認できた。面白かった。飲み会は、ひたすらテクスト論者と作品論者の論戦をしていました。自覚的なテクスト論者が一人居なかった(メタフィジクス勉強会なので)ので僕も敢えてテクスト論側で参戦。
2010-01-25 00:07:59作品論側の言い分としては、ラディカルなテクスト論ではアナーキー過ぎて現実の読書経験に即した議論を出来ないし、中途半端なテクスト論は理屈が一貫していない。だから別にベタに作品論を採用して問題ないんじゃないか。というもの。本質主義と構築主義と置き換えても同じ議論。
2010-01-25 00:10:56ちなみに僕自身はテクスト論に一定の譲歩をする作品論者。今日の議論の上で演じた役割は、穏健なテクスト論者。そして戦いは主にラディカルなテクスト論者とベタな作品論者の間に繰り広げられていた。
2010-01-25 00:12:39テクスト論みたいなものを相手にするときに「何でもありの人」「矛盾する複数の解釈を認める人」 「読者を変数に入れる人」などを分けて対処していくのは有益だった気がする。いつか「作者の擁護」みたいな議論をキチンとまとめたい(永遠にやらないフラグ
2010-01-25 00:14:44味方陣営が「ラディカルなテクスト論者」と「穏健なテクスト論者のフリをしている穏健な作品論者」だったので、「実践的なテクスト論者」たる @pankyokouron さんがいればどうなっていたか。ちなみに僕は議論を経ても、やはり「穏健な作品論」が妥当な道だという考えは変わっていない。
2010-01-25 00:17:15論理実証主義が派手に死んでくれたおかげで分析哲学は前に進めた、という前から思っていた話にわりと同意が得られたのでうれしかった
2010-01-25 00:26:19@pubkugyo いや~、とっても勉強になって大満足なひとときでした。フィクションの問題について、あれだけ真剣に考える時間を人と共有できる機会なんてなかなかないですからねえ。本当にどうもありがとうございました!!
2010-01-25 00:32:30@pubkugyo 今日はお疲れ様でした。テクストの同定まで完全に脱権威化するのはラディカル過ぎると思うので、それが本質的問題と言うと、多くのテクスト論者は怒る気がしますよ(笑)。実際に支持している人がいるのは、もっと穏当なテクスト論だと思います。
2010-01-25 00:36:22@at_akada 今日はお疲れ様でした。「分けて対処する」のは重要なことかと思います(戦線が違うので)が、穏健なテクスト論に対して反論するにはまだ説得的な議論が欲しいな、と思いました。それが可能であれば個人的には僕も乗りたいんですけどね!また機会があればお話したいです。
2010-01-25 00:40:11.@portedieu 本日はありがとうございました。テクスト論者の中心的な主張はテクストの同定の話題にはありませんが、テクストの同定の話題についての説明をさせると、(ラディカルなものも含め)テクスト論の前提には矛盾が見出されるだろう、と見込んでいます。
2010-01-25 00:44:00@conchucame 今日は、読書会に参加させていただきありがとうございました。めちゃめちゃ勉強になりました! そして何より楽しかったです。 公式の方もぜひ参加させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
2010-01-25 00:51:56@contractio おつかれさまでした!今日は楽しかったです。今日の最後の議論のようなラディカルな人は絶滅危惧種かも知れませんが、「作者は死んだ」というテーゼをベタに否定出来る人の方が逆に少ない気がします。僕は死んだと思っているけど生き返って欲しい派(笑)
2010-01-25 00:52:57「作者の意図って実際にあるし、それって大事なんじゃないの?」という素朴な作品論に突き付けられている疑問は二つ。「作者の意図なんてもんを同定することは出来るの?作者自身にだって分からなかったりするんじゃ?」と、「それって大事なの?そんなもん無視して読んだ方が面白くね?」というもの。
2010-01-25 00:59:20そこでさらにラディカルに進んで、「テクストというものが何を指しているかも同定出来ない」「テクストに対して示される解釈について客観的に正誤を言うことは一切出来ない」となると、そもそもテクストについて議論する意味が怪しくなって、不毛になってくる。
2010-01-25 01:03:27@portedieu 「作者は死んだ」とか言ってる人は「作者」概念にこだわりすぎです。(なんでそんなに作者概念が好きなのかを問いただしたくなる。
2010-01-25 00:59:21