神條さんによる　『情報は適切に扱わなければ猫に小判』

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

予告。かなりの長文投下。約3600文字w　分割投稿とTwitterlongerの平行で。題して『情報は適切に扱わなければ猫に小判』

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

日本語の『情報』って単語は、かなり不完全だって知っているかな？意味が異なるものを全て『情報』の一単語に集約してるものだから、日本人同士の会話でも双方の理解に齟齬があったりする。この意味の違いが即『情報に対する態度や気構え』に関わってきたりする重大なことなんだ。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 最初に言っておこう。『情報』って単語が指してる内容には　『DATA』　『INFORMATION』　『INTELLIGENCE』　の三種類がある。これだけ聞いて『ああ、確かにそうだよね』と思った人は鋭い。とは言っても、大抵の人はそれが解らないから齟齬を起こしてる訳で 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 ということで解説。 先ず『DATA』――これは『全く加工してない生の数値や客観的状況』のこと。マスコミが取材する『情報』がこれだ。要は『誰々さんが～～しました』とか『今季決算の数字は◯◯』とかそんな類いだ。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 まぁ、幾ら『加工前の生情報』と言っても、受け取るのは人間なのだから微妙に主観が混じって『捉え方が歪む＝フィルターが被さる』事は不可避な訳でね……　これに関しては、後で詳しく語ろう。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 次に『INFORMATION』――これは『DATAを或る一定の価値観に沿うように加工した情報』のこと。マスコミが発信する『情報』がこれだ。つまり『DATAを切り貼りして特定の方向に誘導して加工したもの』……要は『誰々が～しました。この行動は△△の意味と見られ……』 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 とか『今季決算の数字は◯◯となったことで、今後の展望としては××が……』とかそんな類いだ。この類の『情報』には幾らでもバイアスが掛かる。逆に、この『情報』でバイアスが掛からないものは、ほぼ100％の確率で無いといっていい。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 バイアスが掛からなかったら、それは『INFORMATION』ではなく『DATA』になってしまうのだからね。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 そして最後に『INTELLIGENCE』――これこそが本来の意味での『情報』と呼ぶに相応しいものだ。これは『複数のDATA及びINFORMATIONを有機的にリンクさせ、重ね合わせて見えてくる事実とそれに伴う各種予測』のことだ。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 平たく言えば『Aという事象について◯◯だ△△だ××だと複数の情報があるが、これを重ねてみるとどうも～～というのが事実らしい。となると、この事実がもたらす影響として考えられるのはアレとコレと……その対処はああしてこうして……』というやつになる。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 さて、この分類から何か見えてこないかい？『マスコミは偏向報道ばかりだ』とかいう言い草、この分類を見た後では『何を当然のことを言ってるんだ？』と思わないか？そりゃそうだ。マスコミの発信している『情報』は『INFORMATION』なんだから、バイアスが掛かって当然だ。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 不偏不党？公正中立？そんなもんは幻想だよ。どうしても中立な『情報』が欲しいならば、限りなく出処に近い一次資料（『DATA』）に当たるしか無い。二次や三次以下の資料（『INFORMATION』）など、どれだけバイアスが掛かっているか解ったものではないからだ。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 今までは、その『DATA』を得るためには専門的な取材をしなければならなかった。然し現在、各種の『DATA』を素人でも容易に入手出来る時代へ変化してきた。そして、その『DATA』入手の代表的な手法として挙げられるのが『インターネット』なんだ。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 解るかな？昔は『DATA』を入手可能な者は限られていた。だからこそ、マスコミが絶大な信頼を得ていたんだ。だが今は、マスコミを飛び越えて一般人が『DATA』を直接入手出来るようになってきた。そう、一般大衆が『INFORMATION』だけでなく『DATA』にも 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 触れられるようになってきた事を意味するんだ。だからこそ、マスコミの『偏向』が白日の下に晒されたといってもいい。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 だが、既に言っているように『マスコミは偏向が商売』なんだ。『偏向している』という事実の指摘はいいとしても、『偏向してるのはオカシイ』とは何と馬鹿な理屈だろうか。それはつまり『マスコミを廃業しろ』と言ってるようなものだ。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 ……で、だ。この入手が容易になったという事実によって、残念な勘違いをする馬鹿も出てきた。曰く『今の時代はネットの中にこそ真実がある』と。……何を言ってる？ネット上に転がってるのは単純な『DATA』だ。ネットは『DATA』の入手を容易にするだけの道具だ。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 単なる数字の羅列、単なる記録である『DATA』に意味を付けるのは人間であり、『DATA』を加工して『INFORMATION』にしない限り何の意味も持たない（これによって形作られた『INFORMATION』が、俗に『真実』と言われているものだ）。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 つまり、過去にマスコミがやってきたことの肩代わりをネットの使用者がしているだけだ。『ネットの中に真実がある』のではなくて、ただ『ネットの中に望み通りのINFORMATIONを組み上げる材料であるDATAが転がっている』だけだ。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 では、その『DATA』とやらに絶対の信頼を置けるか？答えはNOだ。意識的であろうと無意識的であろうと『DATA』にはどうしても主観が混じって歪んでしまう。それを回避するためにどうしたら良いか。単純だ。ソースのサンプル数を増やせばいい。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 どんなに異なる描写がされていても、同一の事例で180度全く異なる『事実』は有り得ない。180度全く異なるのは『評価』であり『認識』だ。少なくとも『事実』に関しては、複数情報の中の共通項をたどれば必ず『一点』が浮かび上がる。それが『事実』だ。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 組み上げる材料となる『DATA』の精度が高い（『事実』に近い）ほど、導かれた『INFORMATION』も精度が高くなる。そして、その高精度な『INFORMATION』を複数材料にして導かれた『INTELLIGENCE』は確度が高い。一見、どんなに荒唐無稽であっても 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 さて、この『情報』への認識がどの程度かによって、『情報への態度や気構え』も変わる。『DATAとINFORMATIONの違いすら解らず、INTELLIGENCEなぞ全く知らない』という認識段階。こういう人は『情報』というのは『誰かがくれて当然のもの』だと思っている。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 それこそ、餌をねだる雛鳥のように大口を開けてピーチクパーチク『教えて～教えて～』と囀ってれば教えてくれて当然だと思い込んでいる。それこそ『教えてくれる対象者』が『マスコミ』から『ネットの向こうの誰かさん』に替わっただけで、本質的には一歩も変わっていない。 《続く

神條遼＠Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

承前》 だからこそ、『教えてくれる情報』を鵜呑みにして、裏取りなんて一切考えない。そしてこういう人ほど『発信したがる』ので『拡散！拡散！』と言ってはデマをばら撒く。『教えてくれる人』が替われば、コロッと転向してしまう。挙句の果てに『自分は騙された』なんて被害者を気取る。 《続く