『戻る自由』と『戻らない自由』『行ったり来たりする自由』

西岡研介 @biriksk

（承前）僕が「親父さん」に会ったのは震災、原発事故の発生から４カ月が経った２０１１年７月。元はと言えば、今や親父の「娘」となったあさみ@aknmssmが発掘してきた〝逸材〟を、回り回って紹介してもらったに過ぎない。（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）だが、そんな「娘の友達」をこの親父は、時に福島第一原発の目と鼻の先まで連れて行き、時に会津美里の仮設に案内してくれた。「ありのままを書いたらいいがら……」と（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）ちなみに、これは「ふたつの震災」http://t.co/bRbr97rLでも書いているので（とステマｗ）オープンにしてもいいと思うが、松本候補の長女は東電の社員、長男は東電の「協力会社」で事故収拾作業に従事している。（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）松本候補も今回の事故前までは〈俺は反対派じゃねえよ。別にもろ手を挙げて賛成していたわけでもねえが、立地４町のある浜通りは昔から『福島のチベット』って呼ばれてて、実際のところ、原発がなけりゃあ食っていけなかったんだから〉（「ふたつの震災」より以下同）という姿勢だった（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）が、その松本氏が「脱原発」に転じ、同じくそれを掲げる政党の公認候補として国政に出馬するという意味は重い。実際に事故後、日を追うごとに東電に対する憤りを増し、国の原発行政に対する疑問が膨らんでいった松本候補と、東電社員である長女との葛藤ははたで見ていても心が痛んだ。（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）今回の出馬に際し、長女から「親子の縁を切る」に近いことを言われたのは想像に難くない。もっとも、僕も彼の考え方を１００％支持しているわけではない。にもかかわらず、なぜ応援するのか。それは単に「取材でお世話になった」からではない。彼が、「言葉」を持った政治家だから、だ（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）〈その一方で、子どもや仕事を理由に泣く泣く町を去る人間は、後ろめたさを覚えてる。そうなったのは自分のせいでねえんだから、そっただこと感じなくてもいいんだけれども〉（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）〈それに加えて、脱原発とか唱えてる人たちは、それでも町に留まって踏ん張ろうという福島の人間を無責任に批判する。『放射能で汚染された福島で農業を続けるやつは人殺しだ』とか言ってね……〉（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）〈私はね、原発事故の被災者には『戻る自由』と『戻らない自由』、それと新しい住まいと故郷を『行ったり来たりする自由』が認められて然るべきだと思うんですよ〉（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）〈これを政府も県も町も、住民同士も、そして国民みんなが理解して、尊重しないダメだ。でなれりゃ、双葉郡や福島だけでなく、そのうち日本全体がバラバラになっちまう〉（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）これを聞いた時、僕は「この親父、ホンマ、ええやっちゃなぁ…」と思ったのだ。僕が松本喜一を支持し、応援する理由は彼のこの言葉にあり、この言葉に尽きる（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）確かに、以前、ツイッターでもご指摘のあった通り、松本候補の所属する「日本未来の党」については、この党の成り立ちや主張には多々疑問を覚えるし、そのメンツに至っては正直、「こいつ、ドツキ回したろか…」と思うような輩も中には、いる（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）が、しかし、それでも、だ。僕はやはり福島で生き、福島と共に泣く、そしてその悲しみを自分の言葉で語ることのできる人（確かにあさみの指摘通りしゃべりは決してうまくないし、なまりも半端じゃないのだが…(^_^;)）に国政に携わって欲しいと思う（続）

西岡研介 @biriksk

（承前）最後に。選挙事務所（といっても、そばの駅なんやけどね…ｗ）では「娘」のはるえが孤軍奮闘しているとのこと。お時間のある方は是非、手伝ってやってください。連絡先は0246-88-1489どうか、よろしくお願いします。僕は原稿に戻ります(^_^;)（了）

西岡研介 @biriksk

あ、お時間のある方はこれもどうぞ⇒松本喜一さん（福島5区 日本未来の党公認）を応援しますhttp://t.co/nCTzRHZ6 よろしくお願いします(^_^)/~

西岡研介 @biriksk

やっぱりそうか… RT @aknmssm: おとうさんは震災で絶縁していた息子と、ボランティアを通じて七年ぶりに再び縁を取り戻したのだけど、今回の立候補を娘さんは絶対許さないと言って一切の連絡を拒否してるそうだ。うちの近くにくるなと。