ノロウイルスとアルコール消毒のおはなし。 ~エンベロープってなに?~
インフルエンザはアルコール消毒が可能って話か。envelopeという単語の意味が封筒という意味。そこから膜みたいな覆うもんになって、それもエンベロープってゆーんや。
2012-12-07 01:29:59平たく言えば、膜を持ってるウィルスと持ってないウィルスがあって、膜を持ってる奴で膜が大事ってのは(インフル)膜を壊しちゃえばいい。で、その膜は大概、石鹸やアルコールに弱いから消毒可能。そもそも膜を持ってないのは(ノロ、ロタ)、それじゃあ消毒にならないから、キッチンハイターの出番。
2012-12-07 01:45:08膜が大事ってのの大体の意味は、膜は中身を保護するだけじゃなく、ウィルスが細胞にくっついて相手の細胞の中に入り込む為の道具でもあるから。
2012-12-07 01:51:52ここまでの話がよくまとめられてるブログがありました。
たいちょう、こんなブログがあった。ここにかいてあることだね。さっきの宇宙服の話。 http://t.co/0NEne5Pb @Hornet_B @apj
2012-12-07 01:00:51そして、さらに、わいたんべさんがさらに詳しく語ってくださいました。む・・・むずかしいけど、がんばる・・・。
ウイルスは「それなりの大きさの粒子(=子孫)」を、感染した細胞の中で組み立てて、それを細胞の外に大量にばらまかにゃならんので。「それなりの大きさの粒子を細胞の外にばらまくには、それなりの仕組みが要る。
2012-12-07 00:50:28あと細胞に侵入するときも、エンベロープ持たないヤツは大体、エンドサイトーシスっていう細胞の生理機能使って入り込むけど、エンベロープあるやつだとエンベロープと細胞膜を融合させるって方法使うヤツがいたり。
2012-12-07 00:58:44そこらへんは、結構、ウイルスごとにどういう「戦略」取るかの違いがあって。一概にあるから便利とも、ないから便利とも、どっちとも言えなかったり。
2012-12-07 00:59:49実を言うと、エンベロープないウイルスにアルコールが効かないか、というとそうとも限らない。というのは、アルコールには(ウイルスのエンベロープや細菌の細胞膜のような)脂質を溶かす作用だけでなく、タンパク質を変性させる作用もあるから。
2012-12-07 01:03:28ただ、ノロの場合は効かない、というか、アルコールの効果が十分ではない上、ごく少数でも感染が成立しちゃうので…。あと、タンパク質の種類によっては、変性しても*それほど*機能的に影響受けにくいこともあるので、そういうのも影響してるかもしれない。
2012-12-07 01:07:37エンベロープのある(enveloped)ウイルスと、ない(naked)ウイルスで、それぞれどんな形で、細胞に吸着・侵入・合成・細胞から放出されるか。
2012-12-07 01:25:38さっきのアニメーションは、まず下の方にある「Summary」で、「Enveloped」「Naked」それぞれを見れば、大体よさそうな感じ。
2012-12-07 01:41:48ウイルスの増殖のポイント:(1)生きた細胞の中に入って増える。(2) 細胞が持っている酵素やタンパク合成系、エネルギーなどを利用する。(3) 自分の遺伝子と、必要なタンパクをそれぞれ大量生産した後、組み立てる(分裂のような1個→2→4→8…でなく、1→数十〜数百にいきなり増える)
2012-12-07 01:47:04エンベロープって言葉、聞いたことありませんでした・・・。
ウイルスでも同じです。日本語だと外套膜と翻訳します。これが蛋白質の殻だとcapsidキャプシドと言います。RT @Butayama3: @buvery ほほう。そういう意味なんですか。実はウイルスの話をしてました、
2012-12-07 12:37:57@buvery @Butayama3 Eメールのヘッダ情報のうち、通常は見えない配送経路情報の部分もエンベロープと呼びますね。手紙の中身にある宛先じゃなくて、封筒に書いてる郵便屋さんが扱う部分のイメージ。
2012-12-07 12:44:43さらにさらに、バイクくんが面白い解釈を。