剣術流派よもやま話
まずは前回「剣豪知名度ランキング(http://togetter.com/li/416823)」の続き
さて、前回の剣豪知名度ランキングについて、流派別の塗り分けしたものを更新。系統(神道流系、中条流系、陰流系、その他(念流や複合流派))で色分けも。若干の差ははありますけど、思ったよりは満遍なく散ってる感じで砂。 http://t.co/4pKaM1jL
2012-12-09 00:10:44@k_hisane 剣術流派でちょっとやってみたら面白かったです。やはり幕末流派はコンスタントに強いですね。ただ剣豪と違って上位にはあまり来ませんが。
2012-12-04 12:22:36おお、どんな風にされました?当方は「新陰流」「一刀流」が被りまくってカウントできんなー、と判断したので諦めたのですけど @inuchochin 剣術流派でちょっとやってみたら面白かったです。やはり幕末流派はコンスタントに強いですね。ただ剣豪と違って上位にはあまり来ませんが。
2012-12-04 12:39:28@k_hisane そのままです。だから一刀流や新陰流はやたら数字がでかいです笑 。シンプルな流儀名はだいたい古くて後の流儀の元になってますから、新陰や一刀は大枠な流派名のイメージでみればいいかな、と。
2012-12-04 12:51:34示現流のイメージについて
ざっくり言えば、柳生新陰流=柳生一族、二天一流=武蔵、天然理心流=新撰組、北辰一刀流=龍馬、示現流=薩摩藩士、こんな感じで、誰かに直結してる流派が覚えられやすいのかしらん、と。
2012-12-04 16:16:54ここで個人的に面白いと思うのは示現流で砂。使い手の名として出るのが、東郷重位や中村半次郎などの特定個人ではなく、まず「薩摩藩士」であるということが。「日本人なら空手と柔道ができるんだろ?」というのと同じくらいのイメージで、「薩摩といえば示現流」というのがあるのかなと。
2012-12-04 16:21:52薩摩=示現流のイメージは大したもので、ほぼ薩摩(島津)のイメージと同一化してる感がありま砂。ドリフターズとか戦国無双とか見ても、当時だと、まだ示現流が確立する前の話でも、「”島津の”刀法」として、示現流風の使い方がされますし喃。
2012-12-04 16:26:42他に、ここまで土地と融合した流派ってのは、なかなかありませんな。ギリギリ柳生系の新陰流と柳生庄があるくらいですけど、それでも、流派と土地が融合まで起こしてるかというと、そこまではいきませんし。
2012-12-04 16:30:55例えば、「示現流の使い手」というと、「ああ、じゃあ薩摩(鹿児島)出身か」と何とはなしに思う、そういう土地に密着したイメージが、示現流は飛びぬけて強い、ということで砂。実際、「いえ、生まれも育ちも北海道です」とか言われると、普通に起こりえる事なのに、「えっ?」と感じるでしょうし。
2012-12-04 16:48:47まあ、ゼンガー親分(ドイツ人)みたいなのもいたりしますけど、キャラはそれっぽい(良い意味で薩摩隼人風の)人物像になってますし、師匠が「リシュウ・トウゴウ」だったりするわけで、示現流=薩摩のイメージは実に強固だなと。
2012-12-04 16:55:12地域密着って意味ではこれ以上ない感じで砂。でも実際、修行者の数はどのくらいなんでしょうか喃。 @baritsu NHKの番組とかでも西南戦争は繰り返し扱われて、普通の人にも刷り込まれ続けていますしねー
2012-12-04 18:31:38ほうほう。薩摩藩と何か縁があったってことでしょうか?それとも源流である天真正自顕流との絡みでしょうか喃。 @inuchochin 何気に関東の笠間近辺も幕末から明治に掛けて示現流で有名だったり
2012-12-04 18:36:41確かに転封してま砂。【牧野貞通】http://t.co/7RNSH2eo なるほど。これならありえるわけで砂。 @inuchochin 隣の宮崎延岡藩の牧野家に重位の弟子筋がいて、一緒に笠間に来たみたいです。大正ぐらいまで唯心一刀流と並び学ばれ、シナイ試合でも強かったみたいです
2012-12-04 19:13:42示現流の前はタイ捨流が流行ったといいますが、その頃でもそうだったんでしょうか? @inuchochin これまた薩摩の流儀は似てるんですよ。無加工の棒を使ったり、立木打ちしたり。
2012-12-04 18:37:50あと、「薩摩=示現流」に匹敵するくらいイメージが密着化してるのと言えば、やはり「二刀流=二天一流」で砂。「流派は二天一流」と言ったキャラが、普通に一刀で構えただけで、「おや、一本だぞ…」とか言われるわけですし。
2012-12-04 17:22:25世間一般だと、武蔵はあんまり土地と絡めた印象はないような気がしま砂。放浪の剣豪、という感じで。個人的には小倉や肥後など九州と縁のある印象が。@SagamiNoriaki 世間のイメージっていえば、武蔵は岡山、なんでしょうかね。
2012-12-05 21:40:08柳生の「無刀」について
それ以外だと、「無刀取り=真剣白刃取り」ですかね。まあ、こっちは、こんなもんを使う状況自体、そう滅多にないわけなので、そこまで強烈ではありませんが。
2012-12-04 17:38:10柳生の技法の枢要に無刀があるのは事実ですが、それは無刀取りのことだけをさすわけではないし、ましてや、それが白刃取りとイコールするかというと、ンなわきゃねーわけで砂
2012-12-04 17:42:38なお、「柳生=無刀」については、当時から結構言われてたようで、毎度おなじみ宗矩くんの「兵法家伝書」でも、わざわざその点に付いて書いてますし喃。
2012-12-04 17:46:18【兵法家伝書「無刀之巻」】『無刀とて、必しも人の刀をとらずしてかなはぬと云ふ儀にあらず、又刀取て見せて、是を名誉にせんにてもなし。わが刀なき時、人にきられじとの無刀也。いで取て見せるなどと云ふ事を、本意とするにあらず』
2012-12-04 17:48:16意訳:まず言っとくけど、無刀取りって絶対刀取らなきゃいけないわけじゃないよ?ましてや、刀取って自慢するとかも有り得ないから。刀が無い時、斬られないためにやるのが無刀取りなんだよ。だから、無刀取りなんかわざわざ自分からやるもんじゃないよ。
2012-12-04 17:49:13『とられじとするを是非とらんとするにはあらず。取られじとするをば、とらぬも無刀也。とられじとられじとする人は、きらふ事をば忘れて、とられまいとばかりする程に、人を斬る事ばなるまじき也。我はきられぬを勝とする也。人の刀を取るを芸とする道理にてはなし』
2012-12-04 17:52:20