予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える

岩田健太郎先生の著書からの抜粋。
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宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

僕のブログやアマゾンの書評で、きついコメントをされても全然気になりません。自分の名前を出すリスクを冒さない暴言の類は、トイレの落書きとほとんど同じだと…/ 予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書) 岩田 健太郎 http://t.co/hUjnJpiX

2012-11-23 10:14:09
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

予防接種法の問題点は、接種時期なども法律本文に盛り込んでしまったことにありました。…しかし、このように法律本文に施行詳細を盛り込むという方法をとってしまったため、新たな科学的知見が出ても変更がしづらいという問題が生じました。(同前)

2012-11-23 10:35:51
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

基本的に医療の世界は、司法の世界観(そしてマスメディアの世界観)が当然と信じているような「被害者がそこにいる時、必ず糾弾すべき加害者がいる」という論法がそぐわないものだと僕は考えています。(同前) 前回日脳の報道では接種医が実名で悪者になっていた

2012-11-23 11:12:38
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

ワクチンの本質は、「ほとんどの人には害も利益もないけれど、一部の人に利益が生じ、一部の人に害が生じてしまう」ところにありました。しかし…ワクチンを打たれる被接種者にとっては、ワクチンの副作用はオンリーワンの現象です。そのことに思いをはせ、配慮を示し、そしてまつとうに対応する…

2012-11-23 11:24:03
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

ワクチンの副作用が生じた時、行うべきは責任の追及、責任の糾弾ではありません。それをやれば皆が自己弁護し、そして時には隠蔽工作に走ります。…そうではなく、すべてのプレイヤーが道義的な責任を感じ、悔やみ、そして原因の追及(責任の追及ではなく)と改善を行うべきなのです。(同前)

2012-11-23 11:36:39
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

確かに。糾弾する人たちは、感染症対策に貢献した事例は少ないと思う「ワクチンの副作用が生じた時、行うべきは責任の追及、責任の糾弾ではありません。」

2012-11-23 11:38:07
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

ワクチンに反対する団体が建物の外でデモ活動をやったりしていますが、ACIPのメンバーは全然動じたりしません。実名で会議を公開し、インターネットでも開示して、それでも自分の見解をしっかりと述べるのです。

2012-11-23 11:48:42
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

後だしじゃんけん/禁忌者の完全なる識別など、別枇紀の現在においても不可能なことです。したがって、ここで東京高裁は、できもしない高いレベルの予防接種システムを行政に強要したことになります。

2012-11-23 12:49:58

ワクチンと自閉症いついて

 窮地に追い込まれている親は因果関係を誤解してしまうことは理解できるが,役に立たない科学者(junk scientists)やお金めあての弁護士,そしてすぐに真に受けるジャーナリストによって,親の不安が利用されるのは恥ずべきことである。
http://www7a.biglobe.ne.jp/SuzunokiCC/thimero.html

宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

論文の著者であるアンドリュー・ウェークフィールドの説によると、MMRによって腸管に炎症が起き、その腸内にある物質が血液中に入って脳に移動し、これが自閉症の原因になるのでは、というものでした。

2012-11-23 19:12:57
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

ウェークフィールドはワクチンメーカーに敵対的な弁護士から金銭を受け取っていました。この弁護士はMMRが自閉症の原因であると主張する自閉症の子どもの親のために働いていたのです。

2012-11-23 19:13:35
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

2010年2月、『ザ・ランセット』誌はウェークフィールドたちの1998年の論文を撤回する決定をしました。さらに、2010年5月、英国の医学総会議(GMC)は、ウェはくだつ-クフィールドの英国における医師資格を剥奪しました。

2012-11-23 19:13:50
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

予防接種を打ったあとで自閉症を発症すると、ついつい「予防接種のせいで」自閉症になったと考えがちです。MMRにしても、チメロサールにしてもそうでした。これはよくある「前後関係」と「因果関係」の取り違えです。

2012-11-23 19:15:46

前橋レポートについて

宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

前橋レポートというと、予防接種を否定する論文であるかのようなイメージを(僕自身は)持ちます。しかし、そうではないのですね。ワクチンの価値もちゃんと認めているのです。やはりイメージだけでものを語るのは危険ですね。

2012-11-23 19:39:04
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

…忙しい診療の合間を縫って、このような大規模な研究を行った前橋の研究班の方々には本当に頭が下がります。したがって、僕は「前橋レポートを作った研究者たちはよくなかった」という、今のHから見た後付けの批判をするつもりはまったくありません。

2012-11-23 19:44:14
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

…すでに前橋レポートの作成者である研究者自身が、「時の経過と共に、事情が変化し、それに伴って、過去の経験が通用し難くなるのも止むを得ないところである」と言っている以上…

2012-11-23 19:47:10
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

このことは、「インフルエンザワクチンを打つ人がたくさん地域にいると、その地域のインフルエンザワクチンを打たなかった人もインフルエンザにかかりにくくなる」つまり、集団予防の効果があることを示しています。

2012-11-23 19:54:34
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

…すべての科学論文がそうであるように、前橋レポートの感染症学的な意味は、新しい知見に置き換えられるべきものだと思います。 インフルエンザワクチンは集団に接種することで「群れの免疫」を獲得するのです。

2012-11-23 21:48:03

黙殺

宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

残念ながら、この手の「陰謀論」や「ねつ造論」は世界のどこに行っても見られます。 人々の恐怖をあおり、病気をねつ造してワクチン接種に向かわせようという話です。 あいにく僕ら医者のほとんどは、ワクチンを接種したいがために病名を作るほど陰謀的ではありません。

2012-11-23 22:14:26
宮原篤 7th「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」 @atsushimiyahara

「ワクチン嫌い」の言説は、好き嫌いから生じていると僕は思います。最初は好き嫌いから始まり、そして「後付けで」そのことに都合の良いデータをくっつけ、科学的言説であるかのように粉飾します。都合の悪いデータは罵倒するか、黙殺します。

2012-11-23 22:38:38

黙殺の事例

まとめ 「予防接種へ行く前に」を読む前に 勿論、読んだ後に、でも可。 「予防接種へ行く前に」を読む前に その2 http://togetter.com/li/360725 47499 pv 600 36 users 42