第三回歴史コミュニケーション研究会

第三回「5種類の歴史的思考力と効果的な学ばせ方」+「高校世界授業をみんなで作ってみる(3):世界史Aの導入を考える」 http://historycommunication.blogspot.jp/
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赤江雄一 @tricycler

だから開き直って何でもありでengineerすればいいというのではなく、どう engineer されているのかを考えるべきということ。その考えることこそが describeするということ。(続く)

2012-12-10 06:43:08
赤江雄一 @tricycler

今おこっているのは「開き直って何でもありでengineerすればいい」「変えればいい」と、 describe する基盤自体を壊す方向に日本社会が向かっているということだけど、それはちょっとおいておく。(続く)

2012-12-10 06:43:33
赤江雄一 @tricycler

僕は個人的には、歴史の engineering の様を describe する領域を歴史研究の領域にもっと組み込むこと、つまり、過去における歴史の応用自体をもっと研究する—ここにアーネスト・メイ『歴史の教訓』が嵌まる—のはいいと思う(A)

2012-12-10 06:43:58
赤江雄一 @tricycler

ただ、歴コミュ研での議論だと、もっと未来志向の応用になっていて、そこに「歴史教育学」の固有の領域(あるいはその活路)を見いだそうとしているように読める(B)。でそれが、それが @cristoforou や t_ohnuki のひっかかりになっているのかな。

2012-12-10 06:44:10
赤江雄一 @tricycler

僕は(B)がきちんとした認識 descrption のない engineering になるのは恐ろしいと思うけど、(A)と(B)がきちんと連携していれば(B)もありかなと(あえて)思う。

2012-12-10 06:44:24
赤江雄一 @tricycler

うわ、すごい連投になってしまった。すみません。

2012-12-10 06:46:24
saebou @Cristoforou

@tricycler 私の場合、未来志向というよりはむしろソーカル事件で批評理論が受けた打撃がひっかかりになっているような…人文学分野で科学技術のアナロジーを用いて受け手にやっていることを理解させようとするのが、権威主義的あるいはエゾテリックに見えるという問題でしょうか。

2012-12-10 06:47:59
nasastar @nasastar

夜中にヨーロッパ組で議論があったのね。赤江さんが指摘していることは大事だと思うよ。これまで歯止めとして「学問の普遍性」とか持ち出していたんだけど、それが機能しなくなったから、いろんな問題が起こっているわけで。またたぶん、その「普遍性」に寄りかかれる時代には戻れない。

2012-12-10 09:27:41
Cujka @tsujifolyam

この間行けなかった歴コミュ研の話を受けて私が抱いた感想に近い気がする。歴史叙述とは語り手の意思による情報の取捨選択と配置がなされたものだという認識が浸透する中で、「何でもあり」にならないために先例を調べることは大事だと思う。史学史の重要性はそうしたところにもあるはず。

2012-12-10 09:52:25
髭将軍 @higegeschichte

歴史工学云々のところはその場で議論を聞いていないとわかりにくいのかも。歴史学者(生産者)-歴史教育者というスライドの区分に対して、理工学の視点から見ると、基礎研究の成果を応用するのは工学の仕事だから、歴史学者と歴史教育者の間に例えば歴史工学的な存在が入るのでは、というコメでした。

2012-12-10 12:44:25
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

@higegeschichte その場にいなかったのについ思ったこと書いてしまいまして(笑)その発想自体良く理解できます。これまで予備校講師らが主に担ってきたという印象。

2012-12-10 12:48:20
Cujka @tsujifolyam

@higegeschichte なるほど、ありがとうございます。やっぱりその場にいないと分からないことも多いですね……。

2012-12-10 12:50:33
髭将軍 @higegeschichte

んで、それに対しては歴史学者も別に純粋な生産者というわけではなくて、事実の確定作業に叙述という営みを加えて、外からはわかりづらくても応用的なこともしているでしょう、という意見も出ました。歴史学では基礎と応用は個人内でのグラデーションの問題でもあるよね、という。

2012-12-10 12:51:26
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

そうかまとめてくれたのは助かります。赤江さんが最後に連投していたことはよくわかりますね。bへの違和感は、結局いかにその質が担保されるかなのだと思う。であるがゆえに、池尻君の分野ような歴史教育学がもっと活発になった方がいい。

2012-12-10 12:59:25
髭将軍 @higegeschichte

@tsujifolyam @t_ohnuki いえいえ、やはりみんなが議論に加わるので実況しきれないものは出てきますしね。仕方ないです。個人的には、アフタフォローで完全に補完するよりは、興味を惹いて、次回以降実際に来てもらえればいいのかな、と(笑)

2012-12-10 12:59:54
赤江雄一 @tricycler

というわけでこれはそのとおり。まえから何度も書いてるけど、歴史って知識でもあると同時にその知識を得る行為と方法だよね。だけど、佐藤正幸『歴史認識の時空』とかでもあるように、日本(というか東アジア圏)では歴史を静的な知識として認識する伝統が強い(続く)

2012-12-10 12:59:59
赤江雄一 @tricycler

なんで、知識と、その応用あるいは伝達みたいに切り分けるのは、そういう認識を強化することになるんじゃないかなあ、などと眠いあたまでぼんやりと。つまり、やっぱり AとBは分けない方がいいと思うんだよね。

2012-12-10 13:02:00
髭将軍 @higegeschichte

もうちょっと補足すると、池尻さんも歴史学者(生産者)-歴史教育者という既存の区分の仕方をあまりよくない事例として紹介なさっていました。そこをよりよいつながりにするために何が必要なのだろう、という問いの立て方ですね。

2012-12-10 13:02:06
髭将軍 @higegeschichte

僕も歴史学者(生産者)という分類はあまりよくないだろうなぁ、と思っていたので、いやいや叙述も応用でしょう、という先ほどの発言をしたわけです。

2012-12-10 13:04:04
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

@tricycler 研究者自身の恣意性取っ払うことができない以上、ということですね。

2012-12-10 13:04:33
髭将軍 @higegeschichte

歴コミュ研、歴研大会報告みたいに誰かが毎回報告でも書くべきなんだろうか。録音は参加者が意識しちゃうからよくないと思うんだよね。

2012-12-10 18:42:27
髭将軍 @higegeschichte

でもブレストとしの機能をフルに発揮するにはそういうのない方がいいんだよね。参加者が全員議論に集中した方がいい。

2012-12-10 18:44:16
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