さわベス2012

語夢万里文庫　チーム＜でがらし＞ @DEGARASHIs

今日は、木曜日。木曜の朝は、ＩＢＣ朝からラジオＢＯＯＫナビ！今日は、さわや書店年間おすすめ本ランキングの発表をさせて頂きました。

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この後、twitterさわやフェザンでも、さわや書店年間おすすめ本ランキング２０１２　略して「さわベス２０１２」をツイートさせて頂きます。今年、さわや書店スタッフが読み、これぞ！という作品ばかりです。年末年始の読書のお手伝い、一冊でもお役に立てれば幸いです。

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「さわベス２０１２」　今年も、正確に内容をお伝えするために、BOOKデータベースの内容情報を添えてお伝えいたします。文藝部門・文庫部門のおすすめランキングです。長くなりますが、お付き合い頂けたら幸いです。

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さわベス２０１２　文藝部門ノンフィクション賞　エンジェルフライト国際霊柩送還士　佐々涼子　集英社　国境を越えて遺体を家族のもとへ送り届けるのが国際霊柩送還士の仕事。日本初の専門会社で働く人々と遺族の取材を通して、著者は人が人を弔うことの意味を知る。

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さわベス２０１２　文藝部門新人賞　盤上の夜　宮内悠介　東京創元社　囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋…。対局の果てに、人知を超えるものが現出する。一人のジャーナリストが語る清新なＳＦ連作。

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さわベス２０１２　文藝部門時代小説賞　かけおちる　青山文平　文藝春秋　北国の柳原藩執政の阿部重秀は疲弊した藩財政の建て直しのため、ある秘策を実施。果たして結果は…。武士が武士であることの息苦しさ、人が人を思うことの難しさを描く。

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さわベス２０１２　文藝部門郷土本大賞　幕が上がる　平田オリザ　講談社　北関東の高校に通うさおりは、演劇部最後の１年を迎えようとしていた。姫キャラのユッコ、黙っていれば可愛いガルル、天才・わび助らと共に、年にたった一度の大会に挑む…。２０１２年最高の青春小説。

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さわベス２０１２　文藝部門郷土作家大賞　約束の森　沢木 冬吾　角川書店　妻を亡くした奥野は、警察を辞し孤独に暮らしていたが、かつての上司から指示を受け、北に向かう。謎の組織の存在と巨大な陰謀。一度は死んだ男が、眠っていた牙を再び甦らせる…。感涙と興奮の超大作。

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さわベス２０１２　文藝部門第十位　東京プリズン　赤坂真理　河出書房新社　戦争を忘れても、戦後は終わらない。１６歳のマリが挑んだ現代の“東京裁判”を描き、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞など各紙で、文学史的事件と話題騒然。著者９年ぶりとなる感動の超大作。

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さわベス２０１２　文藝部門第九位　光降る丘　熊谷達也　角川書店　２００８年６月１４日。栗駒山中腹の共英地区は凄まじい揺れに呑み込まれた。不安と絶望に呑み込まれそうな時間のなか、村民たちを励ますのは開拓時代の熱い記憶…。古くさくて新しい、日本の成長物語。

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さわベス２０１２　文藝部門第八位　築地ファントムホテル　翔田寛　講談社　明治５年、焼失した日本初の西洋式ホテルで、焼け跡から宿泊客の刺殺死体が発見された。その謎を追う西洋人探偵と日本人助手の捜査は、驚愕の真相にたどりつく…。乱歩賞作家渾身のミステリー快作。

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さわベス２０１２　文藝部門第七位　ふくわらい　西加奈子　朝日新聞出版　マルキ・ド・サドをもじって名づけられた書籍編集者の鳴木戸定。感情を出さない彼女は、猪木に憧れるレスラーなどとの付き合いを通じて、人との距離を縮めていく…。本年度最大の問題作にして、極上の感動小説。

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さわベス２０１２　文藝部門第六位　海賊と呼ばれた男上・下　百田尚樹　講談社　１９４５年８月１５日、男の戦いは、０からはじまった…。１００万部突破のベストセラー「永遠の０」の作者・百田尚樹が書き下ろした、ドキュメント小説の傑作、前編。戦後忘却の堆積に埋もれていた驚愕の史実。

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さわベス２０１２　文藝部門第五位　十六夜荘ノート　古内一絵　ポプラ社　大伯母から、高級住宅街にある古い洋館を遺された雄哉。しかし蓋を開けてみるとそこは、ドロップアウトした人間たちの巣窟だった…。ひとつ屋根の下、現代と戦中が交錯する、記憶をつなぐ物語。

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さわベス２０１２　文藝部門第四位　火山のふもとで　松家まさし　新潮社　「国立現代図書館」設計コンペの闘いと、若き建築家のひそやかな恋を、浅間山のふもとの山荘と幾層もの時間がつつみこむ。各紙文芸時評で話題沸騰。胸の奥底を静かに深く震わせる、鮮烈なデビュー長篇。

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さわベス２０１２　文藝部門第三位　黄金街　三田完　講談社　悲しくてやりきれない人生に、喝采を。生きるとは巡り逢うこと。不器用で、孤独で、そこはかとない。でも、必ず寄り添う誰かがいる…。「人情の名手」が綴る切なくも温かい珠玉の６篇。じんわりと心に響く短篇集。

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さわベス２０１２　文藝部門第二位　震える牛　相場英雄　小学館　消費者を欺く企業。安全より経済効率を優先する社会。命を軽視する風土が悲劇を生んだ…。平成版『砂の器』誕生。地方の現状を描くことで日本の病巣を炙り出させる、衝撃のミステリーエンターテイメント。

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さわベス２０１２　文藝部門第一位　泣きながら、呼んだ人　加藤元　小学館　喧嘩をしても、逃げたいと思っても、重くても、憎くても、嫌いでも、一生あなたから自由になれない…。４人の女性を主人公に、ロンド形式で進んでいく、母と娘をテーマにした書き下ろし小説。

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「泣きながら、呼んだ人」　昨年、震災の年に当店で決意をもって販売した『限界集落株式会社』。この本は、支えあって生きる地域の、コミュニティの大切さを教えてくれた。今年、日常とは変わらないことではなくて、変化に適応していくことなのだと思い知らされた私たちの、

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「泣きながら、呼んだ人」　その心の傷を癒すように贈られた１冊の本がある。最も小さなコミュニティである「家族」の、誰にでも必ず存在する「母」。過ぎ去ってしまったあの頃か、はたまたこれから訪れる“決められた日”なのか…いつか思い出になってしまう宿命を避けられない母との時間を考える。

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「泣きながら、呼んだ人」　その思い出は、いい事ばかりで彩られているわけではないけれど、自分の心の奥深くで変わらずにあり続けるのだろうなと思う。そして、母のなかにも自分と変わらぬ思い出が、あり続けるのだろう。

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『泣きながら、呼んだ人』を読み終えた日、笑いながら「お母さん」と呼んだときのことを思い出していた。それは、変化してゆく日常を支えている変わらない思い出。この本には、子を思う母の気持ちと、母を思う子の気持ちのすべてが詰まっていると思います。

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「泣きながら、呼んだ人」 感謝の気持ちを「言葉」にして伝えた事がありますか？ 子をもつ全ての母親と母をもつ全ての方へ捧げます。 ２０１２年　この一冊だけはお読み頂きたい！ 読み終えた時、きっと言葉にすることが出来ると思う。 「お母さん、ありがとう」と。