「1959年にメルトダウン事故を起こしたとされる、サンタスザーナ原子炉実験所について」堀潤さんのつぶやき

1959年にメルトダウン事故を起こしたとされるロス近郊、サンタスザーナ野外原子炉実験所について、堀潤さん( @8bit_HORIJUN )が、呟かれていて気になったのでまとめました。
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【WikiPediaより引用】

サンタスザーナ野外実験所(Santa Susana Field Labolatory)

1947年にアメリカ政府と提携した民間企業が設立した
カリフォルニア州ロサンゼルス市郊外約50kmの、シミバレーにあった1150ヘクタールの広大な総合研究施設である。

1949年から2006年までスペースシャトルの液体推進ロケットを、1953年から1980年まで原子炉を、1966年から1998年まで液体金属炉の研究を行っていた。

当研究所では10基の原子炉があったが原子炉は80年までに全て解体されており跡地は航空大手のボーイングが所有している。

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燃料棒溶融事故

第4地区で1957年からロケットダイン社、後にアトミックス・インターナショナル[3]がナトリウム冷却原子炉の運用を行っていた。米国初の発電用原子炉であった。

1959年7月13日 午後6時30分から26日までの2週間にわたり、テトラリンの漏洩から冷却不能となり燃料棒が溶融した。

カリフォルニア州議会の委託を受けた公的研究によると、43本中13本が溶融し、1500-6500キュリーのヨウ素131と1300キュリーのセシウム137が環境中に放出されたとされる。

スリーマイルアイランド事故では17キュリーのヨウ素131と大量の放射性希ガスを放出し、セシウムは放出しなかったので、この事故は世界最大の原子力事故のひとつだといえる。

ずっと機密であったが、1979年にUCLAの学生が資料を調べ事故を発見した。1989年に米エネルギー省が報告書を作成したが詳しい記録がないため2011年現在まで、一切の詳細は不明である。

1960年9月 原子炉の運転が再開されたが、1964年に閉鎖された。

2010年12月 原子力施設の解体後も周辺で放射性物質の検出が続いたため近隣住民は完全な除染が必要だと主張しアメリカ政府と折衝。放射性物質の抜本的な除去を行うことがようやく決まった。

2011年 アメリカ環境保護庁(EPA)は自然レベルより高いセシウムを検出した。2012年9月までに汚染実態を把握し、- 2017年までに除染を終える予定としている。

堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

1959年にメルトダウン事故を起こしたとされる米国サンタスザーナ野外原子炉実験所。事故の詳細は今も公にされていない。EPA to hold SantaSusana Field Lab community meeting Wednesday http://t.co/Yc0xcJMD

2012-12-12 16:29:34
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

今年8月にもtweetしたが1959年に起きたサンタスザーナでの実験用原子炉のメルトダウン事故は米国政府が公に認めていないもので、これが事故と認められるとスリーマイルを越える放射性物質の放出量とも指摘されており、除染活動は今も続いている。http://t.co/otKfiOU6

2012-12-12 16:36:37
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

事故から50年、サンタスザーナ周辺では癌の発症と事故との関連性を疑う住民の声も多数聞かれており、EPA・米国環境保護庁が放射性物質による周辺への汚染実態を調べる調査を進めてきた。調査結果は今月末に公表される予定。明日は公聴会が開かれる。http://t.co/Wr1SS6cL

2012-12-12 16:44:01
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

EPA・米国環境保護庁によるサンタスザーナ野外原子炉実験所の事故に関する調査や明日開かれる公聴会に関して、今日、地元メディアも報じた。 http://t.co/Yc0xcJMD

2012-12-12 16:47:57
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

1959年にメルトダウン事故を起こしたとされるロス近郊、サンタスザーナ野外原子炉実験所。飛散した放射性物質の調査結果を米国環境保護庁が住民に向け報告中。事故から既に50年以上経過してはじめて。 http://t.co/70YlSt3K

2012-12-13 12:24:38
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

EPA・米国環境保護庁によるとサンタスザーナ野外原子炉実験所跡地では最大でバックグラウンドレベルの1000倍を超えるセシウム137を検出。事故から既に50年以上経過しての値から考えると当時の事故の深刻さを物語る。 http://t.co/LdAuCzvx

2012-12-13 12:35:32
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

サンタスザーナ野外原子炉実験所のあるシミバレーの住民からは「四種類の癌を患っているが健康への影響についてもっと説明が欲しい」など要望や質問が相次いでいるがEPA側は「今回は汚染状況の報告しかできない」という回答で会場 http://t.co/rqFsVW6c

2012-12-13 13:18:10
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

メルトダウンの事故によってサンタスザーナ野外原子炉実験所跡地で検出されたセシウム137は最大で1グラムあたり196pCi(ピコキュリー)で環境中に存在するバックグラウンドレベルのおよそ1000倍。 ピコキュリーをベクレルに置き換え1キログラムあたりに換算すると7252ベクレル。

2012-12-13 20:18:45
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

その他、サンタスザーナの原子炉跡地では、ストロンチウム90が最大788ベクレルで通常の284倍。プルトニウム239/240は、およそ7ベクレルだが、通常の10倍という値が検出された。セシウム137は、291ヶ所から検出されており、影響は広範囲にわたっている。

2012-12-13 20:42:56
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

EPAによる公聴会では市民から健康へのリスクについて説明を求める声が相次いだ。特にシミバレーは周辺域の水源にもなっており、放射能の汚染が河川や地下水にどの程度影響を与えるのか、飲み水や農業用水への汚染がどの程度高まっているのかなど、説明を求める人々がそれぞれ語気を強めて発言した。

2012-12-13 20:44:16
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

それに対しEPA側は「汚染実態の調査の説明会なので健康へのリスクに関して応えるデータを持っていない」と繰り返し、住民との押し問答が続いた。また今回の調査はサンタスザーナ実験所の敷地内に限られており、隣接する住宅や周辺地域の汚染状況が分かっておらず市民の不安を拭う事は出来ていない。

2012-12-13 20:45:26
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

カリフォルニア州はこうした調査結果をもとに2015年から2年間で検出地域の除染を完了させるとしているが計画通りに進むかどうかは不透明な状況だ。事故から50年が経ちようやく放射性物質の拡散状況の一端が明らかになりつつあるが肝心の市民の健康や生活を守る施策までは手が回っていない。

2012-12-13 20:47:19
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

説明会に参加した住民の言葉。「シミバレーも最近、新しく住み始める人々が増えてきた。移り住んできた人達はこの原子炉の事故のことをよく知らない。でも汚染は続いているのだ。知らず知らずのうちに、健康が蝕まれているのだ。周知はこれからもまだ必要なのに。除染が出来るかまだ分からないのに。」

2012-12-13 20:50:03
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

今回公聴会を取材した地元テレビ局は2社だけだった。スチールカメラの数から察するに新聞メディアも数社に限られていた。民製カメラを手にしたフリージャーナリストが2人果敢に質問を繰り出していたが、地元大手テレビは、EPAのプレゼンが終わると、住民との質疑応答の時間を待たずに引き上げた。

2012-12-13 20:52:41
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

ニュースの原点は調査報道だ。徹底できるか。重大な事故が50年も放置され続けた責任は、メディアにもあるのだという思いで。 以上、サンタスザーナ野外原子炉実験所のメルトダウン事故について、EPA・米国環境保護庁が行った放射性物質汚染状況調査結果報告。

2012-12-13 20:55:44
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

メモ:公聴会を前に会場では放射能影響の専門家と医学博士や地元住民が会見。癌の発生率が増加していると健康調査の徹底を求めた。 http://t.co/b7z8FTUQ

2012-12-13 21:10:22
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