- FukushimaKokugo
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塾を開いてこのかた授業のたびにいつも感じてきたこと、それは、「週1回」の少なさ。いかにしてそれを補えばよいか。多くの塾はそこで「宿題」を課すわけだが。それだけは避けたい。
2012-12-13 21:32:33家庭学習が「宿題(=義務)」になったとたん、子どもたちの9割はやる気をなくす。「やらねばならないこと」ではなく、「やってもいいこと」「やったほうがいいこと」さらに言えば「やりたいこと」でない限り、家庭学習は逆効果。
2012-12-13 21:34:37今日の2コマの授業でも、様々な読解技法を「3つの力」に沿った形で練習したわけだが。それを、家庭学習で「国語」に取り組む際はもちろんのこと、日常的に読み書きしたり対話したりするときに、「自主的に」活用してもらいたい。そうすれば、週1回の授業で付与された技術が、定着に向かっていく。
2012-12-13 21:38:40たとえば、「AではなくB」という対比の型を日々口酸っぱく教えているわけだが。それを、家庭で取り組む国語の勉強の中で、あるいは読書や日常コミュニケーションの中で、どれだけ意識できるか。どれだけ自覚的に活用できるか。そこが肝心だ。そういう意識と自覚なくして、塾での勉強は役に立たない。
2012-12-13 21:42:27教師は、授業で付与された技術を生徒が積極的・日常的に活用したくなるような、そんな授業を行わなければならない。そんな付与の仕方をしなければならない。たとえば、「なーるほど!」という場面を作らなければならない。たとえば、できなかった問題ができるようになる体験をつませなければならない。
2012-12-13 21:45:38そういう授業をすることを考えると、国語長文読解問題というのは圧倒的に不向きである。解かせて、説明して、終わりになってしまう。必要な技術が多岐にわたりすぎて、1授業には決して収まらない。私は先に述べた「学ぶ力」の文章読解を、1日に小問2つだけ(!)で進めているが、それでも時間不足。
2012-12-13 21:49:10この前の授業なんて、「問1」だけで100分使った(笑)。たった1つ「問1」を解くためにも、論理的思考の技術が様々に求められてくる。段階的なヒントを順々に与えながら、これまでに教えてきたどの技術を使えばよいのかに気づかせ、なんとかしてギリギリ自力で答えにたどり着けるように仕組む。
2012-12-13 21:54:12ただし、それでも答えられない子というのが、いる。必ずいる。どれほどヒントを与えても答えられない子。これだけ言えば必ず答えが出せる、教師がそう確信しても、それでも答えを出せない子。しかしそういう子も、ステップをより細分化してより多く習熟を積ませれば、なんとかなるはずなのだ。
2012-12-13 21:59:09(笑)。RT @jimbei_papa: ぎくっ(*_*; @FukushimaKokugo 家庭学習が「宿題(=義務)」になったとたん、子どもたちの9割はやる気をなくす。「やらねばならないこと」ではなく、… …「やりたいこと」でない限り、家庭学習は逆効果。
2012-12-13 22:01:36はい。RT @jimbei_papa: 結局学生が理解できないのは教師の責任。伝え方の技術不足と心得るべきなんでしょうね@FukushimaKokugo
2012-12-13 22:13:50ただし、他の多くの子が真面目に取り組んでいる中、ある子だけが不真面目にさぼっている、といった場合は、まあ半分以上の責任はその子にある。そういうときはもちろん、厳しく叱る。塾ならば、「高い金払ってることを忘れるなよ」と釘を刺すのも大切。当然。
2012-12-13 22:16:22