送り手が『個性』を意識するように、受け手も「好きなものを読みたい」という『個性』を持っています

たとえば、「想定する読者層とかはないんだけど、万人にまんべんなく好きになってもらえればいいな」「自分の好きな作品をみんなにも好きになってもらいたい」、こういう考えはアウトです。なぜなら受け手(読者)の『個性』を意識してない!
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三木一馬 @dengeki_miki

創作の手助けその2。好きなことを書いてるだけでは、昨今の娯楽市場には太刀打ちできません。お金の奪い合いは通りこして、今は「時間の奪い合い」になっています。彼らに興味を持ってもらうため、宣伝担当や編集者も頑張りますが、創作者もちょっと気にしておくといいことがあります。

2012-12-17 20:34:27
三木一馬 @dengeki_miki

作家さんや作品には、よく褒め言葉として『個性がある』と言うことがあります。『個性がある』のはそういう物理的なものだけでなく、宣伝方法やプロジェクトの進め方にも人それぞれな『個性』が見え隠れします。『個性』の無い作品や宣伝方法では今の市場では埋もれてしまいます。

2012-12-17 20:34:33
三木一馬 @dengeki_miki

なぜなら個性が「売り」になったり、特徴として皆さんに覚えてもらえるアイコンになるからなのですが、『個性』があるのは送り手側だけだと皆様考えていませんか? そうではなく、受け手側、読者や視聴者、ユーザーさんにだって『個性』はあります。

2012-12-17 20:34:38
三木一馬 @dengeki_miki

読み手や視聴者だって最近は趣向の多様化によって本当に千差万別になっていて、マーケティング方法もネットやPOSが進歩してより一層調べる側にもその情報が分かるようになってきました。これからは、受け手側の『個性』も意識した作品作りをしていくと良いです。

2012-12-17 20:34:44
三木一馬 @dengeki_miki

たとえば、「想定する読者層とかはないんだけど、万人にまんべんなく好きになってもらえればいいな」「自分の好きな作品をみんなにも好きになってもらいたい」、こういう考えはアウトです。なぜなら受け手(読者)の『個性』を意識してない! 

2012-12-17 20:34:53
三木一馬 @dengeki_miki

読者にもいろ~んな人たちが、超たくさん存在してます。みんなにピンポイントで突き刺さるような作品なんてつくれるわけない! 送り手が『個性』を意識するように、受け手も「好きなものを読みたい」という『個性』を持っています。

2012-12-17 20:35:04
三木一馬 @dengeki_miki

彼らのその趣向を想像しつつ、自分の個性と相性が良さそうな読者をまずは想定してみましょう。その数は多そうですか? もし自分ならどんな展開にしてくれるとより一層好きになりそうですか? ヘタにユーザーさんを『無個性』な感じに認識してしまうのは危険です。

2012-12-17 20:35:12
三木一馬 @dengeki_miki

向こう側にも趣向の『個性』をもった人がいることを忘れないようにしましょう。そして、そこに送り続けるその内容が面白ければ、周りにいるユーザーさんたちにも伝播していきますから、まずはその根幹の部分にこだわってみると良いです!

2012-12-17 20:35:29