第19回 twitter読書会(金曜会)山本方夫『夏の葬列』での発言まとめ
#dks 本日10時からのtwitter読書会、課題図書は、山川方夫の『夏の葬列』 (集英社文庫)です。短編。午後10時頃よりハッシュタグ"#dks"をつけて、『サマーウォーズ』横目に見つつ、感想をつぶやきあいます。参加は誰でも自由。ぜひどうぞ。
2010-08-06 20:55:14#dks では、10時を過ぎましたので読書会始めますね。本屋で売っていなかったりと、『夏の葬列』ちょっと入手しづらかったようで、もうしわけなかったです。
2010-08-06 22:10:03#dks 短い作品ながら、色彩を意識した風景描写が非常に印象的でした。そういえば、近年の中学校の国語教科書に載っているらしいです。僕の時は載っていませんでしたが。
2010-08-06 22:13:26#dks 他の短編も含め、夏の物語が多い。夏の強烈な日差しと、その光による鮮やかな風景の色、そして強い影。景色の描写がそのまま物語が扱う生と死のコントラストになっている。
2010-08-06 22:26:34#dks 読み返してみて気がついたのですが、『夏の葬列』には海が出てきませんね。「海岸の町」「かすかに海の音」とはあるけれど、海そのものは出てこない。その代わりに芋畑の海が出てくる。
2010-08-06 22:34:43#dks @recollect ということは、短編まるごと入っているんですね。よく教科書なんかだと断片的にしか掲載されてなかったりしますけど。11ページですから入りますか。
2010-08-06 22:41:32@yuya76 #dks 僕は今回初めて読んだんですけど、一緒に読んだ人は昔読んだ記憶があるって言ってました。たぶん教科書なんでしょうが、けっこう掲載されてるのかもしれないですね。
2010-08-06 22:56:47#dks @wolf_51 出版社が違ったのか、僕の教科書にも載っていませんでした。中2の教科書らしいです。どういう意図で選ばれたのでしょうね。
2010-08-06 23:00:32@yuya76 #dks それはやはり、戦争の一つの光景を知る教材に打ってつけだということじゃないでしょうか。短編ですからテーマが際立ちますし。
2010-08-06 23:03:30#dks @wolf_51 国語の教科書に載っていた戦争関係の作品というと、もっと直接的な戦時下での「悲惨」や「残酷さ」を扱ったものが多かったように思うのですが、この作品は少し違いますよね。なんというか、戦争から派生した不幸がずっと続いている。
2010-08-06 23:09:16#dks @recollect 国語の授業でどんなことを話しあったり、試験の問題にしていたのでしょうね。この時の主人公の気持ちを述べよ〜みたいなのかな?
2010-08-06 23:11:43#dks 戦争の悲惨さよりも、物語のもっと個人的な運命にぞっとさせられました。罪悪感がどれだけ人を苛むものかと、最後の落ちも含めて相当、そこまでやるかという…
2010-08-06 23:11:57#dks @recollect 罪悪感を過去のものにしようと思って、ぶらり途中下車したら、まさかの罪悪感復活&現在進行形への悪化ですから、主人公の運命は過酷ですよね。一旦救っておきながら落とすあたりが、すごい。
2010-08-06 23:14:37