ほのぼの紫赤bot風邪ひきクリスマス(2012)

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【12/21】紫原「室ちーん。オレ、しんどい」氷室「…？確かになんだかダルそうだね。風邪？」福井「お前、体アツくね？まさか熱あるんじゃ…」劉「今日は帰れアル」岡村「そうじゃな、悪化する前に休め！帰ったらうがいして寝る！」氷室福井劉「「「うがいして寝る！」」」紫原「…はーい」

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【12/21】実渕「もしもし？」赤司「昨日は迷惑をかけてしまってすまない」実渕「それはいいけど。…征ちゃん、声おかしくない？」赤司「ん、ああ。風邪気味かも」実渕「え！？大丈夫？風邪なんて珍しいわね…相当堪えてるってことかしら」赤司「大丈夫だけど一応、病院に行ってから練習に行くよ」

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【12/21】葉山「……え？赤司が風邪で休み！？体調管理バッチシな赤司が風邪で休み！？」根武谷「意外だな」実渕「征ちゃんも人間だからね。普段が頑張りすぎているのよ」葉山「強い人間って案外脆いもんなー…見舞いに行ってくる！」根武谷「オレも！」実渕「ちょっと！練習は！？」

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【12/21】氷室「アツシ、調子はどう？」紫原「んー…あー室ちん。お菓子食べたーい」氷室「お菓子は流石にやめておいたほうがいいだろ。ゼリーは買ってきたけど」紫原「室ちんやっさしー。ありがとー」氷室「大丈夫なのか？」紫原「頭がガンガンするー…吐きそうだし…色々、大丈夫じゃない」

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【12/21】紫原「今までは、赤ちんだけがいれば良かった。赤ちんだけが大事だった。でも最近は室ちん達も大事なのかも、って思うようになっちゃった。オレ、ホントに赤ちんが好きなのかなー。何が１番大事なのかな？もーわけわかんない」氷室「敦は、１つのモノしか大事に出来ないのか？違うだろ」

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【12/21】氷室「赤司くんもオレ達も同じ人間だけど違う存在だ。大事なモノが増えると、急に目まぐるしく景色が変わって焦るのも分かる。でも、今まで通りでいいんだ。敦は、赤司くんもオレ達もバスケもちゃんと大事に出来ているよ。だから何も心配する必要なんてない」紫原「……んー…室ちん」

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【12/21】紫原「寝てる時、赤ちんの夢見た。赤ちんとこうやって電話しないのは初めてで、どうやって夜を過ごせばいいか分かんない。自分から電話する勇気もないのに…すごく、寂しい。オレ、なにしてんだろ。赤ちんと仲直りしたい…」氷室「うん。早く風邪治して赤司くんと仲直りしないとね」

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【12/21】赤司「…で、練習をサボってここに来たのか」葉山「ハイ…」根武谷「すんません…」実渕「皆、征ちゃんのことが心配なのよ」赤司「…はぁ、まったく。さっさと帰れ。…風邪がうつるから」葉山「大丈夫だって！オレ達、頑丈にできてるから」実渕「食べたい物とかある？」赤司「…おかゆ」

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【12/21】実渕「その状態だと、風邪が治るまで電話するのは無理そうねー」葉山「え？なになに？お前ら喧嘩してんの？」赤司「声が大きいよ…頭痛い…」根武谷「早く、風邪治さねーとな」赤司「うん」葉山「治るまでおかゆ作りに来るから！レオ姉が」実渕「仲直り出来るといいわね」赤司「…うん」

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【１２月２２日】氷室「まだ、熱があるね」紫原「うー…いつになったら治んの…」氷室「早く治したいなら薬を飲むべきだと思うけど？」紫原「薬はムリ。あんなマズいもん食べ物じゃねーし…」氷室「薬は食べ物じゃなくて風邪を治す為のものだよ」紫原「…んー風邪とか自力で治すし」

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実渕「征ちゃん、薬の時間よ」赤司「…僕、粉薬は飲まない主義だから」実渕「…よく分からないところで子供になるはやめて」赤司「無理。もう大丈夫だか…らっ」実渕「ほら、まだ自分で立てないんだから無理しないの。薬を飲めばすぐ治るかもしれないわよ？」赤司「自力でなんとかなる…！」

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紫原「そーいや、室ちん。オレのカバンの中開けてー」氷室「…ん？これ？」紫原「うん。それ、室ちん達のお土産だから」氷室「ストラップ？ふふ、ありがとう。大事にするよ。皆にも渡しておくから」紫原「んー…携帯に赤ちんから電話きてる？」氷室「きてないね」紫原「やっぱ怒ってんのかなー…」

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紫原「うー、…あー…携帯画面見るだけで頭ガンガンする…気持ち悪い…」氷室「電話かけたいなら早く風邪を治すべきじゃないのか？」紫原「…うん」氷室「薬、飲む？」紫原「…んー。飲んだら、早く治る？」氷室「きっと早く治るよ」紫原「じゃあ、がんばろっかなぁー…」

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赤司「…は？」葉山「だからー、地球が滅亡するんだって！」赤司「それは昨日…って、お前はそんなくだらないことを言いにきたのか」葉山「だってヤバイじゃん。滅亡したらもう紫原と仲直り出来ないままだよ！早く薬飲んで風邪治さないと！」赤司「はぁ…そうだね。分かった。滅亡する前に薬を飲むよ」

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福井「マシになったか？」紫原「んー…？…あ、福ちん。うん、薬飲んで寝たらマシになったー。ありがとー」福井「あ、そうだ。土産ありがｔ」岡村「オーイ！大丈夫か？」劉「声が大きいアル」紫原「うわぁ…みんな来たし」岡村「土産大事にするからな」劉「もう携帯につけたアル」福井「オイ、お前ら」

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氷室「もう起き上がっても大丈夫？」紫原「うん。頭痛いのとかマシになったからダイジョーブ。…赤ちんに電話してみよっかなー…」福井「おう」劉「うん」岡村「そうじゃな」— 紫原「…あのさ」氷室「なに？」紫原「心配してくれてんのは有難いんだけど、見られてると電話しにくいから１回出てって」

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実渕「そういえば、征ちゃん携帯とか確認しなくていいの？テーブルの上に転がったままだけど」赤司「電話がかかってきたら音が鳴るから。鳴っていないということは着信がないってことだよ」実渕「そう。早く電話出来るといいわね」赤司「…電話よりも手紙だ」実渕「え？手紙？」赤司「敦に手紙を書く」

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実渕「手紙って…また古風な…。体調はどうなの？」赤司「薬を飲んで寝たら少しマシになった。玲央は勿論、小太郎達のおかげだね。ありがとう」実渕「ふふ、ソレ、あの子達が聞いたら喜ぶわね」赤司「よし、僕は墨を用意するから悪いけど半紙を」実渕「え？なに？そこも古風な感じ？」

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紫原「……」《おかけになった番号は電波の届かない場所にいるか、電源が入っていないためかかりません》紫原「室ちん！！」氷室「うわっ！？…びっくりした」福井「急に扉開けんなよ…！！」紫原「………全員、壁に貼り付いてなにしてんの」氷室「それよりどうしたんだ？」紫原「赤ちん電源切ってる」

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紫原「室ちんどーしよ…赤ちんすっげー怒ってんのかも…」劉「なんだ、フラれたアルか」紫原「まだ告ってもねーし！」氷室「うーん。怒ってるっていうより、赤司君もヘコんでるのかと思ってたけど」紫原「あー…」岡村「もう一回かけてみればいいじゃろ」紫原「もー１０回くらいかけたし…」

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葉山「なにこれｗヤバイｗｗ赤司なにこれｗ」根武谷「見れば分かるだろ、果たし状だ」赤司「普通の手紙だよ」葉山「果たし状…！！」赤司 「違う」実渕「わざわざ墨すって筆で書いたからね」根武谷「筆ペンでも良かったんじゃ…」実渕「じゃあ私は手紙を出してくるわ」赤司「あ、ああ。すまない」

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葉山「そんな心配そうな顔しなくても大丈夫！この果たし状で仲直り出来るって！」赤司「うん、ありがとう」根武谷「ん？赤司、携帯の電源切ってるのか？」葉山「え？マジ？電話かかってきてたりして」赤司「携帯は置いておいたら勝手に電源が切れるものなのか？壊れたのかな？」葉山「ええええっ…」

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紫原「…」福井「…」岡村「…」劉「…」氷室「…アツシ？」紫原「…なんか、またしんどくなってきたー」福井「わああ！そのまま座り込むなよ！お前抱えんの大変なんだから」氷室「ベッドまで歩ける？」紫原「…ムリー」岡村「よしよし、頑張ったから疲れたんじゃな」劉「運んでやるアル」福井「…」

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葉山「これで充電オッケー！」赤司「ありがとう」根武谷「赤司の携帯って古いよな」赤司「最近のは難しいだろう」葉山「おじいちゃん…」根武谷「おじいちゃん…」実渕「おじいちゃん、手紙出してきたわよー」赤司「怒るよ。…じゃなくて、数日間ありがとう。皆のおかげで元気が出た。もう大丈夫だ」

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氷室「起きた？」紫原「ん…？んん…室ちんずっと居たのー…？」氷室「本当に風邪が悪化したんじゃないかって心配だったから」紫原「そっか。ごめんね」氷室「喧嘩してからアツシはよく謝るね。…大丈夫。オレの予想だけど、赤司君から連絡来ると思うよ」紫原「うん。オレ…赤ちんのこと待ってみる」