放射線によらない健康への影響(チェルノブイリ)

低線量被曝の影響の大小・有無の話は別として、現在チェルノブイリ地区で起こっている健康問題の多くは、放射線によらない経済社会因子やストレスなどの精神的な因子に由来するとされています。 これらは放射能汚染に伴なうことから、放射線の直接影響と誤解されることも多いようです。 チェルノブイリの収束作業にあたった方々やその子供たちに見られる健康への影響が、放射線の影響ではなく著しいストレスによるものだというロシア語文献をもとにした論文(総説)をロシアの科学者が出していました。その中から目についた内容をまとめました。 論文を紹介してくださった @yoshisatose さん、ありがとうございました。
原発 震災 ストレス チェルノブイリ
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s_matashiro @glasscatfish
(チェルノブイリ)「胎児期に放射能汚染された子どもの場合(中略)障害の程度は、保護者の教育や不安度との関連性が非常に強かった被ばく度との関連性は証明されなかった。」 昨年5月の文科省専門家ヒアリング議事録・大阪医大小児科田中英高先生 http://t.co/BekCvg55
なげなわぐも @anhebonia
「その障害の程度は、保護者の教育の状況、あるいは保護者の不安度との関連性が非常に強かった、とされています」 福島県内で一定の放射線量が計測された学校等に通う児童生徒等の日常生活等に関する専門家ヒアリング(第1回) 議事録http://t.co/rkCHOIHd
なげなわぐも @anhebonia
「保護者の不安度」という。親の非物質な心理状態が子の健康に影響するならば、放射能が健康に悪さするだろう。と考えることは非科学的か? 「保護者の不安度」が子の養育に影響を与えるとするなら、それを媒介する何かを考察しなければ、ダメよ。
s_matashiro @glasscatfish
養育に一生懸命な保護者は子どもの異常な症状に深刻になりがちで、それ が子どもの症状をさらに悪化させるケースが多い。これを"Selffulfilling profecy" とよび、事例報告とともに記載されている」大阪医大小児科・田中先生 http://t.co/85ItmncD

自己充足的予言(self-fulfilling prophecy)
「人がある状況がほんとうにあると定義すると,結果としてその状況が現実に存在するものになる」
http://www.geocities.jp/judgement_xp/KeyWord/SelfFulfillingProphecy.htm

s_matashiro @glasscatfish
「チェルノブイリの研究では、放射能の低濃度では汚染度よりも日々の生活における心の状態が健康維持には重要であると結論されておりまして、特に下にあります3番目のBeehlerの論文などは、その辺が詳しく・・」大阪医大小児科・田中先生 http://t.co/JKYlFEZq
s_matashiro @glasscatfish
(長瀧先生のチェルノブイリ経験)我々が住民の方と話しているときにも、その横に外国の人が入ってきて線量計で放射能を測りながら、ここも汚染されているということを住民の方に言って歩くという状況で、住民が非常な恐怖を覚えていた時代でありました。 http://t.co/BekCvg55
s_matashiro @glasscatfish
(長瀧先生のチェルノブイリ経験:1990年)バセドー病の患者さんでありますけれども、診察している間中、自分の病気も、周りの人の病気もすべてチェルノブイリ事故のせいであると信じておられまして、そういうことを新聞あるいは、その当時、周りにいる方たちが盛んに宣伝していたわけであります。
ツイートまとめ チェルノブイリ事故の健康被害が誇張されているとするロシアからの声 チェルノブイリ事故の健康影響についてはしばしば IAEA や WHO の調査とは異なる見解が伝わっています。これらの情報のかなりの部分がヤブロコフらの 2009年 の論文にまとめられてよく参照されています。 http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1749-6632.2009.04822.x/full 日本語抜粋 http://www.asahi-net.or.jp/~pu4i-aok/core/bookdata/1000/b1083.htm しかし、この論.. 12632 pv 239 2 users 41
s_matashiro @glasscatfish
チェルノブイリ事故の収束作業に当たった方々の子供たちに見られる健康影響は放射線によるものではなく、主に親が受けたストレスや欝などからくるものではないか?というロシアからの論文 http://t.co/MVwUB5mS (要有料購読登録で読めない・・・)
s_matashiro @glasscatfish
KoterovとBiryukov の2011年の英語論文 http://t.co/7ymKPfUl はチェルノブイリ事故の清掃人とその家庭に見られる健康影響の原因をロシア語の論文を中心に検討したもの。線量からは放射線の直接影響は考えられないので、化学的原因精神的ストレスに主因を
s_matashiro @glasscatfish
Koterov&Biryukov, 2011: チェルノブイリ清掃人の平均的な被曝線量 20-185mGy では子供への影響がおこるとは考えられず、実際に最新の手法を用いた放射線影響の研究でもこれは支持されている。しかし、遺伝的な影響を見つけたとする報告もある。なぜか?
s_matashiro @glasscatfish
Koterov&Biryukov, 2011: チェルノブイリ清掃人の子供への遺伝的な影響を主張する報告は限られたグループから学位論文や会議録のような外部の厳しい評価を受けない形で発表される事が多い。これらの報告はしばしば遺伝的な影響がないとした国際的調査にすら言及してない
s_matashiro @glasscatfish
Koterov&Biryukov, 2011: 放射線の直接影響がないにしてもチェルノブイリ清掃人やその家族にはしばしば健康状態が良くないことが見られるのは事実である。これは彼らの経済社会状態に加え、放射線の恐怖に基づくストレスに依る部分が大きい。
s_matashiro @glasscatfish
Koterov&Biryukov, 2011: チェルノブイリ清掃人の子供の健康状態の悪さがが放射線の遺伝的影響によらないことは、親の被曝の時期や線量と相関しないことからも分かる。
s_matashiro @glasscatfish
Koterov&Biryukov, 2011: チェルノブイリの汚染地域からはイスラエルに多くの人が移住した。これらの人の健康診断から、汚染度の高い地域からの移住者はストレス度も高いことが分かっている http://t.co/GILhpzbf
s_matashiro @glasscatfish
Koterov&Biryukov, 2011: ストレスは活性酸素を通じてDNAに傷害を与えたりさまざまな疾患の原因となることは動物実験でもヒトの健康調査でも良く調べられている。例えば難病の子供を持つ親のDNAは活性酸素に弱いという研究も http://t.co/E6ssCPcG
s_matashiro @glasscatfish
Koterov&Biryukov, 2011: チェルノブイリ事故では初期の隠蔽もあって、清掃人の心理的な不安は極端なものがあった。子供を持つことに関しても積極的になれず、遺伝的変異を恐れつつ育てることは子どもの健康上も良い影響を及ぼしているとは言えない。教育が重要。
s_matashiro @glasscatfish
Koterov&Biryukov, 2011: チェルノブイリ事故の収束には大量の鉛が使用された。放射線の直接影響はなくてもこうした化学物質の影響が清掃人自身の健康や精子形成に影響を及ぼしていることは十分考えられる。
s_matashiro @glasscatfish
Koterov&Biryukov, 2011: チェルノブイリ清掃人の喫煙率は高く、さらにある調査ではアルコールの問題を抱えている人が44%にも上る。こうした事実は精神的なもの以外にも子供の健康に影響を与えていることが考えられる。
s_matashiro @glasscatfish
世界各国でのタバコ消費量(年間・一人当たり)の国際比較。東ヨーロッパは消費量が多く、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアは年間2000本を超えるhttp://t.co/QSAUijgF でも日本もまだかなり多いんやね http://t.co/nrwPMBRX
s_matashiro @glasscatfish
Koterov&Biryukov, 2011: チェルノブイリ事故清掃人の数(〜7万人)では放射線の遺伝的影響を評価するには十分ではない。影響があったとする調査は対照区の取り方に問題があることが多い。また、放射線以外にあまりの環境要因・経済社会要因が影響している(了
s_matashiro @glasscatfish
Michael Forster Rothbart による "After Chernobyl" プロジェクト。いたずらに不安やセンセーショナルなものを取り上げるジャーナリズムとは一線を画し、住民たちの暮らしを撮った http://t.co/dWs7BCh9

コメント

水面計@いつのまにかオッサン @W_L_G 2012年12月27日
放射能それ自体の影響よりも関連して騒ぎを起こしている連中による悪影響の方が大きいだろう 的なことは震災後かなり早い段階で指摘されていたと思うのだけど、それに対する対策とか今だに聞かないよね(´・ω・`)
ちくわ@だいぶヱロい @tikuwa_ore 2012年12月27日
311まではレントゲンも気にせず撮影したり、ラドン温泉とか健康のために普通に入ってただろうにな。ラジオフォビアパねえ。
Épouvante @epouvante 2012年12月27日
チェルノブイリの頃は、「実は放射能の影響は誇張されている」というと、「放射能は絶対的に致命的だという事にしておかないと核兵器をなくせないだろ!」と罵倒されたもんだ。
黄昏の森@オーカス @akatuki_no_mori 2012年12月27日
#デマリン とかに見せたら発狂しそうだねぇw
neologcutter @neologcut_er 2012年12月27日
チェルノの事故の影響で、東欧では意味のない妊娠中絶が相次いだとされてますね。
温風式チェロ弾き @tonkyo_Vc 2012年12月28日
「放射線の危険性は誇張してでも主張すべき」、とか、「子供のために絶対に被曝を避けなければ…」などと言っている人たちは、それが迷いながらも現地に留まることを(積極的にであれ消極的にであれ)選択した人たちに無用の健康リスクを加えているかも知れないということに何故想像が行かないのであろうか不思議ですぬ。
杉山弘一 @hsugigon 2012年12月30日
低線量被曝について予防原則を濫用する人達、このような「精神的な因子」にもいつもの予防原則を適用しないのだろうか。
wake up, stand up @bmdurg 2013年8月18日
福島から簡単に移住などできない人々がいることは分る。その方々の心労が少しでも軽くなるようにと思う気持ちは大切だと思う。だけど、じゃあ、低線量放射能被曝の健康被害を否定する人々は、進んで福島に移住する勇気はあるのだろうか?他人のことなら何とでもいえる。人ごとなんだから。
s_matashiro @glasscatfish 2013年8月18日
否定ではなく、他の健康に影響する因子の影響が大きすぎて、低線量被曝の影響はほとんど分からない、ということです。私はいい職があれば喜んで移住しますが、適度な人ごと意識は大事に持っていたいと思います。
かのこ @enokidakanoko 2013年8月31日
bmdurg それって、この「こうしたらどうだろう。安全だから食べろという人たちに、被験者として2年ほど食べていただく」http://togetter.com/li/552123 と同じような問いかけなわけですね。この反応を見れば他人事だから大丈夫と言ってるわけではないことがわかると思いますが? 移住へのリスクは逆の場合も当然あるわけで、それが解決できれば喜んで移るという人はたくさんいるでしょうね。私もその一人です。
かのこ @enokidakanoko 2013年8月31日
bmdurg 残った方の心労を軽くするために大丈夫と言ってるわけではなく、実際に科学的根拠を見て大丈夫と思っています。なので、私の場合は住居を用意して貰えるなら喜んで移ります。福島は食べ物も美味しくていいところですからね!
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