宇宙戦艦ヤマト2199×銀河英雄伝説(ヤンVSドメル編)

宇宙戦艦ヤマト2199と銀河英雄伝説の合体事故。
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現場猫教授 @Dr_crowfake

はるか未来、銀河に人類はゴールデンバウム朝銀河帝国、自由惑星同盟、フェザーン自治領の3つの勢力に別れ、いつ果てることもない戦いを繰り広げていた。しかしそこに「ガミラス」を名乗る異星人が現れ、服従か絶滅かを迫る。

2012-12-29 18:03:15
現場猫教授 @Dr_crowfake

ガミラスは人類を超えるテクノロジーと軍事力を保有する圧倒的な脅威であった。この人類絶対の危機において、ふたりの天才が英雄として頭角を現していく。銀河帝国の「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラム、そして自由惑星同盟の「不敗の魔術師」ヤン・ウェンリーである。

2012-12-29 18:05:45
現場猫教授 @Dr_crowfake

彼らはその持てる力のすべてを尽くし、ガミラスの侵攻に立ち向かう。しかし敵はガミラスだけではない。彼らをうとみ、排除しようとする内部の敵とも、彼らは戦わなければならなかった。彼ら英雄たちの戦いは熾烈を極め、それは伝説と化していく。後の世に云われる「銀河英雄伝説」である。

2012-12-29 18:08:16
現場猫教授 @Dr_crowfake

そんな二次創作を誰か書いてくれませんかね(バカの面で

2012-12-29 18:08:41
現場猫教授 @Dr_crowfake

「宇宙の狼」ドメルと「魔術師」ヤンの知略合戦とかみてみたいですなあ(ぽややん

2012-12-29 18:12:24
現場猫教授 @Dr_crowfake

緒戦で隊形戦しか取れない銀河帝国の部隊をけちらして「銀河帝国、恐るるに足らず!」とか調子こいてるバーガー少佐。しかしドメルは冷静に事態を認識し「正面からやりあえば圧倒的な脅威だ。機動戦を徹底するしかない。そして向こうが機動戦を覚えれば厄介だ」と考えている。とか脳裏をよぎった。

2012-12-29 18:15:41
現場猫教授 @Dr_crowfake

「敵さんは機動力に優れてる。必ず側面を取ってこちらを分断してくる。そこを逆に取るのさ、ユリアン」「だから、あえて正面ではなく側面に大型艦を配置したんですか」「その通り」

2012-12-29 18:18:51
現場猫教授 @Dr_crowfake

機動力の利を生かしてヤン艦隊側面を取るドメル。しかしそこで違和感を覚える。「今突撃すれば勝てます」そう具申するバーガーに対し「いや、奴らも学習しているはずだ。さらに後方に回り、尾撃戦を取る」「敵さんも気づいたか。だが一応手はある。後衛で防いで側面部隊を横合いから突っ込ませるんだ」

2012-12-29 18:22:42
現場猫教授 @Dr_crowfake

アッテンボロー率いる後衛部隊に猛然と襲い掛かるドメル艦隊。しかし後衛もまた、大型艦と重装甲艦により増強されていた。「敵の弱点をついたつもりが、一番強い部分に当たるとはな。戦争の常道を無視して、こっちの心理を付いたか。敵将は侮れん」そう慨嘆するドメル。

2012-12-29 18:25:12
現場猫教授 @Dr_crowfake

「どういたしますか」ハイデルンの問いにドメルは不敵に笑い。「敵艦隊を周回するように機動。敵を振り回しながら戦力を削り取り、弱点を見出し、そこに楔を打ち込む」「さすがは将軍、無茶をされる」ハイデルンが豪快に笑う。「全艦縦陣隊形! 我に続け!」後に云われる「渦巻き戦術」である。

2012-12-29 18:28:45
現場猫教授 @Dr_crowfake

「機動力の優位をあくまで生かして、こちらの隙を狙うか。戦意、判断力ともに旺盛。やりにくいな」ヤンは慨嘆する。「このままだと、我々は徐々に外周から戦力を削られます」ムライの具申に、ヤンは頷く。「渦巻きの勢いを止めよう。フィッシャー提督に連絡。敵予測移動地点に迅速に部隊を前進」

2012-12-29 18:31:58
現場猫教授 @Dr_crowfake

フィッシャーの巧みな艦隊運用により、ヤン艦隊の一部がドメル艦隊の前方を塞ぐ形で突出し、勢いを削ぐ。そこで稼いだ時間を持って、ヤンはドメル艦隊へと砲列を並べ、半包囲下において徹底攻撃をするつもりだった。だがそこでドメルは不敵に嗤った。

2012-12-29 18:33:34
現場猫教授 @Dr_crowfake

「敵本体と、我が前衛の目前にある部隊との間に連携の不調が見られる」「では」ハイデルンが意を得たように云うと、ドメルは命じた。「第7戦闘団前へ! 楔を打ち込め!」ドメル麾下の中でも剽悍を持ってなるバーガー指揮下の第7戦闘団が、僅かな隙に向けて突撃を敢行。次々と撃破されていく同盟軍。

2012-12-29 18:35:50
現場猫教授 @Dr_crowfake

しかし、そこでアッテンボローの側面防衛部隊が奮戦し、ヤン艦隊が体制を立て直すための時間をかろうじて稼ぎ、ドメル艦隊を半包囲下におく。集中射撃により、バーガーを始めとする先鋒部隊は大損害を被り、ドメル艦隊本体もバカにならない損害を出す。「ここが潮時か」二人の名将はほぼ同時に思った。

2012-12-29 18:38:49
現場猫教授 @Dr_crowfake

「全艦、長距離ミサイル発射。第7戦闘団の撤収を援護、本体へ回収後、すみやかに撤退をはかる」ドメルはそう命じ、ありったけの波動爆雷を撃ちこむ。その火力に怯んだヤン艦隊が一時的に引いたところで、ドメルは戦力を取りまとめ、迅速に撤退。これを追撃する余力はヤンには残っていなかった。

2012-12-29 18:40:58
現場猫教授 @Dr_crowfake

「やれやれ、やっと引いてくれたか。ともあれ今回も負けずにすんだ」徒労感をにじませながら、ヤンは云う。「しかし、あの敵将は今まで闘ってきたガミラスの将とは違うな。積極果敢なのはともかく、機を見るに敏だ。二度とは相手したくないね」

2012-12-29 18:42:49
現場猫教授 @Dr_crowfake

「敵は我々の戦術を学習しつつある。技術的追い上げもあるだろう。これからの戦いは、もっと厳しいものになる」ドメルはそのように呟く。「しかし、やつほどの敵将とならば、再戦して雌雄を決したいものではあるな……」

2012-12-29 18:44:23