- koske_de_life
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石原のびてるとその賛同者どもは、戸梶圭太の『原子力宇宙船地球号』(イーストプレス)を読んで震撼したらいいよ。→原発ゼロ、白紙に…石原環境相「現実的でない」(読売新聞) - Y!ニュース http://t.co/R38S0lL3 …
2012-12-28 11:30:01① というのも、戸梶さんの『原子力宇宙船地球号』はこんな恐ろしい未来予想図から始まるからです。2011年3月、巨大地震と津波により福島県の福島第一原子力発電所が爆発事故→2018年6月、慢性的な人手不足で未熟な作業員が高度な専門技術を要する作業を任され失敗、
2012-12-28 11:32:50② 再び爆発事故を起こし、取り返しのつかない海洋および大気汚染を引き起こす→7月、近い将来必ず起きると予想されていた南海大地震が発生し、2012年以降に新たに耐震補強と津波対策がなされていたはずの浜岡原発が冷却用電源をすべて喪失→
2012-12-28 11:35:30③ おりしも通過した台風によって、北半球の広い範囲に天文学的な量のプルトニウムなどが撒き散らされる→日本政府は事故の2ヶ月後に「起こるべき大地震はすべて起きたから、今後1000年大地震は起こらない」と判断し、全国の50基を超す原発をすべて再稼働すると宣言→
2012-12-28 11:36:47④ ついに日本は北朝鮮とミャンマーを抜いて、世界で一番嫌いな国ナンバー1に。──こんなありうるかもしれない恐ろしい未来像の続きは、ぜひ、小説本体にあたってください。戸梶圭太『原子力宇宙船地球号』(イースト・プレス)にはほんわかした希望ではなく、血みどろぎりぎりの希望があります。
2012-12-28 11:39:52『原子力宇宙船地球号』は、日本のせいで地球には人類が住めなくなってしまい、各国が資金と最新鋭技術を持ち寄って巨大宇宙船を建造。約300年かけて人類が生きていける惑星に集団移住するところから始まるんですが、その船内で、日本人は奴隷扱いされるんです。で、(続く
2012-12-28 11:45:14続き) 故障した原子力エンジンの修復に駆り出された日本人たちの間で、凄まじい抗争が起きるんです。でも、そんなシリアスな状況を描きながら笑えるのがトカジワールドの真骨頂。アクション&バイオレンスシーンを描かせたら当代きっての名手の、パワフルな筆致に圧倒される小説です。
2012-12-28 11:48:29@toyozakishatyou 年末のお忙しい折に物騒かつスペースグールグルな拙著をお読みいただき、ありがとうございます。来年も物騒な作品しか出ませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
2012-12-28 14:50:47