
武雄市長による抗議に対する佐賀新聞の対応について
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narniancat
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佐賀新聞は自社サイトの中に、外部の人の文章による「ブログ論壇」を設けています。
その論壇に武雄の一市民である井上一夫さんから「知的基盤を奪われる武雄市民」という投稿が掲載されました。
井上さんはこんな方
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井上さんの投稿に武雄市長が抗議。
佐賀新聞は、急遽、論壇ブログの井上さんの投稿を非表示とします。
※記者による新聞記事に対する抗議を受けて、記事を引っ込めるのは、社としてありうる判断です。でも、今回対象となったのは外部投稿者による文章です。
※投稿者本人に対する通知と同意があったかどうかは、佐賀新聞の記事からは読み取れません。プロバイダ責任制限法を参照したかどうかも分かりません。
抗議を受けたこの部分、「地震時にはこの蔵書は1階フロアに一気に崩落し、人的被害が出る可 能性が強いと思っている」について、佐賀新聞は「武雄市の担当課」(つまり当事者ね)に取材した結果、「事実と異なることを確認しました」と明言しました。
※耐震や建築にくわしい第三者の意見を聞くことなく、そんなこと言って、大丈夫なの???
ブログ記事修正への流れは、金の髭 @goldenhige さんのブログに詳しくまとめられています。
武雄市の樋渡市長の佐賀新聞社への抗議により非表示とされた井上一夫氏のブログ記事について - さまよう金の髭 2012年12月29日 (土) http://goldenhige.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-29e8.html
武雄市長による、佐賀新聞への抗議とその顛末については、こちらのまとめを参照。
Togetter:言論の自由も奪われている武雄市民 http://togetter.com/li/429827
佐賀新聞が市長からの抗議を受けて取材してやっとわかった情報を元に修正されて再掲示されたブログエントリ。
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結果として、以下のような書き換えが生じたようです:
初稿
「(2階の)書架も開架式といいながら、高さは天井まであり閲覧者が自分で取りだす事はできない。2階の書架はキャットウォーク(点検通路)でアプローチしなければならず、地震時にはこの蔵書は1階フロアに一気に崩落し、人的被害が出る可能性が強いと思っている。」
(ブログ非表示の件についてお知らせ(ばってんがサイト事務局)より抜粋)
修正版
「その書架も開架式といいながら、高さは天井まであり幅の狭いキャットウォーク(点検通路)でのアプローチになるようで、車椅子や高齢者などに配慮しているようには見えない。」
(井上氏の修正版「知的基盤を奪われる武雄市民 ―武雄市図書館・歴史資料館問題から(2)」より抜粋)
表現が委縮したと見るのは考えすぎでしょうか?
Facebookでの市長コメント
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>「佐賀新聞がそう書いているのと一緒だ!」
https://www.facebook.com/keisuke.hiwatashi.9/posts/177871769003459
市長のブログ記事
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佐賀新聞さん、武雄市長さんに褒めてもらえてよかったですね・・・。
でも、本当に、大地震があっても図書が2階から1階まで一気に落下する可能性は無いのでしょうか?
※阪神大震災の際、箪笥の上置きが数メートルも吹っ飛んだケースを実際に知っているまとめ主には、佐賀新聞の取材即断定はいささか早計ではなかったかと思われます。
2階回廊の書架は、図書館の開架としては異様な高さになりそうです(特に1階床面からの高さときたら・・・)。
完成予想パース図はITmediaの記事(「代官山 蔦屋書店のノウハウを」――佐賀県武雄市が新図書館構想 2012年05月07日)も参照を。
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