連続ツイートまとめ『外国語って面白いなあ』(がお)

テーマはバラバラです。何か思いついたら随時書き足します。多分いつまでもだらだらと続きそうな気がします。 何かこういうネタで面白そうなのがあれば、コメント欄にお寄せください。皆さんの「外国語って面白いなあ」も是非、伺いたいです。
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神谷健一 @kmyken1

がお(1) 時々、外国語って面白いなあ…と思うことがある。例えば日本語と同じ内容を表すのにやたらと短い文字数で表すことができるものがあったりする。例えば「行ってみたら分かるよ」を韓国語では 가 보면 알아 と5文字で表現できる。英語でならもっと字数が要る。

2012-12-29 11:25:00
神谷健一 @kmyken1

がお(2) 가 보면 알아(カ ボミョン アラ)はたまたま「行く」も「見る」も動詞語幹が1文字で表現でき、「行ってみる」が複合動詞になるから短く書けるわけだが、韓国語の複合動詞は日本語のそれとはいろいろ違う。修士の頃の同級生で韓国からの留学生で日本語の複合動詞をやってる人がいた。

2012-12-29 11:28:54
神谷健一 @kmyken1

がお(3) 複合動詞の日韓比較は比較的取っ付きやすいテーマなので、ググってみるといろいろブログ記事や論文が見つかる。 https://t.co/3GNjGQQ4 そしてこういう比較で分かったことをどのように教育に活かすか、という展開もよく見かける。

2012-12-29 11:33:31
神谷健一 @kmyken1

がお(4) 先ほどググってみた先で韓国語の複合動詞を英語と比較しているブログ記事も見つかった。英語で学ぶ韓国語というカテゴリの記事の一つらしい。 https://t.co/3GNjGQQ4 こういうのを見ていると日本語と韓国語が言語的に近いことがよくわかる。

2012-12-29 11:35:46
神谷健一 @kmyken1

がお(5) ついつい韓国語の例ばかり挙げてしまうが、例えば「どうせ〜だから」を 어차피 という単語で表現する。自分が最初にこの単語を覚えたとき、日本語の「どうせ」の否定的な感覚が「オッチャッピ」というちょっとふざけたように聞こえる(?)音で表されるというイメージの違いに驚愕した。

2012-12-29 11:40:50
神谷健一 @kmyken1

がお(6) さらにその後しばらく経って、たまたまこの 어차피 という単語を韓日辞典で調べてみて驚愕。なんとこれは「於此彼」という漢字語彙由来だった。全く予想していなかったところに漢字語彙があるのも韓国語の面白いところ。

2012-12-29 11:43:43
神谷健一 @kmyken1

がお(7) 学部時代は外国語学部言語学科言語学専修というところにいて、いろいろな外国語に触れる機会があった。以前ブログ記事で「私の外国語学習遍歴」 http://t.co/fQUI0Mxr を書いたが、英米語専攻でありながらこれだけいろんなことが勉強できたのは非常に有り難かった。

2012-12-29 11:49:18
神谷健一 @kmyken1

がお(8) 学部3年次の終わり頃だっただろうか、卒論に向けて考えていたテーマが2つあり、なぜかどちらも R で始まっているのでよく覚えている。一つは Reduplication、もう一つは Redundancy。結局どちらも選ばなかったが、機会があれば調べてみたいと思っている。

2012-12-29 11:52:14
神谷健一 @kmyken1

がお(9) Reduplication は今ではWikipediaの記事にもなっている。日本語は畳語というらしい。 http://t.co/ptTjaaEs このテーマに関心を持ったのは第2外国語でインドネシア語を学んだ影響が大きい。

2012-12-29 11:56:20
神谷健一 @kmyken1

がお(10) 「じゃらん」といえば旅行専門誌/サイトとして有名だが、由来は「道」「プロセス」を意味するインドネシア語の「jalan」から。ちなみに「jalan-jalan」で「散歩する」「ブラブラ出かける」「旅行する」の意味になる。(Wikipediaの「じゃらん」の説明を引用)

2012-12-29 11:58:40
神谷健一 @kmyken1

がお(11) なんで jalan-jalan と2回繰り返したらこんなふうに意味が変わるんだろう。しかも名詞から動詞に。日本語で「山」を「山々」としても品詞までは変わらない。もっとも英語で mountain-mountain とは言ったりしないけど。

2012-12-29 12:00:48
神谷健一 @kmyken1

がお(12) 卒論テーマ案に考えてたテーマの2つ目の Redundancy はよく見かける「寿司ネタ」ハッシュタグを言語クラスタの人たちが改変して遊んでいた http://t.co/PwGdyEn3 でも取り上げたが、これも不思議で面白い現象。

2012-12-29 12:05:07
神谷健一 @kmyken1

がお(13) redundancy にはいろいろ意味があり、Wikipediaの記事でもいろいろ取り上げられているが、自分が関心があるのは英語版Wikipediaの http://t.co/Xe7ELJnU の記事の2文目に書かれている部分。

2012-12-29 12:10:50
神谷健一 @kmyken1

がお(14) Often, redundancies occur in speech unintentionally, but redundant phrases can also be deliberately constructed for emphasis,

2012-12-29 12:11:06
神谷健一 @kmyken1

がお(15) to reduce the chance that a phrase will be misinterpreted. という箇所。「相手に誤解されないようにするために言葉を尽くすこと」や「沈黙は金、雄弁は銀」との兼ね合いも気になるところ。

2012-12-29 12:14:08
神谷健一 @kmyken1

がお(16) でもやっぱり言語学的には性数格との一致やピジン・クレオールとの関係、あるいは格の水平化などとの関連に興味がある。こういうことは英米語学科に入学していたらまず勉強することがなかっただろうなあ、と思う。そして英語の変なところが見えてくるのも言語学をやってたおかげかも。

2012-12-29 12:18:41
神谷健一 @kmyken1

がお(17) 새해 복 많이 받으세요. セヘ ポン マニ パドゥセヨ は韓国語のこの時期の挨拶だが、直訳すると「新年 福 たくさん お受け取りください」となる。日本語の「あけましておめでとう」に相当するが、いろいろずれる。国語の挨拶は年末にも言えるが日本語の挨拶は年明けだけ。

2013-01-01 15:15:05
神谷健一 @kmyken1

がお(18) 「外国語が面白い」という感覚はいつ身につけたのだろう?幼稚園の同じクラスの「あり」という名の女の子の名前は英語だとantなのか!じゃあ自分の名前は英語で何と言うんだろう?…幼稚園児の頃に親に買ってもらったアルファベットの本を読んで感じた疑問もそのきっかけの一つかも。

2013-01-01 23:16:34
神谷健一 @kmyken1

がお(19) そういえば「英語って面白いなあ」がまだだったので少々連ツイ。ある時、英語の対話シナリオを見ていて、聞き手の名前の付加はどういう時に発生するのか?がとても気になった。Hello, John. とか Thank you, Ted. のような会話文でのJohnとかTed.

2013-01-01 23:32:06
神谷健一 @kmyken1

がお(20) 学部卒論ではNHK「やさしいビジネス英語」のテキスト半年分を題材に相手の名前が付加されている文をすべてチェックした。大学院に進学後、紆余曲折の末、結局修論でも同じテーマを継続することになり、英語圏の映画と日本の映画を各6本、セリフをチェックして名前の付加を日英比較。

2013-01-01 23:36:02
神谷健一 @kmyken1

がお(21) 今から思えば何かと不十分な点も多い研究方法ではあるが、英語の名前の付加の頻度は日本語の名前の付加の3.8倍にもなることを発見。そしてさらにシャーロック・ホームズ作品での「ワトソン君」という名前の付加や、高校オーラル教科書16冊に見られる名前の付加も分析。

2013-01-01 23:37:14
神谷健一 @kmyken1

がお(22) こんなことは教科書や文法書を見ても載っていない。対象が「相手の名前」という、状況次第で変わるものだから当然辞書にも出てこない。でも自然な会話では必ず出てくる。どんなルールが裏側にある?このルールを身につけるにはどうしたらいい?…外国語って面白い!

2013-01-01 23:41:32
神谷健一 @kmyken1

がお(23) このテーマをコンパクトにまとめた論文は勤務先の紀要に出しました http://t.co/7mWvpEbp この研究は2005年から放置していますが、またいずれ調べてみたいです。口語英語の文法を扱った書籍などでも名前の付加は相変わらずほとんど扱われていないようですし。

2013-01-01 23:52:07
神谷健一 @kmyken1

がお(24) 以前取り上げた余剰性(がお(12)〜(16) 参照)について少々。ヨーロッパの多くの言語では複数標識が冠詞・形容詞・名詞・数詞によって表される。フランス語で「その2つの大きな新聞」はles deux grands journauxとなり、複数標識が4回も使われる。

2013-01-04 15:04:55
神谷健一 @kmyken1

がお(25) しかしフランス語でも音声として読み上げられる時には3回。英語はthe two big newspapersと2回(twoと-s)。日本語なら「2つの」の部分の1回だけで済む。なんでこういうふうになっているんだろう?外国語って面白い!(あるいは外国語って面倒!)

2013-01-04 15:08:27
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