広島教採塾さん「「だからこそ」の勉強法」のツイート。

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レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

今日、これからお話しすることは、教員採用試験で合格を勝ち取るために、とても重要なことです。普段は見落としがち、あるいは、考えてもあまり答えが出ないことについて、今日はしっかりと考えていきたいと思います。

2012-10-15 15:39:41
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

今日のテーマは、「だからこそ」の勉強法についてです。「だからこそ」というのが今日のお話のポイントです。教員採用試験の受験者にはそれぞれのバックグラウンドがあります。大学4年生で受験する人、大学院で受ける人、講師・臨採をしながら受ける人、民間企業からの転職、主婦からの挑戦などなど。

2012-10-15 15:41:42
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

同じ大学生でも一般で受ける人、大学推薦をもらって受ける人、TOEIC900点以上枠で受ける人、スポーツ特別枠で受ける人といったようにいろいろ違います。講師経験者でも、県によっては何年か以上の経験者枠というのがあります。また、前年度に1次試験に受かっていれば1次試験免除もあります。

2012-10-15 15:44:40
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

人其々に大きくバックグラウンドが違うのが教採の特色でもあります。そこで今日のテーマが出てきます。「だからこそ」の勉強法です。「大学生4年だからこそ」、「講師経験者だからこそ」、「大学院生だからこそ」、「大学推薦だからこそ」、「スポーツ特別枠だからこそ」、其々の準備が重要なのです。

2012-10-15 15:48:46
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採を受験するまでは、ほとんどの人が、ほぼ均質・同質の人が受ける試験に慣れています。学校での中間試験や期末試験、高校や大学の入学試験など、若干の多様性はあるかもしれませんが、これらの試験は概ねほぼ同一年齢でよく似たプロファイルの人が受ける試験です。でも、教採は違います。

2012-10-15 15:51:45
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採は、年齢的にも職業的にも、バックグラウンド的にも相当多様な人が受験します。そんな教採では、「だからこそ」の勉強法がどうしても必要なのです。自分の強みを活かし、自分の経験を活かし、自分の能力を最大限にアピールする戦略と勉強法が重要になってきます。

2012-10-15 15:53:28
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

よくこんな質問を受けます。「教採で学生は講師に勝てるのでしょうか?」、「講師は勉強する時間がないので、学生に負けるのではないでしょうか?」、「大学推薦をもらうと他の学生より有利なのでしょうか?」、「TOEIC特別枠で受けると英語教師なら合格しやすいのでしょうか?」

2012-10-15 15:59:50
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

これらの質問に対する答えはYesでもありNoでもあります。いや、むしろ、答えがどうなるかは、「だからこそ」の勉強をするかしないかにかかっていると言ってよいでしょう。

2012-10-15 16:01:12
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

採用側は受験者のバックグラウンド、プロフィールに応じた期待をしてきます。だから、学生受験者には学生としての強みやポテンシャルを求めてきます。学生受験者に10年間も講師を経験した授業の上手さを求めたりはしませんし、民間会社でしか経験できないことを期待したりはしません。

2012-10-15 16:04:09
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

その代わり学生受験者には若さ、情熱、使命感、成長への期待度などこれからの成功へのポテンシャルとともに、人間的な魅力やひたむきさなどが求められるでしょう。一方、数年以上、講師を経験している受験者には相当程度の授業力や生徒指導力を期待するでしょう。より大人の雰囲気を期待されるでしょう

2012-10-15 16:08:16
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

社会人経験者なら教育畑だけの人間には知り得ない社会の知見や仕事の技などを期待されるでしょう。つまり、「やっぱり、民間企業で苦労した人はこういうところが凄いんだよな」と思わせる部分が必要だということです。

2012-10-15 16:10:18
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採は、受験者が全員同じような勉強をしていても上手くいきません。受験者はそれぞれバックグラウンドが違うからです。バックグランドが異なる人が教採でライバルとして争っているのに、全員が同じような準備をしても思うような結果は期待できません。

2012-10-15 16:12:39
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

もしバックグラウンドの違いを個性と呼ぶのであれば、受験者は自分の個性を最大限に活かせるような勉強と準備をしていくのが教採合格の秘訣ということになります。教師志望者は、子どもの個性は伸ばせと力説しますが、自分の個性に応じた教採対策をすることは不得手のようです。灯台もと暗しですね。

2012-10-15 16:17:31
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採は倍率も募集定員もそれぞれ違います。3倍から4、5倍の小学校教諭から、10倍前後の中学校・高校の教科、数十倍の高校商業や高校家庭科、音楽など。募集定員も数百名以上の小学校から、1名から数名程度の高校地歴や公民など。いろいろです。結局は自分に課された倍率、定員で勝負するのです。

2012-10-15 16:20:41
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

「定員枠1名だからこそ」の勉強法、「競争倍率30倍だからこそ」の勉強法も大切になってきます。

2012-10-15 16:22:48
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

さらには、来年度1次試験を免除されている人は、「1次試験免除だからこそ」の勉強法が重要です。最近は、各地に「教師養成塾」があり、そこの修了生は1次試験免除で教採が受けられるといった制度もあります。でも、この制度でも全員が合格するわけではありません。

2012-10-15 16:24:21
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

「1次試験免除だからこそ」の勉強法とは、実は、採用側(面接官)の心の持ち方と密接に関連しています。受験者の方は、1次試験免除を単に「免除されてラッキー」としか考えていないのかもしれませんが、面接官は1次試験免除者には免除に値する優秀な応答を意識的にも無意識的にも期待しています。

2012-10-15 16:26:43
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私は、1次試験免除者には、1次試験受験者よりも課題をたくさん出しますし、より厳しく特訓します。1次試験が免除されているから教採の勉強は半分以下でよいなどと考えている人はまず落ちます。私はそんな勉強法を受講生には許しません(微笑)。

2012-10-15 16:28:38
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

定員枠が1名のような場合にも受講生のメンタリティをしっかりと叱咤激励します。定員枠が極めて少ない場合、受験生は「定員が少なく倍率が高いから、落ちて当たり前」という風に感じ始めます。これではダメです。「落ちて当たり前」なんて思うと、もうその瞬間に負けです。

2012-10-15 16:31:18
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

これは不合格になった後にも言えます。「定員が少なく、倍率が高かったのだから自分が落ちるのも理解できる」と思っていては来年も合格しません。さらには、今年不合格だったから、来年は何とか1次試験免除の枠に入ろうといろいろ努力する人もいます。それは構いませんが、メンタリティで負けています

2012-10-15 16:33:36
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

1次試験免除が悪いと言っているのではありません。免除してもらえるのなら、堂々と免除してもらえばいいのです。ただ、私が言っているのは、今年の不合格を反省もせず、XXXすれば1次試験が免除になるから、XXXをしようというのでは、来年もきっと大したことにはならないということなのです。

2012-10-15 16:36:11
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私は各自治体が主催している教師養成塾は大賛成ですし、8年も前からこのような教師養成塾を各自治体が持つことを提言してきました。実際に地方議会の議員さんに提案してもらったこともあります。でも、せっかくの教師養成塾が1次試験免除をもらうための道具のようになっているとしたら悲しいですね。

2012-10-15 16:38:48
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ここでも「だからこそ」の勉強法が必要になってきます。自治体の教師養成塾の卒塾生ならば、「卒塾生だからこそ」の能力と資質を見に付ける努力を積まないと、人物評価試験で却って低評価をもらいかねません。卒塾生なのにそれにふさわしい資質と能力が見られなければ、採用側の期待を裏切るからです。

2012-10-15 16:41:22
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

この辺りで話をまとめましょう。教採の受験者はそれぞれのバックグラウンドを背負って受験します。どんなバックグラウンドでもそれ自体が良い・悪いはほとんどありません。そのバックグランドをどれだけ活かせるか、伸ばせるかの勝負なのです。自分の個性を最大限に活用できた人が合格するのです。

2012-10-15 16:43:50
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私は、教採の勉強は一人ひとりの受験者のバックグラウンドを土台にした上で、勉強と戦略的な準備をする必要があると考えています。そのコンサルティングをすることが教採対策の指導をすることだと信じています。そして、それが実際に最も合格に近づく方法でもあります。

2012-10-15 16:46:42