パブリックコメントと議会審議

薄井政美 @masa44hm2

東村山市では現在６つの条例について意見募集している。条例を議会に提案する前にパブリックコメントにかけること自体は悪くない。むしろドンドンやるべきだ。ただ、これに対して議会が、というより議員がどういう対応をするのか気になる。（続き）

薄井政美 @masa44hm2

（続き）おそらく多くの議員は、「議会に提案された時に考えればいい」と思って、どんな条例なのかを見ることすらしないだろう。頑張っている議員は、「どんな条例なのだろうか？」とチェックはするだろうが、「パブコメは市民の権利だから」と意見を送るまではしないだろう。（続く）

薄井政美 @masa44hm2

（続き）でも私は議員にこそ、各条例案について意見を書いて送って欲しいと思う。なぜならパブリックコメントは、たとえ１人の市民からの意見であっても、「なるほどもっともだ」とという意見であれば、条例案の修正につながるからだ。これを議会でやろうとなると、そう簡単にはいかない。（続く）

薄井政美 @masa44hm2

（続き）議会で条例を修正するためには、２５人の議員の過半数を得なければならない。極端な文言の間違いでもない限り、「これくらいならいいんじゃないの」という人が多ければ、決して修正されない。例えば「東村山市立公園条例（案）」の第３条はこうなっている。（続く）

薄井政美 @masa44hm2

（続き）「市は、みんなでつくるみんなの東村山の理念にのっとり、地域のニーズにあった市立公園としていくため、市民と共につくり、守り、育む公園づくりに取り組むとともに、人と人、人とみどりが響きあう市民のふれあいの場として、その適正な利用等が図られるよう努めなければならない」（続く）

薄井政美 @masa44hm2

（続き）条例などの法は普遍性が求められるものだ。しかし、その条文の中にたかだか１０年程度の計画である第４次総合計画のキャッチフレーズ「人と人　人とみどりが響きあい　笑顔あふれる東村山」が盛り込まれるのはいかがなものだろうか？（続く）

薄井政美 @masa44hm2

（続き）今、これについて市民の意見として出せば、修正の可能性はあるだろう。しかし、議会に提案されたら、「これくらい、いいんじゃないの」という意見が多数を占めて、決して修正はされないだろう。確かに間違いとかではないからね。だからこそ、議員は今、意見を出すべきだと思う。（続く）

薄井政美 @masa44hm2

（続き）パブリックコメントは市民の権利であり、市民が意見を出すべき。議員は出すべきではない……という考えを持っている議員もいると思うが、議員も一市民であることは間違いない。そして多くの市民が日々の生活に忙しくて、条例案なんか読んでられない状況だ。（続く）

薄井政美 @masa44hm2

（続き）それならば、市民に選ばれた身なのだから、市民になりかわって意見を出すべきなのではないかと思う。パブコメで修正する、議会で修正する……やり方はどうあれ、よりよい条例を制定して欲しいというのは、市民の願いであり、市民から議員に託された使命だと考えるべきだろう。（了）