古琵琶湖層群巡検案内 ~お正月 妻は初売り ぼく露頭

修論フィールドの滋賀県日野丘陵、露頭の生存確認と近頃のフィールド禁断症状の解消のために出かけてきました。 呟きを見ていたら巡検案内のようになったので、トゥギャってみました。
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修論の露頭で、思い入れが特に強い露頭の生存確認に新年早々出かけて参りました。
Tweetを纏めたら巡検案内の様になりそうだったので、まとめてみました。

こびわ⚒ @kobiwa_net

お正月 妻は初売り ぼく露頭

2013-01-02 10:55:58

出発!

こびわ⚒ @kobiwa_net

これで右折する人はいないと思うけど… http://t.co/02QK83u1

2013-01-02 10:08:32
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STOP1:奈良県天理市福住町「並松層のAT」…発見できず(´・ω・`)

早川先生のフィールド火山学にある写真に触発されて行ってみたものの発見できず。
http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/kazan/field/0112.html

下記論文を参考にしましたが、周辺に論文の記載に合う露頭はありませんでした。
松岡数充(1978) 奈良県都介野地域の後期洪積世の植物化石. 第四紀研究. 17. 165-170
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaqua1957/17/3/17_3_165/_pdf

Bagel Sandwich @EggCoveredRice

@supervisor0901 このまま大阪か天理に…じゃないですか?

2013-01-02 10:11:59
Bagel Sandwich @EggCoveredRice

@supervisor0901 かもしれませんね(前のツイートは https://t.co/ge1tMrt1 を見て思っただけですw

2013-01-02 10:21:32
こびわ⚒ @kobiwa_net

@supervisor0901 @eggcoveredrice ご想像の通りフィールドの露頭を見るのと、この論文の露頭が、残って無いか探しに。 https://t.co/Uwa5mC0f

2013-01-02 10:37:01

STOP2 三重県伊賀市倉部 県道沿いの崖

道路沿いの崖に白いスジが入っていたので「タフか?」と思って藪をこいではり付いてみたものの、ただのシルトでした。
ただ、粘土層中からは広葉樹の葉っぱの化石が出てきました。

1:5万地質図「水口」図幅を見ると伊賀累層の柘植部層のようです。
地質図は↓で参照できます(便利になりました)
http://gsj-seamless.jp/geonavi/

こびわ⚒ @kobiwa_net

古琵琶湖層群から葉っぱの化石 http://t.co/s7BEfStS

2013-01-02 11:59:46
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STOP3 滋賀県日野町鎌掛

ようやく私の修論フィールド内の露頭です。
鎌掛火山灰層(約2.5Ma)が、断層(鎌掛断層)の影響で傾いています。

ちなみに年代は古地磁気層序(Yahashida&Yokoyama,1983)をもとにしています。
論文は↓で読むことが出来ます。つい5年前までは、研究機関に所属していないと、なかなか読むことが出来ませんでしたが、今では簡単に読めるので助かります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geosoc1893/89/4/89_4_209/_article/-char/ja/

こびわ⚒ @kobiwa_net

生存を確認。タフは鬼板の下側。 http://t.co/P6nmBvbT

2013-01-02 12:48:56
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すぅぱぁばいざぁ(M.Shioya)🔨🌋🚗 @supervisor0901

そこに見えるのかぁ。RT @kobiwa_net: 生存を確認。タフは鬼板の下側。 http://t.co/cVa0O8P1

2013-01-02 13:02:49
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こびわ⚒ @kobiwa_net

鬼板の上は単なるシルトで、タフは下側という不思議な感じですσ(^_^;) RT @supervisor0901 そこに見えるのかぁ。RT @こびわ: 生存を確認。タフは鬼板の下側。 http://t.co/P6nmBvbT

2013-01-02 13:05:39
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STOP4 佐久良川の常永橋

砂泥互層(数cmの砂層→数十cmのシルト・泥層)が観察されます。なかなか見つけられなかった紫火山灰層、ようやく見つけることが出来ました。う~ん、調査の甘さが露呈してしまいました(´・ω・`)

リンク Flickr 紫火山灰層(遠景) 古琵琶湖層群の火山灰層 佐久良川の露頭

おまけ