【ディスカッション】脱原発：世界連邦運動は核の平和利用の名の下に原発推進の片棒を担いでいるのか?関係者に直接問いかける #せれん

💫T.Katsumi @tkatsumi06j

ふむ・・・世界連邦運動本部から久しぶりの打診。 まだ私の慰留を諦めてないのか。 辞めた経緯→世界連邦運動における「核の平和利用」推進方針が内包する問題 http://t.co/SdcplLUI

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RE https://t.co/sfdD6ejz 「世界連邦運動として、核の軍事利用及び平和利用に関する方針の歴史的経緯並びにこれに基づく公式見解の発表」―この約束を果たしその結果に満足するまで、私は世界連邦運動に戻ることは検討すらする積もりはない。

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この辞任劇の後、帰国後の広島原爆の日祈念コラムで私は、「原発推進の片棒を担がされた平和運動」と題して世界連邦運動をはじめとする反核平和団体がいかにして原発推進に利用され、その思考を膠着化させていったかを描いた。 http://t.co/M3OqaL4M

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この間の『脱原発世界会議2』http://t.co/KFIo2SSU でもよくわかったことだが、核不拡散を名目に核保有国の核独占を許しつつ、核の平和利用としての原発を推進するNPT体制は、脱原発社会を目指すに当たっては「諸悪の根源」といっても過言ではない。

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実際、IAEAに比べれば核については専門ではない国連人権理事会の報告 http://t.co/HJX5FMLp の方がはるかに核汚染の危険性や杜撰な管理体制、政府の対応姿勢の問題点を的確に捉えていた。「核の番犬」であるIAEAは「原発の亡者」でもあるという矛盾を孕んでいる。

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これは、福島原発事故に関する国会事故調報告で明らかになった「規制の虜」http://t.co/u15wKVqX よりもタチが悪い。なにしろ、核拡散が「地獄」だとするなら、その地獄の番犬である筈のケルベロス＝IAEAがそのまま地獄の亡者でもあるからだ。亡者に番犬を任せているのだ。

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地獄における亡者とは何か。罪を負って悔い改めなければならない罪人である。その罪人と地獄の門を守るケルベロスが一体化したらどうなるか。罪人はフリースルーである。それが、NPT体制なのだ。日本の場合、この番犬を操っているのが日本人という有様だ。これで「規制の虜」の輪が閉じる訳がない。

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国会事故調は本来ならば、国際基準の甘さ、それを是とする国内基準の杜撰さも指摘し、「国際的な規制の虜」も指摘し改善を求めなければならなかった。だが、あれだけの仕事を短期間でした国会事故調すら、”地獄の番犬”には逆らえなかった。結果、「国際的な規制の虜」の輪は温存された。

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さて、勿論、地獄の番犬は”番犬”でしかない。番犬には”飼い主”がいる。番犬は所詮、その飼い主に忠実に責務を果たしているに過ぎない。恐ろしい地獄の番犬でも、その飼い主にしてみればただの飼い犬のポチなのだ。ここに脱原発の敵の強大さがある。NPT体制を維持したい飼い主たちがいるからだ。

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彼ら”地獄の番犬の飼い主たち”からすれば、「核の平和利用の否定」はあってはならないこと。これが否定されると、六か国協議が北朝鮮に行ってきたこと、国連安保理がイランに対して行ってきたこと、そして逆に”優等生”の日本に対して認めてきたことが、すべて覆ってしまうからだ。

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そういう意味で、日本の利害と”地獄の番犬の飼い主たち”の利害は一致している。だが、所詮、日本は“飼い主たち”の一員ではない。その飼い主たちのゴミ処理をに担い、番犬の鎖を握っている”庭師”みたいなものだ。その中で核の平和利用の模範生である日本の原発推進は常に国是でなくてはならない。

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あろうことか、この”地獄の番犬の飼い主たち”に荷担し、核の平和利用を推進してきたのが一部の反核・平和・環境団体なのだ。ならば、一番強大な敵から当たるのではなく、弱い敵から叩いていけばよい。これは一見すると市民の同士討ちだが、立場がまるで異なる。

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反核（核の兵器利用抑止）のための核の平和利用是認、平和（平和というキーワードの推進）のための核の平和利用是認（、環境保護（地球温暖化防止）のための核の平和利用の是認。この虚構をすべて突かなければならない。だから手始めに私は、世界で最も古い平和運動をその標的に定めた。

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この『モントルー宣言』という戦後間もなく作られたドグマの中に「原子力は世界連邦政府のみが所有し、管理する。」という原則がある。 http://t.co/7Yk4YPNu この方針を、チェルノブイリ後も、スリーマイル後も、福島後も、未だに見直すことができないのが世界連邦運動だ。

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この戦後最も古い運動に、私は5年間関わり続け、見切りを付けた。古いドグマを後生大事に抱えて、なんら先進的な議論を行えない運動に未来はない。未来のない運動に未来は作れない。この時代錯誤の根本姿勢を変えるまで、私は世界連邦運動WFMを叩き続ける。

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65年の歴史の中で、世界連邦運動WFMは一つだけ国際社会に大きな貢献を行った。それが国際刑事裁判所（ICC）の設立とその維持・監視の体制を構築することだった。これだけは唯一、実態のある実績として認められる。だがWFMに功罪があるとすれば、核の平和利用推進は明らかに「罪」に値する。