深夜のユダヤ教キリスト教話
なんとなく日本人のイメージにあるユダヤ・キリスト教の神のイメージというと唯一絶対の神であり、イエス・キリストの父であり、世界を作った創造主という設定だろう。
2010-08-21 02:59:40バビロニアのネブカドネザル二世によってユダヤは侵略され、人民は虜囚となった。実際には全国民が連れ去られたわけではなく、有力者が中心となったのだろうが、当時の新バビロニアは今で言えばアメリカみたいな物。文明の進んだ先進国
2010-08-21 03:04:10ノアの方舟伝説がギルガメシュ叙事詩を元ネタにしているというのはよく知られた事実だが、おそっらくこのころ自分たちの神話に取り入れたのであろうと思われる
2010-08-21 03:08:13ユダヤの始祖アブラハムがウル出身というのも、聖書の記述をよく読むと後付けくさい。どうももともとハラン出身なのをウルにするために苦心した跡が見える
2010-08-21 03:10:20聖書における神の呼び方はエル、エル・シャダイ、エロヒム、YHWHなどいろいろある。エルというのはカナン地方の多神教の主神の名前でもあるが、神という意味の一般名詞としても使われる。エロヒムはエルの複数形。
2010-08-21 03:13:53悪魔君のエロイムエッサイムは神にお願いしてたのか……RT @juangotoh: 聖書における神の呼び方はエル、エル・シャダイ、エロヒム、YHWHなどいろいろある。エルというのはカナン地方の多神教の主神の名前でもあるが、神という意味の一般名詞としても使われる。エロヒムはエルの複数
2010-08-21 03:17:52複数形と言っても複数いるとは限らなくて、ヘブライ語だと重要なものを強調するために複数形を使うらしい。だからこれを直ちにユダヤ教は昔は多神教だったという証拠にはできない
2010-08-21 03:15:51もっとも創世記でアダムとイブが知恵の実を食べたときに神が、このうえ命の木の実まで食べたら我々と同じになっちゃうから追い出そうとか言った記述はほんとに複数に見えるのだけどああそれはいいww
2010-08-21 03:17:36@juangotoh 人間を造ったところでも複数形の代名詞で自分のことを呼んでいるので、「威厳の複数形(Plural of Majesty)」というのは後付けなんじゃないだろうかと言われていますね。
2010-08-21 03:21:56エル・シャダイの「シャダイ」は全能なると訳される。「全能なる神」という感じね。このシャダイは山とか力強く盛り上がる物を表すらしい。というわけで山の神という説もある。どっかで読んだあやしい本だと「乳房」と解釈して大地母神がベースにあると解釈してたりw
2010-08-21 03:20:12聖書を読むと頻発するのが「アブラハムの神、ヤコブの神、イサクの神」という言い回し。この三人、親子孫なんだけど、どうももともと三つの部族それぞれの祖先信仰が習合したんじゃないかと
2010-08-21 03:23:05ユダヤ人の伝説でエジプトにいったのがヨセフ。兄弟にいじめられて売りとばされたがエジプトで宰相にまで上りつめる。この話はのちのモーゼの物語でエジプトにユダヤ人が住んでる伏線になってる気がする
2010-08-21 03:28:23モーゼはエジプト生まれのユダヤ人。現地の虐げられたユダヤ人を引き連れてエジプトを脱出するのだが、重要なのがモーゼが神に選ばれ指令されるシーン。
2010-08-21 03:31:13創世記などで夕方楽園を散歩する神とはかなり様子が違う。燃える芝に顕現する神は自分を「私はかつてアブラハムの神、ヤコブの神、イサクの神と呼ばれたものである」と自己紹介する
2010-08-21 03:32:51モーゼが引き連れて脱出したユダヤ人がどれだけいたのかは謎。何万人も連れてったイメージがあるが、当時のエジプトの資料にユダヤ人の大量脱走と読める事件が全く記録されていないので、そんなに多くはなかったろうと言われている
2010-08-21 03:35:15