茂木健一郎氏 @kenichiromogi 【星空の裏には、テクノロジー】連続ツイート

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート第８３１回をお送りします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、体験系、センスオブワンダー系ツイートです。

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ほて（１）昨日、テレビ東京にて、ＢＳ　ＪＡＰＡＮの「７ＰＭ」にお邪魔したあと、テレビ東京の岩田牧子さん、重定菜子さん、それに朝倉千代子さんと丸の内の東京国際フォーラムに移動、メガスターの大平貴之さん @ohiratec_megaがテレビ東京とつくった「スペースボール」を体験した。

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ほて（２）スペースボール（http://t.co/jarPNBbB）は、世界初の移動式全天球シアター。中に入ると、前方から後方、下から上まで、球形のスクリーンにつつまれる。映像ショウは、約１２分。まずは、種子島宇宙センターから打ち上げられるロケットの映像から始まる。

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ほて（３）宇宙空間を目指して上昇していくロケットにつけられたカメラの視点から、次第に広がっていく地球の映像が映し出される。コンピュータグラフィックスだということだが、実写かもしれないと思うくらいリアル。やがて、ロケットは、国際宇宙ステーションへと到達する。

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ほて（４）スペースボールが、その特性を最大限に発揮するのは国際宇宙ステーションから見た地球の映像を投影するところだろう。観客が立つデッキが、ちょうど、国際宇宙ステーションに立っているのと同じような視野の切り取り、提示を実現する。頭上、左右に広がる映像は、迫真。

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ほて（５）本当に、国際宇宙ステーションにいるのではないかと錯覚するような臨場感で、夜の地球に照り輝く都市の広がりや、空を舞いながら動くオーロラや、陸地と海のつながりが見えてくる。スペースボールという空間設計は、もともと地球の周回軌道から見下ろす体験を再現するためになされたという。

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ほて（６）地球周回軌道を越えて、より太陽系、そして天の川銀河へと移動するところになると、「スペースボール」の生みの親、大平貴之さんの真骨頂。とらえきれないくらい無数の星が移動する。その主要部分は、与えられた座標から、移動に伴う位置の移動を計算してつくられているのだという。

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ほて（７）スペースボールの体験は、さらに、スケールが拡大して、天の川銀河を出て、大宇宙へと視野が引いていく。星々の誕生と死。やがて、映像は、科学的に知られている宇宙の限界、１３７億光年の宇宙から、さらに「外」へと出る。どんな結末が待っているかは、実際に体験してのお楽しみ！

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ほて（８）スペースボールを出て、大平貴之さんといっしょにバックステージを見た。そしたら、そこに、大平さんの仲間の人が、パソコンにむかって何やらメンテナンス作業をしていた。彼の前には、ＰＣクラスター。先ほどまでのセンス・オブ・ワンダーな体験との対比に、思わず笑ってしまった。

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ほて（９）「星の王子様」大平貴之の裏には、ガチなオタクの素顔がある。スペースボールのロマンティックな体験の裏には、ＰＣクラスタや配線やプロジェクタの群がある。星空の裏には、テクノロジー。これぞ、世界の真実だな。神さまはガチなエンジニアに違いない。大平さんｘテレビ東京、ありがとう！

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有楽町東京国際フォーラムでのスペースボール体験は、１月２７日まで！　その後、大阪や名古屋などを巡回！！！　以上、連続ツイート第８３１回「星空の裏には、テクノロジー」でした。