- rotritter3594
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徐州大虐殺の話で殺伐してきたので『超・三国志』より、ワシがいかにも曹操さまらしいなと思われる「自画像」のエピソード。丞相になった曹操はあるとき自身の姿を後世に残す為に肖像画を描かせるため老絵師を呼んだ。老絵師は注文どおりに何でも描ける大変優れた画力の持ち主だった。
2012-12-06 23:11:42ちなみによく見かける↓この曹操さまの肖像画は後世に描かれたものなので、こちらの話ではございませんよw http://t.co/fLhyUBpX
2012-12-06 23:17:10老絵師は曹操の公務中に傍らに居て彼をよくよく観察していた。しかし肖像画のモデルはあまり風貌がよろしくない(笑)そこで絵師は「本人そっくりに描いて機嫌を損ねたら一大事、いかにしてうまく描こう」と考えた挙句、本人よりも大変美しく描いた肖像画を披露した。
2012-12-06 23:25:33それを見た曹操が大変不満そうに「絵は良いのだが、美し過ぎてこれはワシではない。嘘は芸術の忌むべきところだ」と、描き直すように命じた。そして老絵師は「ありのままを描けという事だがありのままを描いて機嫌を損ねたくない、では表情をつけたらどうか」と、今度は笑顔の肖像画を描いて献上した。
2012-12-06 23:30:15しかしそれを見た曹操がまたもや大変不満そうに「民も安心できぬ天下大乱の時に、丞相たる者がこのように笑っているものか。文章には情が入らぬが、絵に心が伝わらぬようでは浅薄なものとなる」と、またもや老絵師に描き直すように命じた。
2012-12-06 23:35:53老絵師は大変困って考えた「美しく描けば嘘だといい、笑っていると浅薄だという。ええい、分からん!こうなったらもう死ぬ覚悟だ!!」と、老絵師は再び曹操の傍らに付き彼のあまりよろしくない容貌を細部までまじまじと見てそれをありのままに絵にした。美化せず飾る事もなく素直に筆を走らせた。
2012-12-06 23:42:23絵師は出来上がった絵をおそるおそる曹操に渡した。曹操はしばらく自身の肖像画を見つめて「これぞワシが求めていた絵だ!」と満足した表情で笑った。絵師は呆気にとられ「これは先の2作品とは比べ物にならぬほど粗雑なものでございますがゆえ、何故お気に召されましたか?」
2012-12-06 23:47:21曹操は「ワシは絵の技の良し悪しは分からん。だが画像が貴いのは像そのものの姿を写すだけではなく心を描いているからではないか」と言い、さらに「そなたはワシが考え事をしている顔を描いたワシは考え事をしていてこのような醜い顔になる。憂慮と抱負がにじみ出ている、あれこそまさしくワシの姿だ」
2012-12-06 23:57:28はい、めでたしめでたしー!wこの「肖像画」のエピソードはいかにも曹操様らしいなーと思うのでワシのお気に入りですwwwそしてなんとなく身につまされるワシwww orz
2012-12-07 00:00:11