- Archangel_HT
- 16046
- 5
- 4
- 2
http://ja.wikipedia.org/wiki/Counter-RAM 対迫撃砲弾レーダーは此方に向かってくる砲弾を補足する物、対砲兵レーダーは発射地点を割り出すレーダーということで原理事態が異なると見てよいのかな。って対砲レーダーの原理も良くわからないのではありますが
2010-08-23 20:34:04@Momokaz_108 対砲は一般的なれだと原理がちゃいます。例えば①5度とか10度刻みで仮想レーダーシートを幾つも展開、②そのシートを砲弾が通ると「1番のX座標:◯、Y座標:△、通過時間:□」というデータが出てきます。(続く)
2010-08-23 20:53:03@Momokaz_108 (続いてる)後は、その各シート情報を弾道方程式に当てはめ(最小二乗法でも問題なし)、発射位置を推定します。弾道を描く限り、かなり正確に特定されちゃうのれす。
2010-08-23 20:54:35ただ、以前軍事研究では「対砲レーダはある程度相手の方向が分かってないと使えない。だからいまだに音源評定が現役なんだ」と解説されてましたね。RT: @marman_band: @Momokaz_108 (続いてる)後は、その各シート情報を弾道方程式に当てはめ(最小二乗法でも(略
2010-08-23 20:56:07@Advanced_MH それは正しいかな。ただ、元の話とはやや脱線してるけれども。それはそれとして、対砲の精度は如何に時間精度を上げるかに掛かっています。例えば1次元スイープで仮想レーダーシートを作る場合、見越し角を狭めてまでもスイープ速度(Hz)を高める工夫をするからです。
2010-08-23 21:01:09@Advanced_MH つまり、世代が古かったり価格の安い対砲というのは、視野の狭さもしくは推定精度の悪さを犠牲にしたものであったりします。
2010-08-23 21:02:38@Advanced_MH あ。正確には音源+振動かな。ただし、にぽーんでは、そのどちらも今ひとつ信頼できないというか。少なくとも自動化はむずかすい。
2010-08-23 21:03:42@marman_band 「日本では」と言うことは、山がちだから地形による反響の影響がでかいとか、なんかそういう事情があるんですかい
2010-08-23 21:05:15@Advanced_MH そう。大陸の大平原とかなら大きな問題が出ないのだけれどねえ。実際、イギリスでは車をクッションで浮かして展開し、振動及び音響から砲列の位置を解析・特定するシステムがあるのだけれども、にぽーんでは散々ですた。。
2010-08-23 21:07:36@marman_band 結局の所、今の音源評定とか対砲レーダって、だいたいどれぐらいの精度で発射点の位置が分かるもんなんですか? 「だいたいこの辺半径100mぐらいのどこか」なのか、「半径1kmのどこか」レベルなのか 無論先に挙げた条件により大きく左右されるとは思いますが。
2010-08-23 21:12:21@Advanced_MH 先の大陸用のシステムだと理想的な状態では精度は±数キロ(数%程度)、対砲になると先の話の通りで走査速度等に依存しますのでこうだ!という数字はないれす。ただ、これも理想的な話をすれば、音響に比べもう一桁、もしくは一.五桁くらいよくなります。
2010-08-23 21:16:20@marman_band …思ったより精度は高くないんですね。個人的にはてっきり一発撃てば数mとか十数mの精度で探知されてばかばか撃ち返されるから機動力の高い自走砲を欲しがってるんだと思ってました。
2010-08-23 21:20:52@Advanced_MH あ。念のために言うと、音響測定も理想的にはけこ悪くはないのですが、現実は(音響、振動)外乱に非常に弱く、それこそ3次元物理モデルでも使った回折音響推定でもしない限り、非常に精度が悪い(10%を超えることもママある)です。
2010-08-23 21:22:01@Advanced_MH 1/1000の精度となると、30km先では30m程度になうんですけど、、
2010-08-23 21:23:33@marman_band 地形の3Dデータ、各マイクの正確な位置、あとは十分な計算能力があれば…あれ? 今なら全部有るんじゃね?
2010-08-23 21:28:07@Advanced_MH でも、解析に時間が掛かる罠。一箇所に付き最低4個(120度配置で3個、中央上部に1個の系4個)いるし、そのセットを最低限4セット居るし、それに展開及び測定条件測定にも時間が掛かりますよ。と。
2010-08-23 21:31:37@Advanced_MH 音響インテンシティ解析の応用なんだけれども、特定の音紋について、①各セット内での音紋収録時間の計測、②各セット間での音紋収録時間の計測、③音紋ベクトルの推定、④三次元マップを用いた音響回折状態の計算、⑤回折焦点の推定、というかんぢになりんす。
2010-08-23 21:40:39@marman_band 対砲レーダの話面白かったです。今まで考えたこともなかったのですが、そうやって測定していたんですねぇ。
2010-08-23 21:54:59@marman_band 返信が遅れてすみません。詳しい説明ありがとうございます。あまりレーダーの原理に明るくないのでアレなのですが、複数のレーダーで測定するため砲弾をステルス化しても意味が無くなってしまうという認識でよろしいのでしょうか
2010-08-23 22:30:49@Momokaz_108 それが一点。もうひとつは撃ち上げ角度及び仮想レーダーシートとの交差角。遠距離に投射するために高低40度等の非常に高い射角で打ち上げる事が多いため、レーダーシートとの交差角を浅くすることができません。また側面を多角形にした場合、弾頭が回転する事で(続く)
2010-08-23 22:35:28@Momokaz_108 平坦な面をレーダーに向ける事にも繋がります。要するに形状ステルスは無理。かといって熱に替えようとも吸収材の厚みのせいで炸薬が非常に少なくなります。とまあ、そういう訳。
2010-08-23 22:36:52@marman_band それなら砲の自走化を進めて、探知されてもとっとと陣地転換する方がよっぽど現実的で低コストでしょうな。
2010-08-23 22:38:45