日本の学生は予習してこないから質問できない
日本の学生が質問できないのは当然だ。予習して来ないのだから。いや、予習する慣習も予習させられる制度も、日本の大学の講義には伴っていない。頭の中が空っぽでは、聞いた話のどこがどう分からないかさえ分からないから、質問などできるわけがない。
2013-01-21 14:51:31予習していれば、頭の中にある知識と、教員の講義とを対比して、そこに「ずれ」なり「あな」なりを見つけることができる。そうすれば、その「ずれ」や「あな」について質問ができる。それが、good question になる。
2013-01-21 14:52:19学生だけではない。教員たちも、講演会に参加する時は、講演者の著作を予習してくる。聞く前から、何が質問できるかを考えて来るのだ。それで、good question が出る。だから、議論が有意義に「白熱」する。
2013-01-21 14:57:38日本の学生に質問させたいなら、講義にせよ講演にせよ、しっかり予習し、どんな質問ができるか準備することを教えなければいけない。それがないままに、小手先で「白熱」を求めるから、つまらない議論にしかならないのです!
2013-01-21 15:00:33そして、これは何度も言ってるが、アメリカのいい大学では、大教室のマンモス講義でも、TAが何人も付き、少人数のディスカッションクラスをやり、そこで予習した(読まされた課題)について議論の練習を積む。簡単な質問にはTAが答えてくれるから、そういう質問は講義で教員にしなくて済む。
2013-01-21 15:04:34@Ichy_Numa 予習に関するTWを拝見しました。学会等の研究発表の場では事前に予習して望むことは難しいと思いますが、口頭発表後の質疑応答で「良い質問」が出る下地はどこにあるとお考えでしょうか。普段から講義等で質問する習慣が、予習なしでの的確な質問を可能にするのでしょうか。
2013-01-21 15:00:24.@Knuckle11 学会は、専門家の集まりであり、興味ある=知識のあるセッションに出るのですから、予習済みの人だけが集まってるわけです。院生でも、散々授業で文献読まされてますから、基礎知識はあります。
2013-01-21 15:06:55予習の文化を浸透させるには講義開始時の確認試験 が有効でした。企業の新人研修でしたが。@Ichy_Numa: 日本の学生に質問させたいなら、講義にせよ講演にせよ、しっかり予習し、どんな質問ができるか準備することを教えなければいけない。
2013-01-21 15:08:56逆。インプットのし過ぎてアウトプットに慣れてないから。RT“@Ichy_Numa: 日本の学生が質問できないのは当然だ。予習して来ないのだから。いや、予習する慣習も予習させられる制度も、日本の大学の講義には伴っていない。頭の中が空っぽでは、聞いた話のどこがどう分からないかさえ分
2013-01-21 15:03:56@Ichy_Numa し過ぎ、というよりも、インプットでしか学んでない、というほうが正しいですね。現役大学生が感じる現在の教育に対しての一つの意見ですが。インプットしたものをすかさずアウトプットし、異なる知と共有させ、それを育てないと真の学びにはならんと思うのです。
2013-01-21 15:15:07@Ichy_Numa 中身だけ育てても単純に自己満足にしかならないと思いますよ。 それをいかに人に表現し、伝える事ができるか。それもまた学びのチャンスになる。 多くの日本の学生はこの表現が下手なんですよ。答えは一つしかないと思ってますから。
2013-01-21 15:17:22「◯◯って何ですか?」「✕✕ってどういう意味ですか?」は質問とは言わない。予習したうえで「この本には◯◯はこうだと書いてありますが、この間の先生の話と違うと思うんですが?」「Aには✕✕は〜だと書いてあり、Bには〜だと書いてあるのですが、どちらが妥当なのでしょう?」と聞くのが質問。
2013-01-21 15:23:40.@MSK_1213 論述試験でキチンとした答案が書ける、明快で論理的なレポートが書ける、というのが大学で必要な表現力です! それができなければ、議論もディベートもできません。
2013-01-21 15:28:41.@MSK_1213 自己満足できるほど中身があったら立派なもんです。本当に中身のある人は、もっともっと中身を充実させたいと思いますから、決して自己満足などしませんが。
2013-01-21 15:30:26@Ichy_Numa あまりに完璧を求めすぎるから、学生側が間違えるのを恐れて萎縮して質問できないんじゃ? それでも尚、学生の質問の少なさを嘆くようであれば少し本質を取り違えてるのでは。 ちょっと考え方が前時代的な気が。
2013-01-21 15:31:54ディベートと論文は、完全に同じ構造をしています。問を立て、答えを出し、その根拠となる証拠を示し、違う答えの可能性を全て考え、その根拠となる証拠を探し、それぞれの証拠を見比べて、どの答えが一番妥当か結論を出す。論文は「ひとりディベート」です。そして、大学のレポートとは、論文です!
2013-01-21 15:36:15.@MSK_1213 私は、学生の質問の少なさを嘆いてなどいません。今の日本の大学システムては少なくて当然だと言っています。そして、質問を増やしたければ、そのシステムを変えなければいけないと言っています。さらに、あなたの問に答えて、必要な表現力とは何かを説明しました。
2013-01-21 15:39:24ディベートができるようになりたかったら、明快で論理的なレポートを書く練習をしなさい。そのためには、「リサーチ力」をつけなければいけません。リサーチ力とは、自分が知らない、そして他人もおそらく知らない、新しい情報と事実を集め、それが確かかどうかを見極める力です。クグるだけではダメ。
2013-01-21 15:44:05今の日本の大学の講義のシステムでは、じっくり話を聞いて、しっかりノートを取りながら、とっくり考えてもらえば、それで良いと思っている。考えたうえで、自分なりの読書に進んでもらえれば、なお良いが。
2013-01-21 15:54:12@Ichy_Numa 確かに、リサーチ力というのは重要です。良質なインプットなしでのアウトプットはあり得ない。しかし、日本ではあまりにもアウトプットの領域の教育が狭すぎる。アウトプットの教育が狭いから本来力を持った学生が目立てないというのはある気がします。
2013-01-21 15:58:19