起
承
「そこに書きたいコードがある。だから俺は書く。ただそれだけだ。」長い沈黙の後、彼はそう呟いてゆっくりとグラスを傾けた。 #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 08:25:49小汚い情報屋は声を震わせて叫んだ。「奴は依頼を受けたコードは必ず書く!例え、それがどんなアルゴリズムでもだ!」 #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 08:30:45女の腰に手を回し、彼はこう囁いた。「そのコードが悪だとしても、お前の書いたコードは俺が必ずメンテしよう。」 #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 08:41:30はたしてその日もサーバは飛んだ。復旧作業の支持を出していたボスが、鯖管の一人を呼びつけた。「殺してこい」ボスは言った。「どのプロセスですか」鯖管が尋ねると、ボスは不機嫌そうに答えた。「インフラはただで使えると思っている、プログラマを殺してこい」 #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 08:47:08「俺はきっと死ぬまでJavaを書き続けるんだ」そいつはまったくの無表情でつぶやいていた。「俺はこのコードが何に使われるかも知らない」そいつは昨日辞めた。故郷に帰って、5時に帰れる仕事に就くと言っていた。俺は今日も終電で帰る。そして九時には出社する。 #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 08:54:14「ドンドンッ」強面の男が荒々しく怒鳴り込んできた。男は脅すように叫ぶ「この仕様書を書いた奴、手を挙げろ!」。どうやらその紙切れから組織までは分かったようだが、個人までは特定ができていないようだ。俺は男の目を盗んで逃げ… #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 09:10:57「主旨が分からん、主旨が」チーフプログラマはぶつぶつ呟いた。「この仕様の意味はなんだ? どうしてこんなふうにする? なんで書いてない?」誰も答えなかった。誰も知らないからだった。親会社の人間も知らないに違いない。おそらく顧客も知らないのだろう。 #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 09:17:11レッドブルの箱はその日の内になくなった。しばらくすると、レッドブルでは弱いと言われ始めた。コーヒー、紅茶、緑茶が試された。最後には皆、強強打破しか飲まなくなった。「覚醒剤の売人でもいねえかな。ここに来りゃ大儲けだ」同僚が言った。きっとそうなるだろう。 #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 09:22:11また新しいツールが出た。誰もそれについては語らない。ひとりで試しているからだ。ひと通り試し終えた頃に、「あのツール、どうだった?」ととぼけて尋ねる。答えられないやつから順に消えていく。だれもそれを引き止めない。その勉強会は、そういう集まりだった。 #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 09:27:58「プログラミングは恋愛のようなもんだね」彼は言った。 「最初のコンパイルには魔力がある。二度目はずっとしたくなる。三度目はもう感激がない。それからはビルドするだけだ」 #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 09:34:23「仕様書作るのを忘れたかな?」「いいさ、俺とお前の仲だ」なんかコブラだな(φωφ) #ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 09:36:27「一日二十五クリックの広告収入なのね。」と彼女は言った。「哀れな、淋しいインプレッションさ。」 「とても淋しい?」「燈台のように、淋しい。」#ハードボイルドプログラマ
2013-01-23 09:36:50