テレビ６０年感謝祭　大河ドラマ『八重の桜』トークショー　ゲスト・榎木孝明

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

今、ＮＨＫではＴＶ６０周年感謝祭を開催中。無料公開が２月３日まで。スタパではなく本局のロビーでやっている。今日は『八重の桜』トークということで榎木孝明さんがゲスト。 http://t.co/MdijzF2z

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トークショーの司会、「あいざわしの」と名乗っていたけど、もしかして引退したグラビアアイドルの「相沢しの」？

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トーク前に大スクリーンで10分バージョンの『八重の桜』プロモ映像が流れる。ついで榎木孝明さんと内藤愼介プロデューサーが登壇。榎木さん演じる井伊直弼を中心とした再編集映像が流れる。

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明日の第４回で放送される直弼と松平容保が茶室で会話し直弼が大老就任の覚悟を語る場面が流れたが、このシーンが『八重の桜』で一番最初に収録された場面ということだそうな。

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そのためほぼ時代劇初挑戦の松平容保役の綾野剛がめちゃくちゃ緊張していたという話に。

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時代劇を撮影するチャンスが少なくなった今、所作・殺陣・乗馬の技術を練習する時間が若手の俳優に与えられていないという話題に。ＮＨＫの場合は比較的機会を与えられてはいるものの以前より時間が無くなったと。

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大河ドラマの場合、ベテランから若手、役者のタイプも伝芸、舞台、映画、芸人とあらゆるジャンルから起用されるため時代劇的な所作の技術が求められると。

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綾野剛はベテランと組むシーンが多いため、良い意味で緊張を強いられていて勉強になっているという。だけど本人はサザエさん的な山本家のシーンに出たいと漏らしていたとも。

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ここで井伊直弼の紹介に。榎木さんも安政の大獄で吉田松陰を投獄した悪役という認識だったが、今回直弼の前身知り井伊家の当主になる前はを茶道に秀でた教養あふれる文人で、大老就任にあたっては自ら戒名を作り、死を覚悟して国難にあたった人物としての一面を描いていると。

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その気概が容保に伝わっていくが桜田門外の変で倒れることに。これが内藤Ｐによる裏の歴史・敗者の正義を描く『八重の桜』におけるテーマに合致していると。

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その対談を聞きながら大河ドラマ第一作の『花の生涯』もそういうテーマだったよねと心の中でつぶやく自分。

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

内藤Ｐ。自分が子どものころの大河ドラマは男親が子どもを正座させて歴史の講義をするようなイメージだった。今では母親がチャンネル権を持っていて自分が判らないと見るのをやめる。『八重の桜』では幅広い視聴者層に見てもらうことを目指していると。

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キャスティングでは品格がある役者をそろえたという。では芝居の上での品格とは何かという話に。榎木さんは演技以外の部分で行う行動が映像に出てくるところが問われると。

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

時代劇が廃れた理由を、リアリティを失ったからと分析する榎木さん。司会者が具体的作品は？と聞くと白虎隊とぽろり←どの？

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

たとえば白虎隊で若い役者を起用するが、彼らは当時の死生観や歴史観をきっちり理解して演じていると思えない。たとえば当時の子どもは武術の稽古などを通じてそういった感覚を持っていたはずと。

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

売れている人を時代劇の俳優として起用するが、所作や乗馬の経験がないためクロマキー合成や偽の乗馬シーンでごまかすことになる。所作ができていれば引き絵で全身の演技ができるが、それができない人はアップでごまかしている。京都でも事情は同じだと。

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

そこで綾瀬はるかさんは一生懸命に時代劇のわからないところを質問し、重い銃になれるため体を鍛えているという話に。榎木さんは綾瀬さんと『赤い運命（リメイク版）』で親子を演じているため、負けん気のある努力家と評価。

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

若手がベテランと仕事をしたときに身に着けた経験は、迷いがないものになるので本物になると

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そこで榎木さんの時代劇修行の話に。子どものころから剣道をやっていたが、本格的所作は『真田太平記』の時からという。ＮＨＫは半年前から専属の馬を用意してくれて乗馬の訓練に励んだと。

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

乗馬を始めて見て、和鞍と洋鞍ではまったくつくりが違うと覚えた。和鞍は馬に乗りながら上半身をぶれさせない乗り方ができる。なので馬上で弓も使える。自分でも工夫し裸馬に乗って落とされないやり方を考案。馬に乗りながら槍をふるう訓練もやったと。

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

榎木さんは今、時代劇の再生を進める一期一会プロジェクトを推進している。時代劇の技術継承を国の補助で行い映画村と学校をを一つにして所作を自然に培うことができないかというこを考えているようだ。

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

一期一会プロジェクトのサイトはここ→http://t.co/NfOXNEoL

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会津の什の教えと同じように榎木さんの出身地である鹿児島にも郷中教育というものがある。こういった地域ごとに作られた古い教えの中に今は忘れられている「常識」を再生させるきっかけになることが『八重の桜』のテーマという。

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質疑応答タイム、客席からは何も反応がなかったので司会者から今までの大河ドラマで印象に残っていることはとの質問に榎木さん、内藤Ｐと組んだ『毛利元就』での渡辺勝役の最後の殺陣が自分の中のベスト３に入るシーンだったと

のぐちよしあき（元　配役宝典の中の人） @noyorin

明日放送の『八重の桜』でのみどころに、容保との茶室のシーンで茶道指導の方から提案された武家作法の所作をとりいれたところがあると。茶筅を置くときに槍を立てるような仕草でやっていて、普通なら抹茶が飛び散るのを古武道のコツを生かして飛ばないようにやってみたと。