【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】
- karitoshi2011
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0【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】『科学』2013年2月号。これまで第2、3回(チェルノブイリと福島の甲状腺がん)http://t.co/26CvQgUf 、第4回(甲状腺以外のがん)http://t.co/kUEZLL1E についてのまとめを紹介。
2013-01-27 15:38:44【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」3】
【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」no.04紹介】
1【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】『科学』2013年2月号。今回はがん以外の疾患の増加について検討している。本題に入る前に牧野氏は、これまでの論述で甲状腺がんについて、桁が違うほどに被害が過小評価されてきた可能性があると述べてきた。今回もそれを受け、
2013-01-27 15:39:452【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】まず、原爆被爆者調査(LSS調査)が被害の過小評価になっている可能性について述べている。最初の5年間の死亡者が除外されていること、線量評価が危うく、非被曝者と比べるのをやめて被曝者同士の比較に切り換えたことによる過小評価。
2013-01-27 15:40:043【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】以上は広島・長崎のLSS調査に比べチェルノブイリや福島の結果が食い違う可能性があることを示唆。さて、がん以外の疾患のデータはどうか?WHOレポート2006は言う「チェルノブイリでは内分泌系、造血系、循環系、及び消化器系」
2013-01-27 15:40:224【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】「疾患の増加が指摘されている…従来の被曝した集団の疫学調査の結果はこれらの結果と整合的でないので、これらの結果は、主に精神的―社会的トラウマ、飲酒、喫煙などの結果としての事故後の疾病の増加を反映しているのかもしれない。」
2013-01-27 15:40:535【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】「ストレスと経済的困難がおそらくは結果に影響している…」要するに疾患が増えているようだが、LSSと食い違うからストレス等の原因だろうと言ってるだけ。そこで例えばウクライナの調査結果を見ると、リグビダートル(危険作業者)で
2013-01-27 15:41:436【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学…」第5回】0.3Gyで心臓・循環器系の病気による死亡率が2.4倍、30km圏からの避難者で2倍程度増えてる。1Svでは10倍ということになり、がんの増え方としてはLSS調査とは整合的ではなく10倍近く多く、前回見たがんの増加率と矛盾がない
2013-01-27 15:43:037【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】牧野氏まとめ。「LSS調査は過去数十年にわたってWHO、IAEA、ICRPといった国際機関による被曝リスク評価のベースとなってきたものですが、科学的なデータはすべてそうであるように、「絶対に正しい真実」というわけではなく
2013-01-27 15:44:478【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】より新しい知見によって変更される可能性があるものです。そして、小児甲状腺がんを始めとするチェルノブイリでのデータは、そのような変更、つまり、リスク評価の見直しが必要ということを示しているように見えます」。もしそうとすれば
2013-01-27 15:45:169【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】福島での健康被害をまだ減らす事ができるかも「チェルノブイリで起こったことがどういうものである可能性があるかを可能な限り科学的に見直して、福島で起こりえることを想定し、その影響を小さくすることが必要と思います」と結んでる。
2013-01-27 15:45:41