低線量率・長期被曝は高線量率・瞬時被曝と比べて発癌リスクが下がるのか?そして集団線量を用いることの妥当性について。

ICRPが採用しているDDREF=2は動物実験を根拠にしたものであり、人間に関する種々の疫学データを見ると、低線量率長期被曝の方が高線量率瞬時被曝より発癌リスクが下がるという根拠は乏しいようです。
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Masato Ida, PhD @miakiza20100906

私もこれが正しいやり方だと思う。 @miakiza20100906

2013-01-26 12:17:58
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

そもそも、自然放射線の日毎変動を有意に越える被ばくを受けた人が無数にいる現状で、「健康被害予測をするな」と言う方がおかしな話。 @miakiza20100906

2013-01-26 20:57:10
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

近年の疫学調査の成果から、ICRP勧告での子供の扱いの粗雑さもだいぶ改められるだろう。 DDREFについても、一度早急に撤回し、がんに関連する被ばく限度を半減させるのが良いだろう。

2013-01-27 22:47:51
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

これらの諸々については、だいぶ確信を持ってものが言えるようになってきた。

2013-01-27 22:50:57
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

ラドンの肺癌リスクが2倍に修正された時も、白内障のしきい値が大幅に引き下げられた時にも、一緒に被ばく限度が引き下げられた。DDREFが撤回されたとしたら、その時にも間違いなく被ばく限度が引き下げられるだろう。参考レベルの2つの上限も、きっと半減される。

2013-01-27 23:05:12
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

「低線量被ばくのリスクからがん死の増加人数を計算することについて」 http://t.co/WGyncLgRこういうどうとでも取れる文書をあてにするより、原著論文を辿り、プロ達がどう振る舞ってきたのかを探った方が、ずっと役に立つ。 @miakiza20100906

2013-02-10 21:12:08

WHOレポートに関連したみーゆさんのツイート

Masato Ida, PhD @miakiza20100906

WHO の福島レポート 2013年 http://t.co/BSpFrcJKjz では DDREF は使われていない(p. 32)。これは賢明な判断だと思われる。

2013-03-03 17:02:19
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

WHO レポートで DDREF が使われなかった理由は、固形癌 http://t.co/JjaVhUaLJB と白血病 http://t.co/DOKbgZnu9L の統合解析で、慢性被ばくの癌リスクは急性被ばくと同等という結果が出ているから。 @miakiza20100906

2013-03-03 17:03:42
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

ただし、レポートの Contributors http://t.co/WLzSAIdfl7 のうち、2人がこの判断に反対したらしい。その2人は何故か両方とも日本人で、明石真言氏と丹羽太貫氏 http://t.co/hE75OR6mVk @miakiza20100906

2013-03-03 17:05:42
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

やはり、当事国の人間には 遠慮 のようなものが出てしまうんだろうか?? @miakiza20100906

2013-03-03 17:08:09
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

やはりもう、ICRP も DDREF = 2 を撤回せざるをえないだろう。WHO レポートの Contributors には ICRP 委員もいる http://t.co/WLzSAIdfl7 @miakiza20100906

2013-03-03 17:12:50
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

MELODI WS のアンケートでも DDREF = 1 を支持する研究者が多数 https://t.co/KgX1nIV8hV  本 WS の参加者→ http://t.co/6kkNmTuQu7 http://t.co/HjerX0ZqeP @miakiza20100906

2013-03-03 17:25:06

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