20130128 #NHK クローズアップ現代「“返済猶予”は何をもたらしたのか～検証・金融円滑化法」

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現「“返済猶予”は何をもたらしたのか〜検証・金融円滑化法」平成21年、金融円滑化法施行。一時的に借金の返済を猶予し、その間に企業の経営を立て直す目的。1年限りの予定が2度にわたって延長、しかし企業の業績は改善せず、倒産する企業も。金融機関にもリスクを伴う。

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。埼玉県。去年10月、ある看板メーカーが破産。元社長の戸塚さん、会社に残っていた財産が差し押さえられた。次経営悪化は5年前。金融円滑化法の適用を受け、月々の返済500万円を140万円に。金融庁は法律を延長、中小企業に経営再建計画を作ることを求めた。

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。戸塚さんも計画を金融機関に提出したが、猶予を受けている間に不動産の価格が下落、計画は受け入れられなかった。平成24年に倒産した企業は249社。「これは氷山の一角にすぎないと見ている」こうした中、企業を売却しようという動きが。

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。都内のコンサルティング会社に、半年で約50社の企業から相談。しかし「瀕死の状態で何か処方箋をと言われても、非常に厳しい。もっと早く相談に来てほしいと思うものが多い」従業員約100人の食品メーカー、10億円の借金。事業の整理は進まず。

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。コンサルティング会社の仲介で賠償交渉。資料を見て、買収を検討している会社の社長の表情が変わった。採算をとるには厳しい数字。猶予を受けている間、売上を優先し、安売りをしていたため、利益が出ない体質になっていた。この日は交渉がまとまらず継続に。

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。ゲスト、立教大学教授・山口義行氏「もともとリーマン・ショックという外部ショックに日本経済がやられた。とりあえずの応急処置として、こういう措置には意味があった。だが企業の体質改善まではやれてない。震災があり円高があり、立ち直りのきっかけを失った」

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。山口氏「経営改善計画書を出さないと返済猶予しないというふうに2年前に変えた。しかし企業はすぐにはできないと、しょうがないから場合によっては銀行員が書くということもあった」

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。東京墨田区、東京東信用金庫。預金残高1兆5000億円。コンサルティング機能を発揮しようと、専門の部署を儲けている。金融円滑化法適用4300社のうち、164社を支援。「企業の色分けをして、濃淡をつけて支援している」

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。支援の軸は再建計画。しかし計画どおりに再建したのは2割。業種・業態も、従業員・会社の規模もさまざま。コンサルティング機能が発揮できているのか。NHKの取材では、全国の金融機関も対応に苦慮していることがわかる。

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。中小企業の経営改善が進まないなか、東京東信用金庫では不良債権の増加を不安視している。ある建設会社の業績悪化について報告。評価が1年で1段階悪化。不良債権になりかねない。不良債権は去年3月までの3年間で140億円増加。

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。東京東信用金庫では、顧客の求めに応じて返済猶予を続けていく方針。猶予を続けながら、どうリスクに向き合っていくのか。地域金融機関にとって大きな課題。金融庁は、金融機関のさらなる努力が欠かせないとしている。

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。山口氏「プロを育てていく仕組みを金融機関のなかに作っておくことが大事。債務リストラのためには、たくさんの情報が必要。それを仕入れる能力を身につけるための研修などが必要になる。また、金融機関の外のプロに業務委託して、活性化したらまた契約を継続することも」

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現。山口氏「金融機関は地域のなかの取引先企業はよく知っていても、外の企業はよく知らない。そことどう連携するか。このまま放置しないで、全面的に中小企業を再生させる政策が必要。成長戦略のなかに中小企業を織り込んでいくこと、それでビジネスチャンスを増やしていく」