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創作に対する史実からの批判について

歴史もの創作作品周辺でよくある「史実からの批判(所謂”実際には○○は…”)」ですが、これについて一つ思ったことを。まあ、当方も人のこと言えないので自戒も込めて。
歴史 大河 時代劇 歴史小説 創作 歴史伝奇
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神無月久音 @k_hisane
歴史上の人物や事件を題材にしたドラマに対し、史実的な検証というか、ツッコミをするに際し、「創作に対し、『史実と違う』と、単に批判するのは極めて容易である」ということを忘れるのはいかんよな、と今更ではあるが思ったり。
神無月久音 @k_hisane
これは、批判するなということではなくて、批判自体はいいとして、どういう意識で行うかという問題で砂。要は、自分の優越感を満たすために批判するというのは、実に野暮であるよなあ、というお話でアリマス。
神無月久音 @k_hisane
これは別に歴史ものに限った話でもありませんが、批判するために作品を見るというのは、その作品が明白に間違っているorクオリティが低く、批判自体は正しいことこの上なかったとしても、それはやはり品がいいとはお世辞にも言えんよなと。有体に言うと見苦しいし、キツい言葉でいえば醜悪である
神無月久音 @k_hisane
念のためいうと、ここで対象となるのは、「自分の優越感を満たすための批判」で砂。世の中、罵倒芸というものがあり、作品を批判するために見るという点では同じものの、それはあくまでそういう芸であり、同一視するべきではなかろうなのです。まあ、批判される側からすれば五十歩百歩かもですが。
神無月久音 @k_hisane
まあ、創作と史実は分けて楽しむべき、という毎度のお話で砂。というか、どういう創作作品があるかが、その事件・人物に対する、現代のイメージ・評価を示すバロメータと言えるのではないかなあと思うところなので、単に史実と違う/違わない、という見方しかしないのは実に勿体ないなーと。
神無月久音 @k_hisane
例えば、女体化十兵衛が出てる作品が20個以上あったり(http://t.co/NqwAlyO2)、「柳生十兵衛で画像検索すると、なんかピンクっぽい(http://t.co/RNEohv84)のも、何故そうなのかを検討したり、あるがままに萌えるのも、「楽しむ」という点では同じで砂
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神無月久音 @k_hisane
ただ、それはあくまで「創作作品が、あくまで虚構である」限りの話でアリマス。仮に創作作品の内容が「実際にもそうだったのだ」という話が出た場合は、史実を元にした批判が出るのは当然であり、事実と異なるということは明らかにされるべきで砂。
神無月久音 @k_hisane
何故ならば、「賢者は歴史に学ぶ」なんて言いますが、その学ぶべき「歴史」が、実は誰かの創作であり、虚構であるならば、そこから学んだことが、現実において役に立たない、あるいは害になる可能性が十分にあるからでアリマス。
神無月久音 @k_hisane
例えば、ある軍人が、「かつて、このような方策を取り、勝利を収めたという記録にあやかり、この作戦を実行する」などと考えたとして、その方策が、実はその記録を書いた人間が「実際には違うけど、華がないから少し話を盛るか」というものだったりすると、その作戦はどうなるのか、ということで砂。
神無月久音 @k_hisane
そこまでいかなくとも、物語上、悪役にされた人物に対して読者が悪印象を持ち、揚句に、実在の縁者に対し、悪影響が出るようなことがあれば、それは「創作だから」で済ますのはマズかろうと思うところ。その辺は前にも書いた話で砂。【隆慶一郎、その功罪】http://t.co/ngopIMdR
神無月久音 @k_hisane
ちなみに、当方が荒山作品を「流石荒山先生ッ!俺たちにできないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれるあこがれるゥ!」とか言って超リスペクトするのは、もう見たまんま創作であり、史実云々を放棄し、脳をカラにして楽しめる超愉快作品だからでアリマス。
神無月久音 @k_hisane
だって仮にも「歴史」の名を関した小説に、堂々とモスラを出すんですよモスラ。しかもその登場の根拠が「高句麗の始祖王朱蒙(チュモン)の父・解慕漱(ヘモス)が蠡(ラ)を使役したので慕漱蠡なる名の由来とされている」でターンエンドであり、その後はガンガン登場ですよ。どうしろと。
神無月久音 @k_hisane
あれを「もしかしたら本当かも」とか思う輩がいたら、そうねえ、とりあえず「柳生大戦争」の荒山先生の捏造講座を10回読み返してみると吉なんじゃないでしょうか。参考:【『柳生大戦争 第一部 剣神降臨ノ巻』、或いは虚言講座柳生】http://t.co/7mQ3A71a
神無月久音 @k_hisane
更に具体例を挙げるなら、こないだ出た「竹島御免状」文庫化記念の時のこちらをご覧頂ければ。【荒山徹「竹島御免状」文庫版発売記念】http://t.co/KTWs6bwC
神無月久音 @k_hisane
とりあえず、創作は、それが創作で収まる限り、「史実と違う!」などとドヤ顔するために批判するような輩などスルーして無問題なのでアリマス。それを別の言葉で言うなら、例えばこうなるでしょうか。
神無月久音 @k_hisane
「だって史実通りにしたら朝鮮妖術が使えないじゃないか!」
せっかくなので補足
神無月久音 @k_hisane
なんぞ昨日のまとめ(http://t.co/h2wJrDDi)が相変わらず廻ってるついでに、引用してた隆慶作品についてのまとめ(http://t.co/ngopIMdR)も読んで頂けてるようで、ちょっとニンマリと。あれは割と気に入ってるので、ウケると嬉しゲでアリマス。
神無月久音 @k_hisane
しかし、コメント欄見てると、なんか話伝わってないなあという塩梅のコメントもちらほらあったのでげんにょりと。当方別に創作作品を史実ベースの視点で批判するなとか、史実視点で創作について話をするのはよくないとか、ンな話はしちゃおらんのですが。
神無月久音 @k_hisane
当方が言ってるのは、創作というか、エンタメ作品である以上、史実ベースで見れば、「ここが違う」「あれはおかしい」とか批判できる穴はどうしたって出るだろうし、そこで「批判するために作品を見る」ってのは流石にどうよ、という話でアリマス。
神無月久音 @k_hisane
それってもう作品関係なしで、単に俺SUGEEEEって言いたいだけとちゃうんか、ということで、そりゃねーよと。なんにせよ、創作作品をネタに、史実視点からあれこれ語る楽しさを否定するって話ではないので、その辺はご理解頂ければ。
神無月久音 @k_hisane
つか、せっかくなので、実際に当方が歴史ものの創作作品を見た後、史料を踏まえつつ、あれやこれやと話をしたのをご紹介してみようかと。お題はこちら。【宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-】http://t.co/zhqfJziF しかし、まだ公式サイトが残ってるんで砂。もう4年前の作品なのに。
神無月久音 @k_hisane
当時、剣豪関連について調べを進めてた時期だったので「押井監督が武蔵を?これは面白そうなので是非見に行くべし」とwktkしてたので砂。インタビューでも監督は相変わらずでしたし。【『宮本武蔵-双剣に馳せる夢』原案・脚本押井守氏インタビュー】http://t.co/kSSpxPvA
神無月久音 @k_hisane
ちなみに同時期(つーか今も続いてる訳ですが)、当方は史実ベースの柳生一族を題材にしたやる夫スレ(http://t.co/RfVBveTZ)(http://t.co/0pl9wwt1)を書いており、その辺の絡みもあって、尚更期待してたわけですよ。
神無月久音 @k_hisane
で、いざ「宮本武蔵」を観た当方は、その後、心赴くままに感想を書いた訳ですよ。勿論史料をベースに。そりゃもうゴリゴリと。それは前ににのまえさんにまとめて頂いたのがあったのでご覧頂ければ。【K_hisane氏による映画「宮本武蔵」へのツッコミ】http://t.co/ISq7HKpu
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コメント

きゃっつ(Kats)⊿2/23乃木坂7BDL京セラドーム @grayengineer 2013年1月30日
事実関係が異なるのは創作だから当たり前として、世界観をぶち壊すような作品については、批判というより悲しい気持ちにはなるかな。でもそれをわかっててあえてそれを楽しむっていうのもアリではあると思うので、やめてくれ、とまでは言えない。
u1ρ @u1p 2013年1月30日
坂本龍馬とかもう最たるもんだけど、もうちょっと峻別は必要かと思う。
Myrt @c6n2 2013年1月30日
「つまらないから」指摘されているのであって「史実と違うから」はその一部でしかない。自分で荒山氏作品で例示してるのにね。本人が批判に耐えられないから、「つまらない」に正面から向き合えていないから、「『史実と違うから』はナンセンス」と逃げているだけ。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2013年1月30日
んー、でも司馬遼太郎さんの作品とか、歴史小説なのに「歴史解説」みたいな受け取られ方があって、ああいう「小説として読まれてない小説」に関しては、嫌味なくらいな「ここ出鱈目ですね。ここ明らかな創作ですね」みたいなのも必要なんじゃないかとか思う。
そら豆 @solamame_k 2013年1月30日
司馬さんの本とか昔に書かれた物と現在分かってる史実と開きがあるのはしょうがないし、今読んでる人はちゃんと理解して楽しんでるでしょう。
CzTcs. Y. @CzT919 2013年1月30日
あと司馬遷もか。
ITDOREIKUN @wtpgjmwtpgjm 2013年1月30日
え?むしろ史実だと解釈している人の方が多数はなんじゃないですか?司馬遼太郎と塩野七生あたりはもう、半ば史実と可してる状態だと。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2013年1月30日
塩野七生さんは「いかにも創作臭い事実」と「いかにも事実でありそうな創作」を作品に入れて、評論家をひっかけると言う遊びをしてたって話がエッセイにあったなぁ。w
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2013年1月30日
それと、司馬さんの話で「昔の歴史学の水準で書かれているからしょうがないよね」と言うのであれば、なおさら史実と小説との違いと言うのが興味深い訳です。それは小説の批判にとどまらずに、歴史学の発展を描き出せます。
uraent(白井黒子様は不死身) @uraent 2013年1月31日
最近あったなあ。知人の創作戦記物でに「そのタイプの武器は、その時代にはなかったか」とか言う人。歴史フィクションであって、歴史ではないってことを理解できない人も結構いるみたいです。
@ 2013年1月31日
いや創作物に対する姿勢なんてそれこそ人それぞれだし、優越感のための批判が野暮で醜悪と言うならこのまとめみたいな創作物に対する姿勢への批判も十分野暮で醜悪じゃないか。
月戌🍟👺🐶😺㌠ @_moondoggie 2013年1月31日
時代劇の考証マニアと同様「参考にすれど共感せず」をモットーに接すれば良いのでわ
月戌🍟👺🐶😺㌠ @_moondoggie 2013年1月31日
まぁ実際史実(に限らず事実情報とか、SFなら科学法則とか)に沿っていようといまいとおもろいもんはおもろいしつまらんもんはつまらんし、ただ「つまらん作品は世界観を詰め切れてないので相違のアラが見えやすい『ことが多い』」ていう話ですな
みこみこ @mikoto_1009 2013年1月31日
民明書房刊とか、ネクロノミコンとか、あぁ言うのは好きさ。真に迫った嘘の創作が受けてる場合、認知度が上がると批判されるケースもあるから、難しいよね。
だるま@2/10オーメモJ-28 @KurzweilMaster 2013年1月31日
「史実との違いを考察、指摘して楽しむ」のと「創作の部分を創作として楽しむ」ってのは同じ作品を別の側面から楽しんでいるわけで特に優劣のある話ではないし、前者の人の多くは後者と問題なく両立して楽しんでいます。
だるま@2/10オーメモJ-28 @KurzweilMaster 2013年1月31日
ところが作品を楽しむとは後者のことのみを指すと思いこみ、前者の楽しみ方をする人を批判する人がいるのですな。実に野暮で狭量な話です。
だるま@2/10オーメモJ-28 @KurzweilMaster 2013年1月31日
まあ「創作は創作として楽しむべき」と主張する方は、自分にそれが出来ないからこそ声高に主張するんだろうなと思うときがたまにあります。
神無月久音 @k_hisane 2013年1月31日
なんぞ当方が「史実視点から創作作品について語ること」自体に否定的なのでは、という捉えられ方をされてる様子であり、そりゃ違うよ、ということで、その辺の補足も兼ねて更新ー。
Verdun_843 モンティセロの丘で @Verdun_nkysjan 2013年1月31日
作品をどう楽しむか。まぁ史実だと思えるくらい創作エピソードがしっかりしているのは小説家としては第一流の技なんでしょうが、史実だと思って勘違いされるのもそれはそれで難しい。ジレンマですなぁ。結局私達に出来る事は、「何処までが史実なのか」を調べながら、「創作のエピソードを作る」小説家の腕に感嘆する、それなのかもしれません。
紅夜 @aosasa 2013年1月31日
すごく嫌な言い方すると、「間違った史実」ってどうでもいいんですよね、傍目には。腐女子が「可愛い受けちゃんが攻めにされてるなんて説教しなきゃ!」というのと大差ないんですよね、しかも当人の意識の中では教化のつもりっていう…
紅夜 @aosasa 2013年1月31日
もう一つ例えると傍目にまともに見えるフィクションに対する史実による指摘ってあれですね「外で二次創作の話しちゃ駄目でしょー!」「あれは二次設定、ちゃんと通用するところ考えようね?」系じゃないかなと。
神無月久音 @k_hisane 2013年1月31日
是非を別とすれば、「己の創り出した物語を、「史実」として世間に定着させるのは、歴史作家最大の勲」ですし。
神無月久音 @k_hisane 2013年1月31日
まあ、その結果が洒落にならないことが往々にしてあるのが一番の問題なんで、是非を別にしちゃマズいわけですけど。
たさか(隣人部員) @ktasaka 2013年1月31日
いやまあでも、ディズニーの「ムーラン」を見て「史実の花木蘭はね」って言い始めたらドン引きするよね普通(実話率70%くらい
jun@Jun-nyan(sɹǝunɾ) @juners 2013年1月31日
マリー・アントワネットのことか!あの人民衆のために基金作るとか凄い人ですし、ベル薔薇経由の人は勘違いしてると思うけど、あの人は処刑される理由もでっち上げの近親相姦でしたし。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2013年2月1日
>「歴史作家最大の勲」  それを「ははっ、まだ諸君はこんな小説が史実と思っているのかね。笑止千万!」とか嘯きつつ、最近読んだ本で仕入れた新知識を開陳するのが歴史系厨二病患者の醍醐味ではないかと。www
tocoma/SSSS.JUNK裕花やってます @tocoma110 2013年3月25日
何となく、「バハムートってホントは魚なんだぜ。だから竜のは間違い。FFのあれとかおかしいの」みたいなこというやつへの意見だと思うんだけど…違うのかな(たとえが分りにくい)
ちくわ@だいぶヱロい @tikuwa_ore 2013年4月16日
イタリアをモチーフにした異世界ファンタジー『祝福のカンパネラ』をして、「現実のイタリアと違うからリアルじゃない!」と批判していたバカがいたのを思い出した。
星五73体の地方妖怪 PGERA @PGERA_RX 2013年4月16日
史実との違いの指摘がいき過ぎて、史実と違う!おかしいとか喚く楽しみ方されて、創作として楽しんでる奴らが愉快な気分でいられるのだろうか甚だ疑問である。器量も糞も、楽しんでる層の所で延々と冷水ぶっかける連中を某所で見せられてきた人間としては「お前らが楽しいのは分かったから、ちったあ周りに配慮しろ阿呆」しか思わねぇ
岡一輝 @okaikki 2013年5月12日
創作を創作として楽しむのなら良いのですが、創作を事実と思い込むヒトが多すぎる……一般的な、歴史上の人物の印象なんて、史実からかけ離れた娯楽作品に拠るものばかり。なのに、それを真実のように思い込んでいる。そんなケースが多いですから、まあ、ウンザリするのも、分からないではないけれど。
岡一輝 @okaikki 2013年5月12日
司馬遼太郎読んで、人間の真理を知った気になって、ソレをネタに新入社員に説教するオッサンとかね。ウンザリだよね。
みさえ・騎空士・マスター司書 @showaretoro 2016年5月1日
そうそう、そうだよねと頷かせる話ばかりでした。荒山モスラ…かの民明書房の著書を思い出させてくれるハイパーなお説でした。
Denullpo S. Hammerson @denullpo 12月24日
まーほんの余興なんで。むこうぶちとか、バブル時代なのにそんな設定ねーだろってツッコミどころが原作にも実写版にも多数あって、探すのわりと面白い。実写版の方は最近わざとらしいけど。
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