村山紀昭先生による学校部活についての問題意識

村山紀昭先生が学校部活についてご意見を述べられており,その内容に非常に共感しましたのでトゥギャらせていただきました。
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村山紀昭 @muranori7

体罰問題を通して学校教育の目的を改めて考えてみるという発想は賛成だが、展開は十分でない。「(学校)教育に過度の期待をするのも現実離れしている」は同感。→(学校)教育の目指すものは何か http://t.co/eThkqkGF http://t.co/aRLw6tTS

2013-01-30 22:16:28
村山紀昭 @muranori7

柔道女子日本代表の告発により体罰問題は部活体罰から日本のスポーツ指導全体の問題に拡がった。これは大きな意味を持つと思う。戦後これだけ大きな社会問題になったのは初めてだ。これを機会に徹底してスポーツ指導の鍛錬主義や精神主義を排すべきだ。同時に学校部活のあり方も大きな問題だ。

2013-01-30 23:11:16
村山紀昭 @muranori7

学校部活のあり方は教育問題として重要な問題を孕んでいる。体罰だけでなく部活過熱だ。時に公教育の目的から外れる程。かつそれが教師の過重労働にも繫がっている。新学習指導要領に学校教育の一環とした位置づけそのものが問題だ。今後徹底的に国、教委、学校等が望ましい部活のあり方を検討すべき。

2013-01-30 23:17:43
村山紀昭 @muranori7

学校部活についてはまず高体連中体連などが体罰根絶を宣言し指導すべき。次に学校として校長中心に過度な部活過熱は排することを確認、保護者とも。その上で正課と部活との区別をしっかりさせ、地域の協力を仰いだり外部指導者への委託も検討すべき。国はそれらに一定の補助をすべきだ。

2013-01-30 23:27:34
村山紀昭 @muranori7

教師のあり方としては、間違っても教科やクラスを2義的にし部活に熱中は教師の道を外れていることを自覚すべき。時に教科が苦手で部活熱心という教師もいる。体育教師は、スポーツ指導の目的方法を再吟味すべきだ。全国大会を目指すこと自体は悪いことではないが、学校教育の目的を外れてはダメだ。

2013-01-30 23:32:30
村山紀昭 @muranori7

長年スポーツ指導での体罰や精神主義、学校での部活の過熱は問題と思われながら見過ごされてきた。マスコミも、甲子園児の純粋さなど過度に煽ってきた。これら積年の一種日本特有の病弊にメスを入れる一大チャンスだ。

2013-01-30 23:37:15
村山紀昭 @muranori7

体罰の是非、教育的指導の難しさ、桜宮への対応の異なった意見、スポーツ指導の難しさなどいろいろな論点はあるが、理屈をこね回すときではない。いま世論は体罰根絶に風が吹いている。これを逃すとまた元に戻る。学校も教師もスポーツ関係者も、長年の宿痾を改善する好機ととらえるべきだ。

2013-01-30 23:43:26
村山紀昭 @muranori7

学校では(特に中高)、部活熱心な教師と冷静な教師とでよく話し合うべきだろう。「あの子は学力はもう一つだが部活で頑張らせよう」などの発想に問題があることも。でより合理的な部活のあり方を学校として追求工夫すべき。お金がないとか多忙とか言っているだけでは埒があかない。隗より始めよだ。

2013-01-30 23:51:05
村山紀昭 @muranori7

全国大会をめざし熱中し、自分を鍛えたり全力を出すことを学ぶことはいいこと。でもそうしたスポーツ等で得られる力が直ちに生徒に必須の知識や技能を学ぶことに「遷移」するわけでない。「一人前の大人。社会人に」という学校教育本来の目的に常に立ち返るべき。それが教育責任を果たすことでないか。

2013-01-30 23:59:41