小太刀右京さんによる突発的TRPGマスタリングガイド第二弾

小太刀右京さんがマスタリングする上での重要なポイントをツイートされていたのでまとめました。 序盤でTwitterが応答をなくしていたので追跡は諦めていたのですが、随分と続いていたのですね。 ちなみに第一弾はこちらです。 http://togetter.com/li/445747 続きを読む
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「ゲームする場」を構築

小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

さて、あなたは堂々たる態度でテーブルにつきました。何をすべきでしょうか? もちろん、「ゲームをする場」を構築するのです。誰よりも早く、場の主導権を握るのです。あなたの発言に誰もが耳を傾ける場を作る。そこからです。

2013-02-01 01:43:10
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

いくつか有効な手段がありますが、おすすめしたいのは、プレイヤーの座って欲しい場所に、あらかじめキャラクターシートやレコードシートを並べておくことです。着席したタイミングで、すでにシートが置いてあるのが最高です。ゲームをするぞ、という場を作るのです。

2013-02-01 01:43:37
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

ハンドアウトやフィギュアがあるなら、それを並べておきましょう。マスタースクリーンはてきぱきと取り出しましょう。自分がスムーズにゲームの準備をする場面を思い浮かべてください。できませんか? できないなら、一度リハーサルをしましょう。

2013-02-01 01:46:02

自分の姿勢を意識する

小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

常に自分の姿勢を意識しましょう。見られているのだ、と考えて、堂々たる態度で接するのです。リソースを占有したいプレイヤーは、あなたの慌てにつけこみます。姿勢が堂々たるものなら、内心慌てていてもなかなかわかりません。背筋を伸ばすだけでも違います。

2013-02-01 01:46:52
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

大柄な人なら、立ってマスタリングしてもよいでしょう。そうすることで、プレイヤーたちに対して一段、高位の存在であることを印象づけられます。三輪さんがよく使う技です。

2013-02-01 01:48:11
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

ええと、どこまで話しましたっけ。そうだそうだ(プレイヤーを不安にさせる類いの行動)

2013-02-01 02:09:32

敬語を使う・挨拶をする

小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

意外に見落とされがちなのが、「敬語を使う」です。へりくだれ、という意味ではありません。丁寧な言葉遣いで慌てずに対処するだけで、あなたは三割くらい冷静な人間に見えます。

2013-02-01 02:10:23
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

同様の技術が、「挨拶する」です。いやそこの人、「そんなこと当たり前だろ」と言わないでください。礼に始まり礼に終わるのです。丁寧に本日のGMの小太刀です。今日はよろしくお願いします」という言葉から始めることで、「ああ、ここはマナーが重んじられる場なんだな」という雰囲気を作れます

2013-02-01 02:11:36
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

前回のものと重複しますが、お礼を言うのも大事です。何にでもお礼を言う必要はありません。「シャーペンを取ってもらってありがとうございます」「シナリオ意図を理解したPCですね! ありがとうございます」これだけで、人はあなたを信じたくなります。お礼を言われて嬉しくない人はいません。

2013-02-01 02:13:50

やってほしくない事にはダメ出しをする

小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

そしてここからが大事なのですが、さてここまでの行動を行ない、まるで優秀な執事かメイド長のように――僕は駄肉派ですが――振る舞い、そしてやるべきことは、やって欲しくないことにダメ出しをすることです。

2013-02-01 02:15:11
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

といってもお説教しろ、という意味ではありません。あなたが偉大な人物で、劣った人間を折伏してやろう、という態度で接しても、相手は必ず反発するだけで、周りの人まで嫌な気分になります。

2013-02-01 02:15:56
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

雑談が長いなら「では雑談をやめて本編に移りましょう」と言い、シーンプレイヤーの発言が遮られていれば「シーンプレイヤーの方が話したいようですから」と言い、あきらかに想定外の方向に流れたら「そちらに行かれても対処できないので、GMとしてはこうしていただけるとありがたい」と言うのです。

2013-02-01 02:17:21
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

これまでの行動はまさに、すべてこのための布石です。あなたが丁寧で信頼に足る人間であり、堂々としていていつもプレイヤーのことを考えている人間だ――そう思われるようになっていればこそ、自然に人はあなたのリードに従ってくれるのです。

2013-02-01 02:18:04
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

そして、その提案を受け入れてもらえたら、「ありがとうございます」とお礼を言いましょう。あとはおおむねこのプロセスです。信頼する人間からお礼を言われるほど嬉しいことはありません。人は、お礼を言われるために動くようになります。

2013-02-01 02:20:05
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

そうは言っても、と思われるかもしれません。特に会話の交通整理において発話を行なう場合、恐怖心がつきまとうことはままあります。あなたが子供や女性で、相手が大柄な男性の場合など、特にそうでしょう。

2013-02-01 02:21:06
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

その場合、ジェスチュアなどを用いて、「今からGMが大事なことを言うよ」と伝えられるようにしておくと楽です。僕は「手を叩く」というのを愛用しています。ぽん、と手を叩いた瞬間、一瞬全員の意識が集まるので、そこで発話して交通整理をするのです。

2013-02-01 02:22:11
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

あと、大事なのは、受け入れがたい発言でも、「なるほどそうですね」と一理ある、という受け方をしておくと、大分やわらかくなります。その後で「しかし、この後は自分がGMなので今回はこのようにします」と言うのです。

2013-02-01 02:23:29
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

こうすることで角が立ちません。間違っても「あなたは誤っているので却下します」と言ってはならないのです。そんなことをしても相手のプライドに傷を付けて話しが進まなくなります。相手の顔を立てつつ、お引き取り願いましょう。

2013-02-01 02:24:17

どうやってもマナーの悪いプレイヤーが来る事がある

小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi

さて、最後に大事なことがふたつあります。ひとつは、これだけやっても、希にどうにもならないほどマナーの悪いゲーマーは来る、ということです(ごく希ですが)。99%までのゲーマーは善良ですが、やはり、人にはわかり合えない瞬間があります。

2013-02-01 02:25:41
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