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高橋ショウ @zrx78
【SecretGuardianMAHI】第1話第2節 《アイドルDEプロデュース》というオンラインゲームがある。プレイヤー数は国内外合わせて300万人を突破していた。
高橋ショウ @zrx78
 プレイヤーはプロデューサーになってアイドルを育成するか、ファンになって他プレイヤーが育成したアイドルを応援するかのどちらかとなってゲームを進行させる。
高橋ショウ @zrx78
 ファン側のプレイヤーはゲーム内の通貨を使うことで、プロデューサー側のプレイヤーが育成したアイドルのCDや写真、グッズなどを買うことができた。さらにファン側はアイドルが出ているTVを見たり、イベントに参加したりもできる。
高橋ショウ @zrx78
 そういったファンが応援してくれたり、CDやグッズなどが売れるとプロデューサー側のプレイヤーは《プロデューサーランク》というものが上がっていく。プロデューサー側の目的は、アイドルを育成し、グッズなどを売り、《プロデューサーランク》を上げることにあった。
高橋ショウ @zrx78
 夜、机のモニターを凝視し、マウスを操作しながらブツブツ言っているのはパジャマ姿の麻衣であった。
高橋ショウ @zrx78
「DVDとBlu-rayの売上もまあまあか。そろそろテレビの露出を増やしてもよさそうね」
高橋ショウ @zrx78
 モニターには、麻衣が育成している3人組の女子アイドルが各種パラメーターと共に表示されている。パラメーターの中にはDVDやその他グッズの売上なども表示されていた。
高橋ショウ @zrx78
「クイズ番組がいいかな? うーん、クイズ番組に出すとなると、キャラを考えるべきよねえ。おバカアイドル……ありきたりかあ。おバカそうに見えて実はかなりの天才! うーん、これもありきたりっぽいなあ」
高橋ショウ @zrx78
 どうするか考えた時、ふと時計が目に入る。
高橋ショウ @zrx78
「うわ、もうこんな時間! テレビ出演のことは明日考えよう。また遅刻しちゃうわ」
高橋ショウ @zrx78
 気が付けば、もう深夜であった。麻衣はパソコンの電源を落とし、照明を消して眼鏡を外しベッドに横になる。あくびを1つ漏らして目を閉じると、麻衣はすぐに寝息を立てた。
高橋ショウ @zrx78
 という大声が部屋に響き、麻衣は目を覚ました。
高橋ショウ @zrx78
 そして慌てて上半身を起こす。部屋の中はまだ真っ暗だ。麻衣は眼鏡を掛け、壁の時計を見る。デジタルの数字は、午前3時を表示していた。
高橋ショウ @zrx78
「3時……まだ2時間しか眠っていないじゃない! もう、なによ!?」
高橋ショウ @zrx78
 麻衣は不満を口にすると、モニターがある机に顔を向けた。そこには、麻衣の顔を隠す仮面と同じ形状をした物があった。形状と色は同じだが、違うのはサイズだ。顔を隠すほどのサイズはない。せいぜい掌に収まるサイズ……見ようによっては、ブローチなどのアクセサリーに見えなくもない。
高橋ショウ @zrx78
「俺がお前を叩き起こすとしたら、1つだろうがっ!」
高橋ショウ @zrx78
 それから聞こえるのは、朝、麻衣の顔を隠していた仮面から聞こえた声と同じであった。アクセサリーのように見える物から聞こえてきた言葉に、麻衣はハッとなる。
高橋ショウ @zrx78
「パラサイダー! 近いの!?」
高橋ショウ @zrx78
「ああ、そうだ! だから叩き起こしたんだろうが!」
高橋ショウ @zrx78
 麻衣は急いでベッドから降りるとパジャマを脱ぎ捨てて着替える。そして眼鏡を掛け、アクセサリーのような物を掴み取った。掴み取るのは、それだけではない。ベッドの下に隠していたスニーカーも掴み取る。窓を開けた麻衣はスニーカーを履き、屋根に出た。
高橋ショウ @zrx78
 という掛け声と共に飛び降りた麻衣は、ブロック塀に着地。その後に路面に降りる。窓から外に出たのは、母親に気付かれないためだ。玄関から出たら、母親に気付かれてしまう。
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コメント

神條遼@Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka 2013年2月2日
スラスラ読めるのはいいんですが…… 第一節に比べて中弛みが激しい気がします…… まだ序盤で、而も第一話も終わっておらず分割で読んでいるからこその感想だと思うのですが。これからの展開に期待してます。
高橋ショウ @zrx78 2013年2月2日
まとめを更新しました。
高橋ショウ @zrx78 2013年2月2日
まとめを更新しました。
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