「しばき隊」がしばくのはレイシズムをめぐる日本のタブーである
「しばき隊」に対する反響がこの数日で急に大きくなってきている。相変わらずとんちんかんなのや偽善的な反応が多いが、着実に「隊員」は増えてきている模様。反原発と全く同じ要領で、はじめは多方面から叩かれまくるだろうが、やがて多くの人にその存在意義が認められて「普通のこと」になるだろう。
2013-02-06 06:51:10これだけの反響があれば、それだけでもネーミングは正解だったはずだ。「在特会の横暴を許さない会」とか「新大久保レイシズム監視団」みたいなありがちなネーミングだったら、今の半分も注目されなかっただろう。ま、その場合でも、いろいろありもしなをアラを見つけて、馬鹿にして楽しむのだろうが。
2013-02-06 07:51:30おまわりさんがおまわりさんの仕事をきちんとしてくれてさえいれば、「しばき隊」などというものを発明する必要はなかったのだと言っていい。しばき隊の主眼の一つは、おまわりさんにおまわりさんの仕事をさせること、あるいは、少なくとも何がおまわりさんの仕事かを自覚してもらうことにあると思う。
2013-02-06 07:26:17まだ何もしていない「しばき隊」について、在特会の傍若無人振りに対する牽制という点から、その期待できる効果についてまともに論評している人はあまりいない。在特会などが「しばき隊」の出現に大いに戸惑うことは間違いないが、重要なポイントとなり得るのは、警察もまた戸惑うだろうということだ。
2013-02-06 08:31:52今回は静観を決め込むだろうが、「しばき隊」の動きがそれなりに広がってきたら、マスメディアも戸惑いの度を深めていくかもしれず、場合によっては、重い腰を上げるかもしれない。マスコミは、在特会の横暴や人権侵害を取り上げずに傍観者的態度をとってきたことに少なからず責任があるのだから。
2013-02-06 08:41:00野間隊長が「しばき隊」と命名した時点で、マスコミを意識してなかったことは間違いないが(笑)。すでにこれだけネーミングに対して否定的な見解で溢れているということは、マスコミ向けの命名でないことは明らか。ともあれ、何らかの形でこの問題に切り込んでくれる良心的な記者の出現を期待したい。
2013-02-06 08:44:31日本のマスコミがもっとしっかりしてたら、在特会がかくもドヤ顔で闊歩したり、国連から日本のレイシズムに対する警告が毎年のように発せられたりすることもなかっただろう。「普通の日本人」たちは、単にこういうことを知らなさすぎるのだ。
2013-02-06 08:50:45「しばき隊」は、そのネーミングも含めて、自らも「問題」の一部と化すことで、マスコミによって封印されてきた分厚いタブーの壁を打ち破ろうとする試 みでもある。反原発デモの継続と拡大によって原発という問題がタブーでなくなったように、しばき隊も現代日本のレイシズムというタブーに挑戦する。
2013-02-06 08:58:00