広島教採塾さん「就職活動としての教採の正体」のツイート。

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レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

2013年に連載を決行する3部作、「教採の正体」、「勉強を合格に」、「魅力・愛嬌・教師力」のうち、「教採の正体」の連載が今日から始まります!! 「教採の正体」とは何か? 教採の裏話を交えながら、ギリギリの語りを展開していきますね!!

2013-01-02 20:12:00
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

「教採の正体」は、次のような構成で連載を進めていきます。 1.就職活動としての教採の正体 2.組織人に出会う機会としての教採の正体 3.ミニマムとマキシマムが試される場としての教採の正体 4.面接官の正体から見える教採の正体 5.合格・不合格、運命の分かれ目で振り返る教採の正体。

2013-01-02 20:14:55
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

今日は、1.就職活動としての教採の正体、から語り始めていきましょう。

2013-01-02 20:16:08
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教員採用試験が就職活動であり、就職試験であることは当たり前です。でも、受験者の多くはそういう認識を持ってないのではないでしょうか。日本で通常行われているいわゆる「就活」が良いものかどうかの判断は留保するとして、教採が就活の一種であることを実感していない人はとても多いようです。

2013-01-02 20:27:06
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採を受ける人は、多くの場合、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学と進み、教採に合格して教師になります。いわゆる学校しか知らない人になる可能性はここから生じます。でも、ここでは、学校しか知らないということは問題にはしないでおきましょう。それよりももっと重要なことがあるからです。

2013-01-02 20:32:20
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

学校しか知らないという可能性よりもっと深刻なことというのは、教採受験者の多くが教採をこれまでの進学ステップや資格取得ステップと同じようにみなしているという点です。教採を受けることを、高校受験や大学受験、あるいは、英検とかTOEIC等の資格試験と同じように考えているということです。

2013-01-02 20:34:54
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

あらかじめことわっておきますが、全ての教採受験者がそうだというのではありません。そういう受験者がかなり多いということを指摘しているのです。多くの人にとっては、教採も高校受験や大学受験などの延長線上にあり、それらと同様の勉強をすれば合格すると思っているのです。

2013-01-02 20:38:19
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

高校受験や大学受験と同様の勉強をすることで教採に実際に合格するかどうかということも考えなければなりませんが、そういった勉強で合格する人が本当に教師に向いているのかということこそを真剣に考えなければならないでしょう。

2013-01-02 20:40:05
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

いわゆる就活に挑戦する人は、就活がこれまでの受験や資格取得とは全く異なるものだということを痛感します。単に勉強するだけではダメで、自分の魅力を伝え、自分に共感してもらい、好感を勝ち取ることが内定につながるということを体で学びます。高校受験や大学受験とは違う大人の世界を知ります。

2013-01-02 20:47:36
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

就活で学ぶことは端的に言えばこうなります。就活は自分だけの世界で自己完結はできない。自分でどれだけ勉強しても、面接演習してもダメ。就活は採用側という相手があることなので、相手を魅了しなければならない。自分の殻を打ち破り、相手の心をつかむことが内定につながるということを学びます。

2013-01-02 20:49:17
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ところが、教採受験者の多くは、就活を経験しませんから、結局のところ、高校受験や大学受験、資格取得試験の延長線上なのです。だから、教採の準備は自己完結型です。自分で勉強して、自分で面接演習して、それで臨めば何とかなると思っている。敢えて申し上げれば、子ども型の試験観なのです。

2013-01-02 20:51:24
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採も就活の一種ですから、採用側の都合があります。採用側の好みもあります。自分がいくら勉強しても、演習に励んでも、採用側には通じないことがあります。それでも、採用側を魅了し、採用を勝ち取るという大人の戦略に決定的に欠けるのが教採受験者の多くの実態です。

2013-01-02 20:53:12
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

もちろん、就活する人が大人っぽく、教採を受ける人が子どもっぽいなどとステレオタイプに決めつけるつもりは毛頭ありません。でも、一般的な傾向からは、既に述べたようなことが言えるということを指摘しています。

2013-01-02 20:55:49
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

だから、教採を捉えるときには、高校受験や大学受験、資格試験のように考えてはいけません。教採は恋愛と同じように捉えるのが最適です。受験や資格は、相当程度まで自分だけの努力と練習で勝ち取れます。自分だけの能力アップで何とかなります。でも、恋愛はそうはいきません。

2013-01-02 20:58:18
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

恋愛は、自分だけの努力や思いで、全てが上手くいくとは限りません。確かに努力や想いは貴重であり、大切です。でも、例えば、私がどんなにある人のことが大好きで、その人のことを想い続けても、その人が私のことを好きになってくれるとは限りません。

2013-01-02 21:00:23
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

恋愛は相手があることですから、私の独りよがりの努力や想いは、相手に認められないだけでなく、相手から鬱陶しいと思われることだってあります。就活でも同じことです。教採の一種である教採でも同じことが言えるのです。

2013-01-02 21:01:44
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

しかし、教採だけに挑戦する人は、それが初回であっても、講師経験を何年かしての挑戦であっても、教採を高校受験や大学受験、資格取得試験のように捉えてしまいます。なぜなら、それしか知らないからです。自分が自分勝手に勉強しておけば合格するはずだと信じているのです。ここが危険なのです。

2013-01-02 21:06:18
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

よく教採に何回も不合格になった人から、「毎年必死で勉強しているのに、なぜこんなに何回も落ちるのでしょうか?」という質問を受けることがあります。この質問の答は簡単です。「そんな風に思っているから落ちるのです!」が答なのです。採用側に評価されない人は受からないだけなのです。

2013-01-02 21:09:42
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

恋愛で喩えてみましょう。「何回もプロポーズしているのに、なぜ毎回、ノーと言われるのでしょうか?」 答えは、「そもそも何回もプロポーズするあなたが気持ち悪いんだよ!」となりかねませんよね。独りよがりな人は、相手があるチャレンジには弱いのです。ここを克服することが何より重要なのです。

2013-01-02 21:12:15
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採の話に帰ります。教採は就活の一種に他なりませんし、就職試験の一つです。だから、高校受験や大学受験、資格取得試験のメンタリティを変えなければなりません。教採では、採用側に認められること、採用側に魅力を感じてもらうこと、採用側に雇いたいと思わせることが何よりも重要です。

2013-01-02 21:15:35
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

たまにそこまでして教師になりたくないという人がいます。どうかならないでください。教師は人と接する仕事です。人に影響を与える仕事です。子どもの心と命に関わる仕事です。独りよがりの勉強しかできない人が就く職ではありません。受験生の心だけでは教師にはなれません。人と関わる心が必要です。

2013-01-02 21:21:47
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ここまで書くと、こう言いたい人も多くいるでしょう。「自分は受験生マインドではない。教育実習や毎日の授業では真剣に子どもに関わっているし、子どもの成長を支援することに生きがいを感じる。子どもを育みたいから教師になりたいのだ。」 この言葉にウソがあるとは思いません。

2013-01-02 21:25:12
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教師になりたいと言う人は、子どもが好きです。教えることが好きなのです。子どもの成長に貢献することに生きがいを感じています。これは真実です。そこは素晴らしいのです。でも、教採に挑戦する段になると急に単なる受験生になってしまうのです。自分がこれまで経験した受験生マインドになるのです。

2013-01-02 21:28:00
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私はこの現象を「教師の心を持ったお子ちゃま受験生」と呼んでいます。教育に対しては情熱を持ち、子どものことを真剣に考えながらも、自分が挑戦する教採に関してはナイーブなお子ちゃま受験生になってしまう。幼稚で稚拙なお子ちゃま受験生マインドを大人の教師候補にするのが教採合格の秘訣です。

2013-01-02 21:35:57
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

「教師の心を持ったお子ちゃま受験生」をいかにして克服するか、これができれば教採合格は簡単に勝ち取れます。教採の正体は就職活動ですから、採用側に自分を「どうしても採用したい・この人を教師にしたい!」と思わせることができる教採戦略を立案し、実行していけばよいのです。

2013-01-02 21:41:07