KDPで使える! 固定&リフロー用ファイル作成方法
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これより、アマゾンのKDPというシステムでkindle本を出版する際に必要となる各種のツールを使いこなすための、誰にでも簡単に理解できる手順書をまとめたいと思います。この内容くらいは全世界に無償で公開されているべきだと僕は考えています。情報は確かにあるんですが散らばってるんです。
2013-02-10 00:37:34つまり、いろいろ探せば、あああった、ここに書かれてる、ってことになるんですが。それが一カ所に集積されてて、ここを観れば万事解決する! もう、誰もが、今すぐに作れちゃう! ていうのがないんですよ。ノウハウが乏しいことが、「KDPや電子書籍」というものの普及を遅らせていると考えます。
2013-02-10 00:39:11KDPでは、いろいろな人たちが、各自の思惑に沿って創作しています。バリバリの商業でやろうという人。気軽に趣味としてやりたい人。同人創作というスタンスを引き継ぐ人。それぞれが自分たちのやりたいようにやれることが、KDPのよさであると僕は信じます。結果は読者が左右することなんですよ。
2013-02-10 00:40:24そういう意味で。「誰もが簡単にスタートラインに立つことができること」くらいは、保証されているべきだと思うから、こうしてまとめを何重にも作って、普及を後押ししています。KDPが界隈として育っていくことでより多くの創作者たちが参入することができ、結果としてクオリティは高まるでしょう。
2013-02-10 00:41:27誰もが一発作成できる簡単な手順書を作りたい!
KDPで作品を出版するという行為が一般化するためには、その手段も一般化していなくてはなりません。道具の存在が、その分かりやすくて具体的な使い方が、多くの人に簡単に理解されるように説明されている必要があります。
アマゾンにダイレクトに納品できるファイルを作るためにはどうすればいいのか。いろいろなやり方があると思いますが、確実にできる方法をまとめました。固定レイアウトについては難しいので、一部難解な内容になってしまい・・そうでしたが、いろいろな方々にご教示いただいた結果、比較的簡単な方法で、ズバッと作り、きれいに動作させることができました!!:)
画像はそれぞれクリックすると大きくきれいに表示されます。
前半は、まず簡単なリフローレイアウトの手順書です。
固定レイアウトは後半にあります。
※他にもおすすめなまとめ
電子書籍のノウハウを徹底的にまとめてみた!
http://goo.gl/GErs2
二大キュレーションサイト
キンドる速報
http://bookdi.gger.jp/
きんどるどうでしょう
http://kindou.info/
重要:アマゾン推奨の納品ファイルはmobiファイル?!
特に後半の固定レイアウトでうまくいかなくてはまっていたのですが、いろいろな方々にご教示いただいた結果、アマゾンが納品ファイルとして期待しているのはむしろmobiファイルではないかということが分かってきました。
アマゾンの納品画面を見ると、epubって確かに書いてあるんですけど・・。でも、公式のドキュメントとかにはmobiがいいみたいなことが逆に書いてあるんです。実際に、epubで納品すると、固定レイアウトではずれてしまい、うまくいかないのです。previewerでmobi化してみて、このまま配布してもいい完成度なら、そのmobiを、そのままアマゾンでの納品のファイル選択部分に入れてみてください。
epugを入れたのと同じようにスムーズに完了するはずです。mobi入稿は可能なのです!
むしろPDFもできるとまでいわれています。まだやってみてはいませんが。
1、Kindle Previewerの手順書
まずは、epubを作るためのソフトよりも先に、完成したepubをmobiに変換しつつ、その内容を実際の端末と同じように確認できるソフトをご紹介します。これがないと、epubを作っても内容を確認することができないからです。最終的にこれで変換したmobiを納品できますし、エラーログが分かりやすいので変換ソフトとして優秀です。公式のものですからね!
入手用のURL:
http://goo.gl/mDKfa
アマゾン公式の、epubをmobiに変換し、それを端末に近い状態で閲覧して動作確認できるソフト。エラーなくmobi化ができるか確認できる。
このように縦に広い画面が出てくる。
設定として特にいじったほうがいいのは右下の部分。端末の種類をkindle paperwhiteに変更。その下の二つの項目が、縦、日本語、となっているのを確認します。
あとはこの広い画面のどこでもいいので「epubファイル」をドラッグ&ドロップしてください。自動的にmobi化され、随時作られる新しいフォルダの中に保存されます。
あるいはすでに完成しているmobiをドラッグアンドドロップすると、設定した端末でシミュレートされたプレビューとして表示されます。
epubファイルをドラッグアンドドロップし、しばし待ったら出てくる画面です。1、正常に変換される。2、エラーが出て止まる。3、エラーが出たけど通る。4、変換できない。などの分岐になるでしょう。「ここに生成されました」の部分をクリックするとmobiが作られたフォルダに飛ぶ。右下の「↓」をクリックすれば、エラーが出た場合に確認できる。
ここでのシミュレーションは結構細かいので便利です。実機確認が不要とまではいいませんが、細かい調整などの際にいちいち実機に移さなくても済むなど、まずイメージを確認する程度なら事足りる。
ただし完全ではないので、やはり実機のkindle(PW、HD両方)や、スマホにインストールしたkindleアプリでの確認は行っておいたほうがいいでしょう。いきなりアマゾンに納品するのはリスクが高すぎます。この画面では、左右のページ送りの向きとか、画面中のどのくらいのサイズで表示されているか(全画面に近いか余白があるのか)などが確認できます。
ぼんやりとした画質なので、推敲ができるほどのものではないです。
こんな感じで、画面にドロップしたファイルが存在する場所に新しくフォルダができてるはずです。できてなかったら右クリックから画面のリフレッシュを行ってみてください。
フォルダに、「サンプル作品_2013-01-26_19-16-15.mobi」といった感じでファイルが入っています。あとはそれをUSBで繋いでkindleに移し、どんな風に表示されるかを確認しましょう。メール添付を使ってアマゾンクラウドに送ればスマホでも確認できます。
上述した通り、アマゾンがmobiファイルでの納品を期待しているということなら、このpreviewerで変換したmobiをそのまま使えばいいことになります。エラーログが分かりやすいですし、公式のツールなので、previerweの価値が高まりましたね!
2、「かんたん電子書籍作成」を使ってワンタッチで作成しよう!
多くのKDP作家たちが愛用している、ワンタッチでリフローコンテンツを一発作成できるツールがこの「かんたん電子書籍作成」です。ウェブページになっていて、つまりブラウザからepubを作成することができるんです。
「かんたん電子書籍作成」
入手先および解説もこちらにバッチリとあります。
http://books.doncha.net/epub/
普段から電子書籍に関して非常に役に立つツイートをされている、編集者でもある飯田哲章さんという方が、ご自身で精力的に開発されているツールです。われわれ書き手と非常に近いところに開発者がいて、実際にツイッターでお話もすることができますし、ご自身が編集者という立場から、KDP作家を応援したいという思いを込めて丁寧にツールを作っていらっしゃいます。
簡単EPUB3作成。シンプルな縦書きの小説なら、こちらで作成。 http://t.co/qkI18GRI 本文テキストと表紙画像だけでOK。そのままkindleストアの登録に使えます。 #kindlejp #comitia #bunfree (1/27 8:12)
2013-01-27 08:12:02実際にページに飛んでみると、まさにもうあとは使うだけという状態で、ウェブページとしてのツールが用意されています。送信する、ボタンの少し下に注意事項が書かれているので読みましょう。画像の形式とか、あとはファイル名を半角英数字にするといったことですね。