夢の記録:殺さなければ席のない自習室
- tkr_hirabayashi
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俺はどこかに出掛けた帰り道、とある予備校の自習室へ勉強をしに行った。一人の年の近そうな女性と共にきれいな建物のエレベーターに乗ってそれなりの階まで上がる。7階だった気がする。何度か訪れた事のある感覚で記憶を確かめつつ進む。実際現実には建物も予備校も全く知らない。
2013-02-09 01:21:22自習室に入るには受付で手続きをして認可証のようなものを身に着ける必要がある。どこに着けてもいいが面倒だったので犬の赤い首輪のようなものを首に巻いた。貰った瞬間は違う形状だった気がするが首に巻く時は首輪のようになっていた。 それを巻いて自習室へ進む。
2013-02-09 01:26:32ここからがメイン。 自習スペースへ行くと長机が大量に一列で並んでいて、一つに四人ほどが後ろまでキッチリ詰まって座っていて、静かにかつ必死に勉強している。何故か全員アフリカの少年達の様に見えた。 そして一番前の机の前に小さい机と座席表らしき白い紙、その側に男と学生二人が居た。
2013-02-09 01:32:09突然前から向かって左端後方の少年がその左上の方から飛んで来た銃弾により頭を吹き飛ばされる。理由はよくわからない。スイカが弾けるように頭が赤く破裂した。他の少年達は変わらず必死に静かに勉強を続けている。自分と近くに居る学生二人だけが震えている。学生は自分と同じく席待ちだった。
2013-02-09 01:37:24少年達の後方の壁には少し高い所に紺の服の武装した人達が並んでいて、上方から少年達を見下ろす形で監視している。 そこで何故か自分は、席は誰かを殺して確保するというルールになっている事に気付いた。
2013-02-09 01:42:46するとそれを知ってか知らずか、近くに居る男が小さな拳銃を取り出して、最前列の少年達の前を歩きながら、誰を殺そうかなと言わんばかりに頭の上で順に銃口を彷徨わせた。
2013-02-09 01:45:30誰も明言はしていないが、なんとなく、ここで誰かを殺さないと、決断せずにずっと立っていると自分が殺されると思った。帰ろうかとも思ったが帰る素振りを見せれば殺される気もした。 しかし誰も殺したくない。 側の二人の学生に目をやると二人ともまだ震えたままで動けそうになかった。
2013-02-09 01:48:29まずい、殺される、死にたくない、殺される前に早く殺さなければ。と思い男から拳銃をひったくり狙う。こんなに志高く必死に頑張る子供達を殺すなんて、いや殺そう、そうするしかない誰かを殺そう、誰を殺す、誰が妥当だ、でも皆必死じゃないか、しかし迷う暇は、ええいままよ、誰でもいい誰でも誰か…
2013-02-09 01:55:12とガタガタ震える手でなんとか銃口を子供達の頭の位置に向けて引き金に指をかけて前から後ろへと流していき、途中で立ち止まり引き金を引きながらどんどん早まる鼓動と呼吸で最後の決意までの逡巡をしているとそのまま目が覚めた。
2013-02-09 01:59:27