ただ漠然と恐れるより 相手の正体が知りたい…② NO.19~23

2回目は「放射線に対するタンパク質」について、ツイートしてらっしゃいます。NO.0~NO.18も勉強になりました♪
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レイジ @sinwanohate

放射線と細胞19:今まで放射線によるDNA損傷に対する比較的長期の細胞の反応を見てきましたが、短期的な反応についても調べました。DNA切断によってまず何が起きるのか?

2013-02-10 22:47:42
レイジ @sinwanohate

放射線と細胞20:①DNA切断面に親和性のある3タンパク質の複合体が結合する。②ATM(リン酸化酵素)が活性化され、標的のp53やChk2タンパク質がリン酸化され活性化する。これらが細胞増殖の阻害や細胞死誘導の働きを持つ。 http://t.co/1uXXJ1Uw

2013-02-10 22:48:08
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レイジ @sinwanohate

放射線と細胞21:ATMはp53など、遺伝子発現を調節するタンパク質をリン酸化して活性を変化させる。細胞はそれぞれ固有の遺伝子発現のパターンを持っているが、放射線によるATM活性化は、その細胞の遺伝子発現のパターンを変化させる。

2013-02-10 22:50:19
レイジ @sinwanohate

放射線と細胞22:この遺伝子発現パターン変化を利用して、放射線の線量に依存した反応の違いの研究が始まっている。ある研究では20mSvから4Svまで放射線を変化させた時、20mSvでも遺伝子発現に変化が現れ、低中高の線量でそれぞれ特異的な遺伝子発現を検出したと報告している。

2013-02-10 22:54:15
レイジ @sinwanohate

放射線と細胞23:こういう研究が、線量に応じた細胞の反応の違い、特に低線量での細胞反応のメカニズムを明らかにするかもしれない。また、細胞が受けた線量をモニターするのに、線量依存的に発現量が変化する遺伝子がマーカーとして使えるかもしれない。

2013-02-10 22:56:04
レイジ @sinwanohate

以上、放射線に対する細胞の短期的反応についてでした。タンパク質の名前がいっぱい出てきて、私も一杯一杯です。わかりにくかったらごめんなさい。これからもなぜだろうと思うがあったら調べて報告したいと思います。おもしろいと言ってくださる方がいて励みになりました。ありがとうございました。

2013-02-10 23:10:31